離乳食を食べないことでイライラしている人に知ってほしい大事な事

今回紹介するのは、赤ちゃんに離乳食をあげるようになり、うまく食べくれなくて悩んだ体験談です。

赤ちゃんは言葉による意思疎通が図れない事で苦労する事が多々ありますが、その中でも離乳食をあげる時に苦労する事も多いです。

赤ちゃんがミルクから離乳食になるという事で、人間らしさが表れてきて、親としてはとてもうれしいものです。

しかし、そんな感動的な成長も、赤ちゃんが離乳食を食べないことで、イライラしてしまうことも多いはずです。

スムーズに離乳食を食べてくれれば、イライラせずに子供の成長を楽しめるのですが、なかなかそう簡単にはいきません。

今回はそんな離乳食を食べさせる事、そして赤ちゃん自体について、体験談から考えていきます。

まずは体験談をご覧いただき、その後離乳食を食べてくれるようになるための対処法を紹介していきます。

楽しみにしていた離乳食をうまく食べてくれない体験談

子供に母乳やミルクだけでなく、食べ物をあげるということをとても楽しみにしていました。

離乳食が始まるまでに、いろいろ本を読んだりインターネットで調べたり、準備はしっかりしてきました。

ところが、現実は本当に大変なものでした。
まず、口に入れたことのないスプーンを口に入れることを嫌がりました。

10倍粥は、不思議そうな顔をしながら食べました。
試行錯誤しながら離乳食は進み、少しずつ食べる種類も増えていきました。

でも、食べるということが分かってきたのか知恵がついてきたのか?
食べ物を口に入れると、何回も口から「べぇっ」と出してしまうのです。

毎回毎回「べぇ、べぇ、べぇ」と出され、毎回の泣きながらの食事の時間となってしまいます。

子供も食事の時間が苦痛になり、親も毎回食事の時間が来ると思うと億劫で仕方がありません。

また、1回の食事の時間が長くなるので、一日中食事をしているような状態になります。

子供がちゃんと食べてくれないときは、「こうすれば食べるんじゃないか」「食材はこう切ってみよう」「舌ざわりをこんな感じにしてみよう」と親も時間をかけて手間をかけて食事を作ります。

手間がかかる分、作った食事に思い入れがある分、また子供が食べてくれないかと思うと気分も落ち込みますし、食事の時間が来たときに子供の反応がよくないと本当に気持ちが折れそうになります。

「市販のものを使ってみたら?」「3回食無理だったら食事の回数もう一回2食に減らしてみたら?」など、アドバイスをいただくこともあります。

でも、市販のものを使うのに抵抗があり、今の月齢で2回食に減らすのはどうなのか?と悩んだりで、なかなか踏み切れず、またブルーな食事の時間がやってきます。

望みはひとつだけ。子供も母も、楽しく食事タイムを過ごしたい。これだけです。

どうすれば子供が食事の時間を喜んでくれるようになるでしょうか?食事の時間が平和なら毎日が本当に楽しく平和に過ぎると思っています。

「そのうち食べるようになるよ」とよくアドバイスをもらいますが、「そのうちっていつ?」という気持ちになります。

食事は、生きていくうえでとても大切で、大切だからこそ楽しくその時間を過ごしたいものです。
私がしたのは、まず子供の食事中の様子をしっかり見てみることでした。

私が暗い顔をして、食事の時間をすごしていないか、子どもが私のお顔を見ていないか?

私が食事は楽しいよ、おいしいよと楽しそうに食べるお顔をしっかり見せてあげるようにしました。

子供にとって、食事がいやな時間になると「何でこんな時間があるの?」と余計に食事の時間に集中力がなくなり悪循環です。

そしてもうひとつ、食べないときも「食べなくていい!」ではなく、あきらめずに食卓に食事を並べて食べさせるようにしました。

作る手間が大変なときは、うまく市販のものを使うようにもなりました。ピクニック気分で、外で食べるのもいいかもしれません。

材料の切り方が少し違うだけで、環境が少し違うだけで、パクパク食べてくれるかも知れません。

また、個人差があるのでほかの子供と比べることはやめました。

そうして少しでも食事を楽しんでもらえるように頑張っています。

いざ赤ちゃんを育てている環境にある方は、今回の体験談の切実な悩みが共感できると思います。

離乳食という食事だけでなく、赤ちゃんを育てていく際にいろいろなところで困難に突き当たり、イライラしてしまう人も多いと思います。

そしてそのイライラが赤ちゃんに伝わり、また赤ちゃんの機嫌が悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。

しかし、世の中には、こういった赤ちゃんを育てる際にイライラせずに育てている方も非常に多いのも現実です。

では、具体的に何が違うのかというと、赤ちゃんをいかに楽しませるかという事です。

体験談でもありましたが、食事を与える時にお母さん自体が楽しそうに、そして食べてくれることによってさらにもうワンアクションあるとさらに良いです。

例えば、一口食べるごとに、おいしいね~と笑顔で言ってあげるだけで、赤ちゃんも「食べると笑ってくれる」と、食事を楽しんでくれるようになります。

そしてこれは食事だけでなく、赤ちゃんを育てていくこと全般で大事な事です。

あなたの周りにもずっと笑顔で子育てをしている方はいると思います。それをナチュラルに出来る人もいるのですが、こういう方は、ずっと楽しみながら赤ちゃんを育てている→赤ちゃんも機嫌が良い事が多いという好循環になっているのです。

子育てで悩んでいる方から見れば、なんであんなにずっとニコニコで子育て出来るんだろうという疑問も生まれるかもしれませんが、ずっと笑顔でやっているだけで、赤ちゃんが不機嫌になること自体が少ないだけなんですね。

この違いは、両者の間に非常に大きな差を生みます。

悪循環と好循環というものは、子育てをするうえで一番大事な事だと考えていった方がよいかもしれません。

こういった事を意識すれば、赤ちゃんも離乳食を食べてくれるようになるに違いありません。

好循環という事を意識するだけで、離乳食だけでなく、そのほかの部分でもイライラする事は少なくなると思いますので、みなさん是非参考にしてください。