同期に嫉妬されて嫌味を言われる状況を見事改善した体験談

今回紹介するのは、同期入社の同僚に嫉妬され嫌味を言われ続けた体験談です。

職場の同僚というものは、どうしても仕事の出来不出来で差が出てしまいます。そしてそれに伴って嫉妬いうものもついて回ります。

社会というものでは、正義が勝つなどという一般論はもちろんなく、むしろ先に汚い手を使った方が得をする場合も多いです。

今回の体験談では、同期に嫉妬されて嫌味を言われている状況を見事解決したものとなっていますので、是非参考にしてみてください。

同期の嫉妬から嫌味を言われ続けた体験談

私の勤務していた会社は、某企業の関連会社。

社長や役員、その他主要な役職は天下りや本社から出向を命じられた人間が占めており、生え抜きは課長止まり。

そのせいか、比較的、社員の綱紀粛正に疎い会社でもありました。
そんな中で私が悩んでいたのは、同期入社のひとりから受け続けた嫉妬からくる「無意識の嫌がらせ」でした。

入社から数年後、人事異動で同じ部署にやってきたその彼は、酒の席やことあるごとに、私に対してほめ殺しをしてくるようになったのです。

たまたま私の方が所属部署の中でのキャリアが長く、仕事に慣れているのに対して、彼は不慣れな業務に悩んでいたのかもしれません。

自分が仕事上でミスをすることへの「予防線」に、ことあるごとに私をほめ殺すことを使い、「俺なんて」というのが彼の口癖でした。

それだけならまだしも、元々人事部にいた彼は、あろうことか、酒の席で私の入社試験での成績を暴露。

先に述べたように管理職の意識が低く、社員のモチベーションやモラル意識があまりない環境の中で、私の入社試験の成績の話は面白おかしく広まってしまい、私がちょっとミスをおかすと、「入社試験はトップだったのになあ。○○君でもそんなミスをすることがあるんだな」などと揶揄されたり、「入社試験の成績をハナにかけているからそんなことになるんだ」などと、理不尽な叱られ方をするようになってしまいました。

新卒採用人数が少ないため、どうしても管理職の人たちは、同じ年に入社した人間同士の比較や、世代による出来不出来について話すことが多い社内環境で、私はとても居心地の悪い思いをしながら働き続けました。

そして、私の暗い気持ちをよそに、同期入社の例の彼はやはり嫉妬心の裏返しで私のほめ殺しと自分を卑下することをやめませんでした。

私なりに、そんな環境を変えるためにしたこと…それは、くだんの彼をひたすらほめ返すこと。

他の社員がいる場所で公にほめるのは嫌味に取られることもあるので、マンツーマンでいる時を狙って、「君のおかげでプロジェクトがうまく運びそうだ、ありがとう」とか、「このジャンルなら君に頼むのが一番だな」といった言葉をかけ続け、自信を持ってもらうようなメッセージを送り続けたのです。

その効果もあってか、次第に彼も私へのほめ殺しをしたり、人事部時代に得た私の個人情報を不用意に漏らすことはなくなりました。

私の会社のようなモラルの低い環境では、正攻法で嫌がらせに反撃しても効果はあまりありません。

それどころか、かえって周りの反感を買い、事態を悪化させることにも。

それよりは、相手に好感を持ってもらう、あるいは、あえて自分の存在を薄くすることで、人間関係のトラブルを回避した方が得策だったりします。

本来ならそんな環境に身を置くのはバカバカしいことですが、自分の収入や生活を守るためなら、そのバカバカしさを受け入れてうまく立ち回る柔軟な姿勢が世渡りのコツなのだと、今ではしみじみ実感しています。

まさに今の現代社会を表した体験談だと思います。今回の体験談で嫌味を言っていた同僚はまだましな方かもしれませんね。

この同僚にとっては、もしかしたら嫌味などという気持ちはなくナチュラルに行った行動なのかもしれません。

しかし、こんな間違った行動が受け入れられる状況が現在のモラルの低い社会ではまかり通ってしまいます。

これに対して正攻法で対抗しても、体験談にあった通り効果は薄いですし、社会ではデメリットしか生まない結果になったりします。

社会人という立場を考えれば、どんな事をされても喧嘩腰になるのではなく、冷静に相手をどう鎮めるかを考えるのが大事になります。

もう大人なのですから、相手を蹴散らすのではなく社会全体の事を考えてプラスになる事を考えなければなりません。

職場の年配との付き合い方の記事では、正にそんな状況で参考になる考え方が書かれています。

こういった考え方をしていれば、同僚への対応もストレスなく行えるようになるはずです。

そう考えれば、社会にはそんな非常識な人物はたくさんいますので、それを一人一人相手にする必要はありません。

自分が被害を被ったら、自分にマイナスになると考えてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。

自分が我慢するのではなく、受け流してあげる事が社会でうまくやっていくコツなのですね。

考えすぎて悔しい思いをすることがあるかもしれませんが、みなさん決して喧嘩腰にならず、嫌な相手を受け流すことができる素晴らしい社会人になってください。

今回の記事を読んでいる方には、嫌な上司とストレスなく付き合っていく唯一の方法の記事も非常に参考になると思いますので、是非ご覧になり、ストレス軽減に役立ててください。