仕事で厳しい人に悩まされている人へ。その状況を改善できる方法

今回紹介するのは、仕事で厳しい人に悩まされている人に、その苦しい状況を改善する方法についてです。

厳しい上司
厳しい上司
どんな職場でも厳しい上司というのはいると思いますが、新入社員やその職場に入ったばかりの頃には、どうやって対処すればいいのか分からないことも多いと思います。

腹が立つこともあるでしょうし、泣きたくなることもあると思います。

そんな状態では、まともに仕事を続けられなくなってしまいます。

そんな仕事上での厳しい人に悩まされている人へ、その状況を改善できる方法というものを詳しく紹介していきたいと思います。

この記事を読んで、このことをしっかりと実践すれば、状況改善もできますし、何よりあなた自身がその厳しい人に捕らわれずに仕事に集中できるようになるはずです。

まずは、同じような悩みを持っていて、その状況を自分なりに解決していった体験談を紹介したいと思います。

こういう体験談を客観的に見ることによって、新しい発見などもあることが多いですので、体験談もしっかりとご覧ください。

仕事で厳しい人に悩まされた体験談

仕事の悩み
仕事の悩み

厳しい口調での嫌がらせ

私は今から約2年前に、今の職場に入ってきました。

当時私は10年以上販売や飲食店の接客業をしていたのですが、飲食店での勤務は先が見えないことから、資格を取って、介護職に転職しました。

介護は職場によっては年配の女性がほとんどを締める場合もあるそうですが、私は障害の施設に勤めていますので、体力腕力が必要な事から男性スタッフの方が多い職場でした。

私は30代前半でこの仕事に就いたのですが、6人の女性スタッフ(パートさんとナース含む)のうち、正社員の介護スタッフの中では私がいちばん年上でした。

しかし、いちばん年長とはいえ、もちろん転職したばかりで資格取得の際の勉強は現場では役に立たない事も多く、介護力は全くないに等しい存在でした。

その事からか、女性スタッフの中でお局的な存在の人には(といっても30前です)何をやっても、また、やらなくても叱られる、という日々で本当に辛かったです。

私は前職の経験から「笑顔で人に接する」「人の話は理不尽でも最後まで聞く」「自分が間違っていなくても謝る」という事は当たり前の事として身に付いているのですが、彼女はそれが得意ではない様で、難なくそれをこなす私の事を、事あるごとに「こびてる」「自分の事をキレイだと思ってる」「仕事ができないくせに」と、聞こえるように言ってきて暗に退職をすすめられているように感じました。

いちばん辛く、腹が立ったのは、女性スタッフしかいない時に恋人の有無を聞かれ、「いる」と答えると「その人と結婚して辞めればいいやん」と言われた事です。

言葉を失ってしまいましたが、この時に「絶対3年は辞めずに、もう一つ上の資格を取る!!」と決意しました。

厳しい人に負けないように

それからは、新人でも出来る掃除洗濯、食事準備、トイレ介助などはもちもん引き続き積極的に行い、入浴介助なども自分が当番のときは、相方が誰であっても出来るだけ多くの人を入浴させてあげられるるように心がけました。

たくさん関わることで利用者さんとの距離も近くなるので、心を許してくれると会議などで得られない情報を得る事も出来ますし、そのお局さんに何か言われても「私の方が○○さんとは信頼関係が出来ている」と、冷静になる事が出来ました。

厳しい人に悩まされる状況を改善する方法

解決する方法
解決する方法

体験者の考える対策

今考えても当時の対策が間違っていたとは思いません。

積極的に利用者さんとかかわることで、間違いなく信頼関係は出来ましたし、同じ事を頼むなら私を指名してくださる方も増えました。

その分、体力的には大変なのですが、ケース会議や担当者会議に出席する事も増え、多面的に利用者さんとかかわる事ができるようになりました。

入って間もないころから意見していたら、職場でつまはじきにされていたかも知れませんが、少しづつ自分が出来る仕事を確実にこなしていった事と、ある程度の事を任されるようになってからも、1日が始まる前のトイレ掃除や、利用者さんが帰ってからの掃除などは以前と変わらず行う事で、他の社員や所長からの信頼を得ることにもつながりました。(お局さんは雑用は一切やらない人なので余計に)

私が、経験的に思う事は、新しい仕事に取り組むときは誰でも悩みますし、試行錯誤します。

でも、一見どうでもいいこと、必要ではなさそうな事でも、それを毎日やらないと仕事が回らない…という事が、どんな仕事でも実は多いと思います。

それらをおざなりにせずに取り組んでいくうちに、認められ、大きな仕事を任される事に繋がるのだと思います。

今では、お局さんは、面と向かって私に意見する事は全くありません。

職場でも私が必要とされている事を認めざるを得なくなり、時には敬語で指示するようになりました。

自分の仕事の大切さ

仕事をするうえで、厳しい人というのにもいろいろな種類の人がいると思います。

今回の体験談の様に、これという問題が無かったにも関わらず、嫌な事を言ってくる人もいますし、仕事に対して必要以上に厳しい人もいます。

ですが、相手がどんなタイプだろうと、こういう厳しい人への対処というものは、大切なのはひとつです。

それは、自分の仕事というものをしっかりと考えるという事です。

仕事上で厳しい人がいると、良くも悪くもその人に固執しすぎて、その人中心に仕事を動いてしまいがちになります。

つまり、厳しい人を避けたり、その人に怒られないように仕事をしたりということです。

こういった仕事をしていると、相手がどういう狙いでそういう厳しい態度をとっているかに関わらず、その人の思惑内での仕事しかできなくなります。

それでは、いつまでたってもこの厳しい人から解放されることはありません。

こういう状況で一番大切なのは、体験談の様に自分自身がやるべき仕事、そして目指すべき道をはっきりと明確にすることです。

今の状況で、いきなり仕事に集中するのは難しく感じるかもしれませんが、まずは仕事の人間関係についての記事にある相手に対する考え方から変えてみる事をおすすめします。

こういった考え方を持ちながら、自分の仕事を見直していく事で正しい道というものが見えてくるはずです。

そうすれば、あなた自身の考えも、余計なものに邪魔されない筋が通ったものになり、仕事をする上で余計なストレスを感じづらくなります。

どんなに理不尽な厳しさをぶつけられても、あなたが目指すべきはもっと高みだと認識する事で、そんな人に振り回されることは少なくなるはずです。

ですので、相手がどんなタイプであろうと、その人の事を考えて仕事をするのではなく、自分自身の仕事というものをもう一度ちゃんと考えて、目標なりスキルアップなりするようにすることが非常に大切な事です。

スキルアップという目標さえしっかりしていれば、その後に転職という道も見えてきますので、気持ちの上で逃げ道が見えてきて、精神的にもだいぶ楽になってくるはずです。

ただ転職を目指す場合にも注意しなければならない事はあります。嫌な上司という記事で転職について注意しておくべき非常に大切な事も紹介していますので、是非こちらの記事も参考にして頂き、あなたの今後の人生に役立ててください。

最後にもう一度言いますが、どんな職場にも厳しい人というのは存在します。

いちいちそんな人に悩まされて、その都度対処法を考えるのではなく、自分自身の仕事というハッキリした軸を持って、厳しい人に悩まされることのないような仕事を目指してください。