介護職の仕事を辞めたい理由を赤裸々に話した体験談

今回紹介するのは、介護職として働きながらその仕事を辞めたいと考えた体験談です。

介護職
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重労働というイメージのある介護職を辞めたいと思った理由と、そしてその結論はどうなったのか早速体験談をご覧ください。

介護職の仕事を辞めたいと思った体験談

私が道交法が改正される前から車の後部座席に座るときでもシートベルトを必ずといっていいぐらいの頻度で着用していたのは、介護士だったころに腰を痛めていたからです。

もしもシートベルトを着用しなければ、車での移動中に腰に負担がかかりやすくなって痛みます。

職業病と言ってしまうのは簡単でしたが、日常生活のいたる場面で影響が出始めていたことが悩みでした。

体は昔から頑丈なほうではなく、学生時代の体育の授業中に縄跳びをしただけで踵(かかと)の骨にヒビが入ったほどです。

介護士になってからは毎日が腰痛との闘いであり、いくら痛いと言っても周りからは頑張るようにとの一言だけでした。

他に雇ってもらえそうな場所はないと信じていたので、肉体的な限界が到来するまで頑張ろうと決意した数日後のことでした。

施設の利用者をベッドから車椅子に移動させている最中、腰に激痛が走りその場でうずくまってしまったのです。

幸いにも大事には至りませんでしたが、腰を酷使するとヘルニアになってしまうと病院の先生から注意を受けて顔が青ざめました。

治療を受けた病院から職場に直行して直属の上司に事情を伝えても、普段と同じように施設に貢献するべきと指示されたのです。

少しぐらいは労わりの言葉があっても良いような気がしましたが、仕事であることからもわかるように誰もが同じような条件下で働いているので特別扱いはご法度であることを個人的に思いました。

それからというもの、腰をかばいながら無理な体勢を繰り返して介護の仕事に臨んでいました。

ある日のこと、前回以上の激痛が腰に走り倒れ込んでしまいました。

再び病院に向かうと、今度は衝撃的なことを先生から告げられました。
今後の人生のことを考えたら、介護士の仕事を諦めて別の道に進んだほうが利口だということでした。

その言葉を重く受け止めて退職を考えることになり、他にも辞めたい理由があったので直属の上司に包み隠さず話して現場を去ることになりました。

仕事をする上でいろんな悩みを抱えている方がいるでしょうが、本当に仕事を辞めるのか頑張って続けるのか決断するのは大変ですよね。

しかし今回の話の場合には、肉体的な限界を迎えたために退職という選択をしました。

今回の場合2度病院に通うことになったのですが、大事には至らなかったためよかったと言えます。

しかしこれで入院や、その後の生活に支障を来すぐらいまでの症状が出ていたら、仕事を辞めるというだけでは済みませんよね。

肉体的な問題にしろ、また精神的な問題にしてもここが一番大事な部分ですね。その後に影響がでるまで頑張ってしまってから仕事を辞めても元には戻れませんから、支障が出る前に辞めることが大事です。

特に精神的な病気になると普通に生活していくのも大変ですから、そういうストレスを抱えている人は早めにその原因の除外、無理ならば退職という事も考えていくことも大事なことですね。