今回紹介するのは、どんな会社にも一人はいる嫌な上司との付き合い方についてです。
嫌な上司に悩まされているという状況は、我慢したり反論したりしても何も解決しません。
解決するどころか、かえって日を追うごとに悪化してしまう事にもなりかねません。
我慢したとしても相手を調子づかせる可能性がありますし、反論したら相手を逆上させかねません。
それでもそのままでは、あなたの仕事環境どころかプライベートな時間にまで影響を及ぼすようになってしまいますので、今回はそんな嫌な上司とストレスなく付き合っていく方法について詳しく紹介していきます。
まずは、同じような状況で悩んでいた方の体験談をご覧いただき、その後に嫌な上司との付き合い方を詳しく紹介していきます。
このような問題において、他の方の体験談を読むということは、冷静な目線で見る事ができますので、あなたの状況にもきっと参考になる部分が見つかります。
今の自分の状況は忘れて、まずはあくまで客観的に体験談を読んでみてください。
嫌な上司に悩まされた体験談

中小企業の社長夫人
私の職場は従業員300人ほどの中小企業です。
ただ、社長をはじめ役員は兄弟や親戚でいわゆる同族会社です。
親族での揉め事は日常茶飯事でもうなれましたが、厄介なのはパートみたいな時間で勤務している社長の奥様です。奥様は役員ではありません。むしろ役員には嫌われています。
この奥様は二重人格どころか三重人格くらい厄介です。
口癖は「私は職場には感情は持ち込まない人だから」です。
これが面白いくらい真逆です。一部の社員だけを優遇し、意見する社員は旦那である社長に告げ口。
嫌な上司の特徴
一番ひどいのは人間関係をこじらせるためにありもしない話を噂として広める事です。
例えば、
・私が連絡先も知らない女性社員と不倫をしている
・私は借金まみれで給料日にサラ金に金をかえしている
など数え切れないくらいの作り話を社内に広めます。
もちろん全て作り話で真実ではありません。この被害にあっているのは私だけではありません。
奥様と仕事上関わる人で気に入らない場面があると必ずありもしない噂が飛び交います。
また趣味のスポーツ絡みで知り合いを縁故で勝手に採用しますが、ろくな人間がいなく、さらに彼らをかばうので対処のしようがありません。
その奥様は英語はビジネスレベルなのですが、それ以外は何もできないです。小姑のように仕事上どうでもいいようなことをいかにも会社の存続を左右する一大事みたいに言うので笑いを堪えるのに必死です。
私が大型案件の受注のため試行錯誤していると、「そこの社長と仲良いから言っといてあげるよ、大丈夫だよ」と妄想発言をします。
たかが中小企業の社長夫人が経団連にも加盟している大手企業の社長と仲が良いはずもないし、仮に仲が良くても社長に言ったところで現場に落ちるわけがないし全く信じているものはいません。
少し時間が経ってから「あの件どうなりました?」って聞くと「日曜日に一緒にゴルフしたんだけど言うのわすれちゃったぁ」が決まり文句。
ありもしない噂を社内にながす
特定の社員だけを特別扱いする
どうでも良いことを大げさに煽り立てる
大企業の社長はみんな知り合い
など毎日こんなことばかり言っている人とデスクを横にして仕事をするのは大変です。
変わった人はたくさんいますがここまでヒドイ人は初めて会いました。
体験者の考える嫌な上司との付き合い方
頭がおかしい残念な方だから、何を言っても言われてもしょうがないと考え極力会話をしないようにしています。
社内でも徐々にではありますが奥様のお人柄が浸透してきて、噂話も作り話とわかってくれる人も増えましたし、関わらないようにする人も増えてきました。
今では3分の1くらいの社員は距離を置いて接していますし私もそうしています。自ら話しかけることはせずに、話しかけられた時は差し障りのない返事で返しています。
おそらく今年50歳くらいだと思うのでこれも更年期のひとつかなぁとも思っています。
ただ社長の奥様のため社長には良い顔はするので失注の原因が私とは無関係の場合も私のせいにされたりするので、必ずやり取りはメールで行い証拠を残すようにしています。
妄想癖が激しく口も達者なので言った言わないになったら私の勝ち目はありません。
社長から問い詰めらた時はメールを全て転送し、これでも私が悪いなら会社辞めますって言うとだいたい謝ってきます。
メールで証拠を残すことは大切です。
嫌な上司と付き合う上での注意点

上司は上司であるという事
どんな会社であろうとも、上司である限り相手の方が権力を握っている事は間違いありません。
だからといって我慢しなければならないという事ではなく、相手の面子は保ってあげるという事が大切になります。
無視したり反論したりすることは、よっぽど頭の切れる人でない限りは、大火傷を負う結果となってしまいます。
この記事を読んでいるという事は、そういった行動が出来なくて悩んでいる人達だと思いますので、別の安全な方法で問題解決していきたいと思います。
まず体験談のように、自分の非になる部分を回避するための手段は絶対に取っておく必要があります。
先ほども申し上げた通り、権力は向こうの方が上ですので、難癖をつけられたら勝ち目はありません。
体験談のように、メールでやり取りして証拠を残すというような、自己防衛手段は絶対に持っておきましょう。
その上で、相手が可哀想な人なんだという接し方をしていくのが、嫌な上司とストレスなくやっていける唯一の手段になります。
ではその具体的なやり方についてですが、体験談のように近づき過ぎずに、仕事上必要最低限の事だけ接するようにして、相手がスイッチが入った状態になった時には、自分に非がなくなるような自己防衛手段をとりつつ、受け流すというのが一番になります。
嫌な人との付き合いというものは、感情が間に入ってしまうと流せるものも流せなくなり、その感情一つで相手ではなく自分自身のストレスがたまる結果となってしまいます。
嫌な事というのは、考えれば考えるほど気になってしまうものですから、そういう人なんだと割り切って気にしないようにすることが、付き合い的にもそして自分自身のストレス的にも最善の方法です。
今回の問題だけでなく、会社の付き合いでも友達との付き合いでも、また家族との生活においても、気になる部分というのは、気にし過ぎると益々気になってくるようになってしまいます。
考えれば考えてしまうほど、次同じことが起きた時にさらに腹立たしくなってしまいます。
人間社会で生きていくには、人への不満というものはあって当たり前のことですので、気にし過ぎないように生きていくというのが非常に重要になってきます。
そしてもうひとつ大事なポイントは、転職についてです。
社会という枠組みは非常に大きいものですが、自分の働いている会社という小さな環境ですらも、深い悩みに陥ってしまうと、その環境から逃げ出せない人も多くいます。
他人から見れば、それだけ苦しいのなら辞めればいいのに、と思うような状況でも、なかなかその状況からは簡単に逃げ出せない人は多いはずです。
これはその人それぞれの性格というわけではなく、深い悩みに陥ってしまった人の特徴といった方が近いと思います。
悩んでしまえば悩んでしまうほど、精神が蝕まれれば蝕まれるほど、その人の世界観は狭くなってしまい、逃げ出すことが難しい事になっていきます。
そんな状態になってしまう前に、転職という事は絶対に頭に入れておくべきです。
実際に転職をするかどうかは別にしても、転職の情報を頭に入れておくだけでも、その時の悩みの大きさは変わってきます。
悩みに翻弄されて、自分の精神状態を蝕まれる状態になる前に、転職という事を頭に入れて、その情報をしっかりと収集しておくことで、何かあれば転職できるという現実的な考えを持つことができます。
それだけでも、今の精神状態は大きく変わり、悩みすぎるという事はすくなくなるはずです。
そういう転職の情報を収集しておくというのは、デメリットは何もありませんので、本格的に転職を考える前からしっかりと情報収集しておくようにしてください。
転職の情報収集をする場合に、転職サイトでは、企業の口コミや年収などが見れたりするものもありますので、こういったサイトに登録して、前もって情報収集してくことが非常に大事になります。
不満はあるけど、転職なんてまだまだという方にこそ、今からいろんな情報を集めておいてほしいと思います。
その情報があるだけで、あなたの現状も将来もきっと今とは変わってくるはずです。
働くという事に関して、今回の問題だけでなく、他にもいろいろな悩みがあるでしょうが、今回の記事で書いたことをぜひ参考にして頂いて、今後のあなたの素晴らしい社会人人生に役立ててください。