工場の騒音の苦情方法や対策を体験談から考える

今回紹介するのは、近所の工場での騒音に悩まされた体験談です。

騒音の悩みは深刻で、睡眠や勉強などに大きな支障をきたしますので、困っている方も多いと思います。

簡単な対策は難しそうですが、体験談で語られている事を参考にして、工場の騒音への苦情方法や対策を考えてみたいと思います。

工場の騒音に悩まされた体験談

私は近所の会社を経営している騒音に悩んでいます。
お隣さんは、騒音は仕事のうちで音を鳴らさずに仕事をするのは無理だからと言う理由なのか、堂々と朝から大きな音で電ノコ、資材を積む時の振動音などを鳴らして仕事をしています。

私も今までは気にならなかったのですが、最近特に早朝から夜にかけて時間が増えたのがきっかけで気になるようになりました。

ですが「それを直接どう伝えるか」「何て切り出すか」「円満に片付けるにはどうすればいいか」正直すごく悩みました。

ある時、どうしても我慢できなくなり注意をしに行こうとすると、近所のおばさんが「我慢しなさい 近所の付き合いを壊したら大変よ」。と助言をもらい言いに行くことをその日は止めましたが、一ヶ月後やはり我慢できなくなり遠回しに言うことにしました。

「近所の人も大きい音がするとビックリするし時々不安になったりしますよね」と言うと社長夫人は、真顔で「お宅のしゃべり声がお昼にうるさい」と言ってきたんです。

正直驚きました。近所でお前の家がどれだけ迷惑をかけているか言ってやりたくなりましたが、その時は我慢しました。

ですが、次第に騒音のことは話題になって主婦が集まるお茶会でもその話が出るくらいでした。その時に「ゆっくり眠れない」という話も出ていて私だけではなかったのだと少し安心しました。

そしてある時、あるお家の方が勇気を持ち代表として今まで我慢してきた苦情を社長夫人に伝えることにしたんです。

最初は夫人もすごく反発をしていたのですが、ちゃんと話して分かってもらう事が出来ました。すると徐々に自宅で大きな音をさせながら仕事をすることはなくなりました。

私は、やっぱり一人で文句や苦情を言うよりも何人かで同じ意見であることを相手側に集団で伝えた方がいいと思いました。

社長夫人は悪い人ではなかったので怪我はありませんでしたが、他の人だと今の時代では暴力、口論になった時怖いので一人で行動をすることは避けた方がいいと思います。

近所に工場がある以上は、ある一定の騒音には目をつぶるというのはしょうがない事だと思います。

ではそのある一定の騒音がどれくらいなのかを考える必要がありますが、それは近隣住民の普段の生活に支障をきたすかどうかが大事ですね。

ですので、自分が騒音に悩まされた場合には、出来るだけ早く他の人と意見交換するべきだと思います。

直接苦情を言うにしても、役所に届けるにしても自分ひとりの力では相手にもされませんし、トラブルにもなりにくくなります。

騒音の問題だけでなく、ご近所トラブルというもの全般に言えることですが、やはり個対個は避けて広い意見を集める事が、自分の意見の後ろ盾という意味でも重要になります。

同じように苦しんでいる方とたくさん話をして、自分の感情がどれぐらいの位置にいるのかを把握し、みんながそのレベルで感じているのなら集団での行動を起こすという流れになります。

実際行動までいかなかったとしても、他の人の話を聞くだけで気が楽になったり、対策法が聞けたりとプラスな面は多いので、話をすることは非常に重要です。

完璧な対策というのは難しい工場の騒音対策ですが、何も行動しなければストレスは溜まる一方で、精神的に病んでしまう場合もありますので、人とたくさん話をして、ストレス発散、そして行動するように心掛けてください。