今回紹介するのは、仕事を転職したいと考えた時に、事前に絶対に考えておくべき事についてです。
そんな時に転職という事も考える事が多くあると思いますが、実はこの転職をする上では、絶対に考えておかなければならない事があります。
もちろん転職ですから、多くの人はたくさん考えた上で、その道を選択したのだとは思います。
でもこういった悩みの時に、ついつい忘れがちな事があります。
今回の記事では、そういった点について詳しく説明していきますので、転職を考えている方は是非じっくりと読んで、今後の人生に役立ててください。
まずは、同じような状況を経験した方の体験談をご覧いただきます。こういった状況の時には、他人の体験談というものは非常に参考になりますので、是非体験談もじっくりと読んでください。
転職に悩まされた体験談

仕事の価値観
私は現在、記事制作や創作を主な仕事として生活をしています。
ですが、それより以前はきちんと定職に就いて、一度目は三年、二度目は1年で離職を決意しました。
仕事をするという事に対して、私は幼い頃から植え付けられた考え方を持って生きていました。
それは、仕事は生活の為に仕方なくするものであり、大変な事はお金をもらっているから仕方の無い事だという考え方でした。
しかし現在の妻と出逢って、仕事に対する考え方が大きく変わりました。
仕事とは、嫌々な気持ちで生活の為に仕方なくするものではなく、自分自身のやりたいことをするという考えです。
まだその頃は、彼女でしかなかった妻の言葉を聞いて、私は仕事をずっと続けていくという事について、初めて真剣に考えました。
転職と自分の生活と
当時工事現場の監督として働いていた私は、上司からも職人からも色々と小言を言われ続け、嫌気が差していました。
そしてとうとう、その年のボーナス額ががっくりと減っていたことをきっかけに、私は一度目の退職を決意しました。
それからしばらくして、妻と正式に結婚をする日が訪れました。
ですがそれには、やはり定職に就いていなければ妻の両親を安心させられません。
仕方なく、私は転職サイトをいくつも経由して、とりあえず再就職を果たしました。
ですが二度目の職も、最終的に手放してしまうことになりました。
その原因は、当時有無を言わさず大阪に転勤させられた事と、転勤先で多くの異なる意見に出逢う機会があったことが影響しました。
特に起業家の方の本や、仕事に対する考え方を書いた本を多く読み、仕事先でも個人店の店主などに自分の考えを打ち明け、相談したりもしました。
結果的に、妻に相談したところ、快く仕事を変えることを承諾してくれました。
転職するという事
仕事については、多くの方が私と同じように「仕方なく」働いていると思います。
ですが、自分が得意な事や好きな事、仕事ではなくてもずっと続けていられることが、他に必ずあるはずです。
そういった心の声を無視し続けていると、私のように心が荒れ、その影響が肌や身体の疲れに表れてしまいます。
私は一度目の職業に就いていた時、心労から顔中にニキビが出来たことがありました。
そんな風になってしまう前に、あるいは心労が既に何かの症状として出てしまっているのであれば、無理をしないことも大切だと思います。
心の声に素直に耳を傾け、自分の人生という一度しか無い道を、心地良い方へと歩んでいきましょう。
そうすれば、きっと途上の苦労も楽しく乗り越えられるはずです。
転職の時に考えるべき事

体験者の考える転職
今、子供が生まれて、生活を立てられるように日夜仕事に励んでいます。
ですが、もしも退職を決意した日よりも、もう少しだけ過去に戻れるのであれば、仕事を辞めるという大きな決断の前には、結婚や出産などの大きなイベントは差し控えた方が良かったのかも知れません。
もう少し、目先のほんの少しだけでもいいから未来を考え、自分ではなく妻と子の事を考えるべきだったのかと思います。
幸いにも友人には似たような創作業の方も多く、知人にも起業家は数人います。
だからこそ、情報の収集だけは前もってもっと行っておくべきだったと、今になって思っています。
ただし、物事に遅すぎるという事は、ほとんどありません。
情報の収集も、妻と子の事を考えて動くことも、今からでも十分に何だって出来ます。
もしも今人生の岐路にありながら、転職や退職、起業を考えている方がいるのであれば、まずは自分の状況を見つめ直すことお勧めします。
そして周囲の方で相談の出来る人を見つけ、可能な限り何でも相談してみると良いでしょう。
誰かに相談をして、さらに多くの意見を取り入れておけば、私の退職時期もまた違っていたかも知れません。
最終的な選択は変わらなくても、方法や時期を変えることは出来ます。
最適なタイミングを見極める為にも、多くの方に相談をされることをお勧めします。
転職の前に考えるべき事
転職をする理由というものは、人によって様々だと思いますが、どんな状況であろうと考えておかなければならないことがあります。
転職をするということを考えている時点で、いろんな事に悩んでいると思います。
職場の人間関係に悩んでの転職であったり、仕事内容が合わないと考えての転職であったり、どんな場合にせよ簡単に決めたわけではないと思います。
それだけ悩んで出した結論ですから、これ以上考えろというのは非常に大変なことなのですが、これだけは絶対に考えておかなければ、転職後もうまくいかない可能性があるのです。
それは、現在の仕事に対する不満をもう一度考えることです。
どういうことかと言うと、先ほども述べましたが、転職するきっかけとなったあなたの理由が、転職することによって解決するのかどうかということです。
人間関係にしろ、仕事内容にしろ、その他の理由にしても、今の状況が特別だという考えをしてはいけません。
今の職場で起こっている不満というものは、転職した次の仕事でもまた起こる可能性があるということを考えておく必要があります。
どんな職場に行ったとしても、不満なことというものは必ずあります。
もしかしたら、今の職場での不満よりも、もっと大きな悩みに会う可能性だって否定できません。
そんなことを考えていたらきりがないと考えてしまうのではなく、折角転職するという決断をするわけですから、今の職場で遭遇した不満な点というものは、今後に生かさなければ意味がありません。
体験談のように、自分に合う仕事というのを大事にして、独立するという考え方をする人もいると思います。
転職にしても、独立するにしても、そういった状況にいる人というものは、明るい未来ばかりを描いてしまいがちです。
体験談を読んでいても、家庭がありながら今後大丈夫なんだろうかと感じた人もいると思います。
良いところばかりを考えて行動してしまっては、体験者のようにギリギリの綱渡り状態になってしまったり、最悪収入を失うなんてことにもなり兼ねません。
転職した場合のデメリットというものもしっかりと考えて、今の状況での不満な部分などは、自分で改善できることは改善し、次の仕事ではそれが生かされるようにしていくのが、転職で大切なことです。
今の状況が嫌だから職を変えるということを繰り返していても、絶対に満足のいく仕事は見つからないと思います。
あなたにとって本当に良い転職となるように、これらの事をしっかりと考えてみてください。