異動後の人間関係の問題を転職で解決した体験談

順調に社会人生活を送ってきたにも関わらず、異動によって人間関係に悩まされる人も多いと思います。

これまで築いてきた人間関係がすべて水の泡になってしまうばかりでなく、異動先に何かしら問題のある上司などがいれば今後の仕事は毎日頭を抱えるような状況になってしまいます。

 

かといって異動をなしにしてもらえるような裏技もありませんし、手ごわい上司との関係を良くしていくのも現実的ではありません。

こういった場合には転職という事を考える人が多いと思いますが、実際転職以外に有効な手はありません。

 

仕事でのストレスというものは、気が付けば思っていた以上に重症化してしまうというのは良くあることですので、早め早めの対策が必要になります。

さらに悩んでしまうと、人というものはどんどん視野というものが狭くなってしまい、解決するための行動というものも取りづらくなってしまいます。

悩みが重症化する前に、そして出来るだけ早い段階で行動していく事が重要になります。

 

また転職をする際にも逃げるような転職では、問題を解決する事は出来ません。

逃げたいという目標になってしまうと、早く転職先を決めたいという事に繋がってしまいます。

 

転職を成功させるには、しっかりした情報収集と見極めが大切ですので、早く決めたいという焦りは禁物になります。

自分の理想の転職の条件を決めて、それを叶えるための転職活動を行っていく必要があります。

 

こういった転職に関するノウハウは、頭に詰め込もうと思ってもあんまり意味はありません。

その状況をしっかりと理解して判断していく事で、初めて自分自身の転職活動に生かされていきます。

 

そのために一番手っ取り早いのが他人の成功談や失敗談を読むという事です。

体験談というものは実際に起こった話ですので、臨場感があり非常に頭に入りやすくなります。

 

また真剣に読めば状況も感じながらその時その時に判断する事が出来ますので、体験談を読むという事はあなた自身の転職活動の経験値を上げてくれることに繋がります。

これから紹介する体験談は、今回一番伝えたい異動による人間関係の悩みを解決する難しさと、転職活動における大事なポイントが非常に分かり易いものになっていますので、是非じっくりと読んで頂きご自身の経験値へとしてください。

異動による人間関係に悩まされて転職した体験談

異動による人間関係の悩み

システムエンジニアをしており、作業内容としては、自分の性格にとても合っていて、とても大好きでした。

細かい作業でたまにチームプレイもあったし、男性ばかりだったので女性は私一人ということもあり、可愛がってもらえて環境にも恵まれていました。

 

しかし異動によってガラッと関わる人間関係が変わる事となり、厳しい部署への異動が決まりました。

前評判と他の人からの噂などから厳しい人がいると聞いていたのでびくびくしていたのですが、感じの良い女性で周りが言う程の人でもないと思って安心しました。

 

彼女が私の教育係となり、ワンツーマンで教えてくれて、一緒に作業も行うことになりました。

そこからが地獄の始まりでした。
その先輩は、家庭の事情を言い訳にして私に作業を押し付けて帰り、次の日私の作業が終わってないと今日ここまで終わらせてと言って、また一人先に帰るのでした。

夫と別居中で実質子供を一人で育てているから凄く大変だというのをペラペラと話してきて、正直本当にうるさかったですし、社会人に独身も既婚者も関係ないと思っていたので、本当にストレスでした。

ストレスの限界

ストレスの限界

そこから彼女へのイライラとストレスが溜まっていきました。

どんどん作業の計画が遅れているのを、私のせいだとちくりちくりと言ってきたりして、精神的にも追い詰められました。

 

そのせいでどんどん残業時間も増え、ついに60時間残業を超えた月が3か月も続いてしまいました。

そこからは、もうただただ毎日辛くて、食欲も無く睡眠も取れませんでした。正確には、睡眠を取る時間はあったのですが、眠れなくなっていました。

 

その状態が続き、朝いつも通り通勤のために満員電車に乗り込もうとした時に、電車に乗った途端に過呼吸になり、普段30分で通勤できるとこが倍以上掛かってしまいました。

こんなに辛い思いをするならば、もう辞めようと思いました。病院にも行きましたが、結局ドクターストップという形になり、仕事を辞める事になりました。

 

気持ちも不安定で、朝起き上がることさえも体が鉛のように重くて、自分が病気になったのだと初めて自覚した瞬間でもありました。

辞めてからはしばらく気分転換などをして、精神的にも肉体的にも整えることを最優先にしました。

転職を成功させるための転職活動の方法

転職を成功させるための方法とは?

辞めてから3か月くらいしてから、ようやく働く意欲も沸き、転職するために活動しだしました。

転職に当たっては、人の伝手や転職サイトにも登録し、日々会社の情報を確認したり、最新の情報を収集するようにしていました。

 

面接を繰り返したりして、結果的には前職のシステムエンジニアを辞めて、営業事務へと転職することにしました。

転職するにあたって注意したのは、同じような結果にならないように、何が私にとって重要であるかを考えました。

 

一つの答えは、自分の時間をもてる職種であることでした。

平均残業時間が少ないというのが、自分の仕事とプライベートの両立ができ、そして自分の時間がもてる手段だと思いました。

 

実際に転職してからは、給料が今まで残業していた分よりも減りましたが、有意義な時間を持つ事ができて心身ともに健やかなので、ストレスもなく仕事と付き合えています。

結果的に私の転職は、大成功だったと思っています。

仕事での悩みと転職との関係

悩みと転職の関係

人生一度きりなので、無理を続けるぐらいならば転職することもひとつの手段だと思います。

年齢も関係なく、いつでも思い立った時に変化を生み出せます。生み出そうとする意欲を持っているか、持っていないかの違いだけで、誰でもそのチャンスはあります。

 

私は、あのまま残業地獄の毎日を送っていたら、入院してのベッド生活だったかもしれません。

会社は自分ひとり急にいなくなったとしても成り立つのだと気楽に考えて、責任感と言う名の誰が作り出したのか分からない社会人像は、転職する人に対して不必要です。

 

転職して引き継ぎをすることになって、元メンバーへ申し訳ないなど必要以上に思う必要などなく、自分の人生を最優先にして生きていくことが転職への第一歩だと思います。