今回紹介するのは、うつ病の人と一緒に生活をして、うつ病を克服するために大事な事を考えた体験談です。
うつ病は、治すのが難しい病気ですが、決して治らない病気ではないと思います。
なかなか本人や、身近な人だけでは克服していくための生活を送るのは大変ですが、本人だけでなく周りの人の協力も必要です。
今回の体験談も、うつ病を克服するために動いた身近な一人のものとなっています。
うつ病の人にとっても、その身近な人にとっても参考になる話だと思うので是非ご覧ください。
ではまず体験談をご覧いただき、その後にうつ病の克服してく方法を考えたいと思います。
身近な人がうつ病になってからの体験談
私の身近な人で、うつ病の人がいました。
その人は、気分に波があり、調子の良くない時は朝から動悸がして、布団から起きあがれず、仕事にも行けず 、誰にも会いたくないと言った調子でした。
睡眠障害も入っていたのか、休日に1日中寝ているということも多々あったようです。
少しうまくいかない事があったり、人間関係がうまくいかなくなったりすると、ひどく落ち込み悩んでいました。
性格的には、人を責めるような傾向にあるため、家族とのいざこざもたえませんでした。
その度に、私は相談にのるようにしていました。
また、うつ病は考え込んでしまう状況を、長く続けることがあまり良くないと聞いていたので、少しでも悩みを忘れられるようなことを一緒にしたりしていました。
カラオケに行ったり、バッティングセンターに行ったり、美味しいものを食べに行ったり、 旅行に出かけたり等 、生きていて楽しいことは、沢山あるんだということを知ってもらいたくて、できるだけ楽しいことをするようにしました。
また、うつ病は適度な運動をすることが良いとされているそうで、時間があるときは一緒に散歩をしたりしました。
また、日々自分がどういうことを考え、どういうことを行動しているか日記にして、自分は何について落ち込んでいるのか、何をすると気分が落ち着くのか等、自分を客観視するようにしていました。
これをすると気分が悪化する、 これをすると元気が出た等、 毎日書き記していくことで、自分をコントロールするようにしていきました。
悩んでしまった時は、 毎日書き記した日記を読んで、自分が元気になれることや気分が落ち着くことをして、少しでもうつ病を回避できるようにしていました。
また、昼寝はできるだけ避けて、規則正しい生活を心がけるようにし、休みの日でも早寝早起きをするように努力していました。
カフェインやアルコールの摂取も、控えるようにして、気分の落ち着けるハーブティーを飲むようにしました。
体験談に書いてあることは、うつ病のことに詳しい人にとっては基本的な事なのかもしれません。
しかし大事なのは、結局こういうものが大事なのです。そしてその考え方が一番大事です。
例えば体験談に書かれている、生活リズムを正す、自分の毎日の行動を記録してそれを参考にして生活する、楽しい事を積極的にやる、運動をするといったこれらの事を、ひとつでも面倒くさいからやらないという考えではダメです。
その時点で、積極性から反対の考えになってしまっていますので、こういう基本的な事をやるうえで大事なのは、すべてをちゃんとやるといった気持ちです。
気持ちを改善するための対処法なのですから、もちろん望む気持ちも大事なのです。
もちろん最初からすべてをやるのは難しいかもしれませんが、毎日の行動を記録して気分が落ち込むかもしれない時には、前もってリフレッシュするなど少しづつ生活を変えていけば大丈夫です。
このバランスを大事に考えてください。自分を変えたいからといって縛り付けすぎた毎日で心が緊張しすぎるのも良くありませんし、かといって今日はいいやと簡単にあきらめるのも良くありません。
程よく心を引き締めた、そして諦めない心を忘れずに行動していくのが大事です。
それを頭に入れておけば、普段の生活でも無理をし過ぎない程よい生活ができるようになるはずです。
今悩んでいる方は、いきなりは無理だと思うかもしれませんが、絶対に前には進めますので参考にしてみてください。