今回紹介するのは、トイレトレーニングがうまくいかない人に参考になる、そんな時に知っておいてほしい事についてです。
子供がトイレを自分で覚える為に、他の子の成長や自分の子供の状況などで焦ってしまう気持ちは分かりますが、トイレトレーニングをする際には気を付けなければならない事があります。
この事をしっかり考えておかなければ、子供にとっても親にとっても、トラウマや後悔が残ってしまう事になります。
今回の記事を読んでいただければ、トイレトレーニングの際に気を付ける事や、始めるタイミングなど分かってくると思いますので是非参考にしてください。
今回は、同じように子供のトイレトレーニングに悩まされた体験談をご覧いただいた後に、その時に知っておいてほしい事を紹介していきます。
体験談も同じような悩みを持っている人にとって非常に参考になるものになっていますので、必ずご覧ください。
トイレトレーニングに悩まされた体験談
トイレトレーニングを始めた時期
娘はこれまで2回に分けてトイレトレーニングをしています。
2回目のトイレトレーニングの時は、驚くほどスムーズにおむつが外れ、布パンツになってからは、ほとんど失敗なくすごしています。
ただ、1回目のトイレトレーニングの事を思うと、今でも娘に申し訳ないことをしたと感じてしまいます。
1回目のトイレトレーニングを始めたのは、娘がまだよちよち歩きをしていた頃です。
家の近所に、娘と同い年の子が住んでいました。
その子は、月齢的には娘より遅かったものの、歩き出すのもおしゃべりをし始めるのも早く、表面的には『子どもの成長にはそれぞれのペースがあるから、全然気にしてないわ!』という風に装っていましたが、内心では我が子と近所の子と比較して、負けたような気持ちになり、せめておむつだけでも先に卒業させたい!!と、変な対抗意識を燃やしていました。
夏になり、トイレトレーニングを始めるには、絶好の時期。
私はやる気満々でオマルやトレーニングパンツを買い、半ば強制的に、娘にトレーニングパンツを履かせ、数日間過ごしました。
トイレトレーニングの成果
時間を決めトイレに連れていき、しばらくトイレで待ってみるのですが、まったくおしっこをすることはなく、部屋に戻ってパンツを履かせ、しばらくするとパンツの中におしっこをしてしまうことばかりでした。
それでも、根気よくトイレに座らせていると、たまたま一度タイミングよくトイレにおしっこをすることがありました。
私は、その事に大喜びして娘をほめたのですが、娘自身は、初めてオムツ以外の場所でおしっこが出たことに、びっくりしていました。
1回トイレでの排尿に成功したことで、更にやる気になった私は、それまで以上に真剣にトイレトレーニングに励みました。
でも、私がやる気を起こせば起こすほど、娘はパンツを履くこともトイレにいくことも嫌がるようになり、それがストレスになってしまったようで、ある時ひどい下痢をしてしまいました。
その時期の娘には、トイレレーニングを始めるにはまだまだ早い時期だったのです。
それなのに、近所の子の成長と我が子の成長を比較して、勝ちたいがために、娘の状況を見ることなく無理やりトイレトレーニングを始めてしまい、結果大きなストレスを与えてしまいました。
私は、その時になってようやく娘に無理をさせていることに気づき、必死にやっていたトイレトレーニングを止め、パンツからおむつに戻すことにしました。
トイレトレーニングをする上で大切な事
体験者の考える大切な事
今思えば、他所の子と自分の子を比較して、焦ったり対抗意識を燃やしたりすることが、いかに馬鹿げたことなのかと思います。
当時だって今だって、その子にはその子なりの成長速度があり、我が子には我が子の成長速度があるのだから、決して二人の成長を比較する必要などなかったのです。
娘の成長を確かめもせず、自分の見栄だけでトイレトレーニングを進めたがゆえに、娘に嫌な思いをさせ、しかも、当時の娘のために買った大量のトレーニングパンツは、ほとんど陽の目を見ないまま、今でもタンスの肥やしとして奥深くで眠っています。
その後読んだ育児本に『他人の子供と我が子の成長を比較する必要はありません。ましてやそれで喜んだり落ち込んだりする事など全く無いのです。なぜなら人それぞれ成長の速さは違うのだから。それでもどうしても比較したいのであれば、過去の我が子と比較してください。そうしたら、子どもの成長に気づくことが出来るでしょう』
ということが書かれていました。他所の子と比較してトイレトレーニングをした私には、ぐさりと心に刺さるものがありました。
もし、この話をあの時知っていたなら、娘に無理で無駄なトイレトレーングをさせることもなかったかもしれません。
トイレトレーニングがうまくいかないなら
子供のトイレトレーニングは、いざその時になってみれば、未知の領域で親も子も出来るんだろうかと疑心暗鬼だと思います。
このトイレトレーニングで一番大切なのは、子供の事を中心に考えるという事です。
子供を幼稚園や保育園に預けると、どうしても他の子の状況は気になってしまうものです。
でもこの時期の子供と言うものは、成長に大きく差があります。逆に言えば、成長に差があって当然の年齢です。
そんな成長の差がある子供に対して、まだ状況が整っていないのにトイレトレーニングをさせたりする状況だけは避けなければなりません。
このタイミングを見計らうのは非常に難しく感じますが、実際は何も難しい事ではありません。
子供と言うのは正直ですから、おむつをしていようが、トイレに行きたいと思っても行かずにおむつにしてしまえと思うようなものではありません。
おむつをしている状況だったとしても、その状態からトイレに行きたいときに教えてくれるようにお願いすればいいのです。
多くの人が勘違いしていますが、トイレトレーニングをするからといってトレーニングパンツをする必要はありません。
おむつをしている状態で、おしっこがしたいときに子供に教えてもらえばいいだけなのです。
そしてそれに慣れてきたら、トレーニングパンツをはかせて実践していけばいいのです。
このやり方をするだけで、子供がトイレトレーニングをしてもいい時期なのかどうかというのはすぐに分かります。
おむつをしながら、トイレを教えてくれないのなら、まだトイレトレーニングをする時期ではありません。
先にも述べましたが、子供の成長には大きく差があります。よその事比べてしまう気持ちもすごく分かりますが、自分の子供の成長をしっかり見極めて、一緒に成長を楽しんで行けるように心がけてください。