今回紹介するのは、仕事が合わないと感じてストレスを溜めている方に、是非考えておいてほしい大切な事についてです。
仕事というものは、同じ職種でもその職場で働いてみない限り見えないものがあります。
熱意を持って入った職場や、希望に満ち溢れて始めた仕事で絶望している人も多いと思います。
そんな仕事が合わないと考えている人に、必ず考えておいてほしい事を紹介していきます。
この事を考えるか考えないかで、仕事上のストレスも大きく変わってきますし、今後のあなたの仕事人生も大きく変化していきます。
考えておかなければ、あなた自身の人生を苦しめる事になりますので、是非今回の記事を読んで、あなたの人生に役立ててください。
まずは、同じような悩みを持った体験談をご覧いただき、その後考えるべき大切な事を紹介していきます。
体験談の方も、客観的な視点から見る事によって、新しい発見などあると思いますので、必ずご覧ください。
仕事が合わないと感じた体験談

転職後の仕事内容
以前勤めていた会社に関してのお話です。
転職で入り、前回と同じ業種で同じ勤務地でのお仕事でしたが、前回の勤務内容と比べてとてもやりがいのあるお仕事だと思い、転職を決意しました。
主に接遇を活かせるお仕事だと思って入ったものの、特殊な環境という事もあり、仕事内容は転職サイトで見た内容とは違っていました。
ただ、興味を持って転職を決意したのは私自身であるため、同期も20人程度ではありましたが、同じ境遇で入ってきた人がいるということはとても心強い事だったので、まずはどんなことでもチャレンジしてみようと喝を入れました。
研修期間中は改めて学べることが多く、とても充実した毎日で、女性の割合が圧倒的に多い会社でしたが、先輩方や上司の方々も大変素敵な方々ばかりで、とても良い会社だと感じておりました。
ただ、やはり研修期間が終了しても納得いかない業務内容…心が折れかけている同期もちらほら現れ始め、先輩方のお話でも同期は入社して程なくほとんど退職してしまって、一人しか残っていないということも珍しくない状態でした。
仕事の割には、低賃金、拘束時間が長い、シフト制でプライベート時間は殆ど取れない、有給等も取りづらい環境である…といったハードな状況下でありながら、接遇をしなくてはならないという悪循環でした。
しかしながら、大変人気の職業である事から、折角受かったこの会社を簡単には辞めたくないという思いがあり、中には、本来副業はNGのところ、会社に内緒でアルバイトをして生計を立てなくてはならない先輩もたくさんいらっしゃいました。
会社には寮がありましたが、同業者同士の意見では、本当にこの業界が好きな人しか続かない職業でした。
合わない仕事
私は、仕事内容や勤務状況の事から、メンタル面に影響が出てしまいました。
メンタル面は、他人の理解や協力も必要不可欠となってはきますが、自分自身の問題なので、自分で理解し、解決していかなければなりません。
プライベートを作るにも、このような勤務状況では、極端にいえば身体をすり減らして遊びに出るといった事をしない限り、出不精になりがちでした。
とにかく、睡眠時間を確保したい、お休みの日は体を休める日…といったように、心の休息は取らずに身体の休息ばかりに気を取られていました。
その事に気づいたとき、このままでは良くないと思い、なるべく遊びに出るように予定を作りました。
しかしながら、その解決策は私には逆効果で、プライベートが充実するにつれて、仕事とプライベートの差が激しく感じてしまい、休日が終わるのが怖い、勤務の前日の休日は常に勤務のことを考えるようになる…といった脅迫概念に囚われてしまいました。
そしてこの悩みの対処法は、残念ながら会社を辞めるということしかできませんでした。
上記のことは、器用な方ならごく普通にやってらっしゃることかと思いますが、向き不向きがある解決索であったと実感いたしました。
仕事が合わない場合の対処法
体験者が考える対処法
会社を辞め、ずっとお世話になっていた業界から離れた現在、何を試しても上手く解決しない場合は、やはり一旦離れて考えてみるといった解決策は間違っていなかったと思います。
解決策、対処法にも当然のことながら向き不向きがあり、必ずしも、すべての人にいい対処法になるとは限りません。
自分に合った対処法を考えたとき、それを実践しても手ごたえがない、もしくはそもそも自分にどんな対処法が合うのかすら分からないといった時もあります。
そんな時は、不安だし大きなな勇気がいる行動になってしまうけれども、一旦、休職をして考える時間、心身ともに休める時間をもらうなど、現在置かれている状況から目を背けるのではなく、離れて客観的に考えてみることが大事なのではないかと思いました。
これは、メンタル面に影響が出ている人にのみ該当する解決策ということではなく、どんな状況であっても、悩んでどうしようもない人に該当する解決策であると考えます。
こうして書き起こしてみると冷静に考えられるので、ごく当たり前のことしか言っていませんが、悩みに悩んで窮地に陥ったとき、人は判断が正常に出来ない、物事を客観的に考える能力が低下してしまう事から、改めて当たり前のことを思い出して考えることが、何より大事で、そして重要な解決法・対処法であると思いました。
仕事が合わないと感じた時に考えるべき事
体験談の中で一番参考にしてほしい事は、一度自分の置かれた状況から離れた状態で、自分の仕事を考えてみるという事です。
仕事で悩んでいる時には、その時に悩んでいる事の対処法や解決法ばかりを考えてしまいます。
更に、そんな状態の時には、不満ばかりが先行してしまい、その不満自体をどうするか、また不満の対象をどうするかということしか考えられない状況になってしまいがちです。
こんな考えでは、問題自体を解決出来る事は少なくなりますし、自分のストレスは溜まっていく一方です。
人と言うものは、不満をもってしまうと、その事にばかり執着してしまい、そのせいで更に不満な部分に不満を持ってしまうという状況に陥りやすくなります。
これは正に悪循環と言うもので、この事によってあなたのストレスが解放されることは決してありません。
だからこそ客観的に考えられるように、その状況から少し離れるという行動は非常に大切になります。
かといって、簡単に仕事を離れる事は出来ない人が多いと思います。そんな場合でも、無理して仕事を離れる必要はありません。
大切なのは、冷静に自分の状況を考えるという事ですので、一度自分の置かれた状況を冷静に考える必要があります。
そして考える事についてですが、これは非常に単純な事です。
まずは、自分の置かれた状況に対して、自分の正論をぶつけるのではなく、その状況が現実的に解決する方法があるかという事を考えなければなりません。
不満に思う状況が解決出来ないのであれば、どれだけ頑張ったとしても、あなたのストレスは溜まるばかりですので、仕事自体を続けるメリットは何もありません。
冷静に考える為に大事な事は、職場や上司の考え方に飲まれないようにすることです。
相手の土俵に立ってしまうと、自分自身もまともな考え方が出来ないようになってしまいます。
ですので、相手に対しては常に冷静な考え方を持つ事が大切になります。
職場の嫌がらせへの仕返しについて書いた記事では、そんな相手に対して冷静な考え方を持つ方法が詳しく書かれています。
このように考える事で、常に冷静な判断が出来るようになりますので、是非参考にしてみてください。
人は健康に生きてこそ素晴らしい人生を送れるものなので、自分のストレスが溜まるだけの仕事は何の意味もありません。
そして次に考えるべきは、解決法があるとして、その解決法で本当に今の職場の人たちが変わるかどうかという事です。
冷静に考えて、その人たちが変わるような人なのか、変わりづらい人たちでもその人たちを変えれるような策があなた自身にあるのかが重要になります。
どんなに状況を変えれる力を持っている人でも、仕事をしている人たちが変わる事のないような無気力な人たちだと、結局何の意味もなくなってしまいます。
残念ながら、世の中にはそのような無気力で、何の変化もない人たちも存在します。
そんな人に対して、いくら頑張ってみたところで、頑張れば頑張るだけあなたのストレスが溜まってしまうだけです。
変わる事のない職場を変えようとするものほど、ストレスが溜まる事はありませんので、この事は事前にしっかり考えておく必要があります。
このように、たったこれだけの事を冷静に考えるだけで、あなたがその合わない仕事をやっていくのかどうかを判断する事ができます。
しっかりと考えた上で駄目だと思った時には、転職という選択をすることも必要な事になります。
ただ、簡単に転職できるわけでもありませんし、転職したからといってうまくいくとは限りません。
転職を考えるうえでも、やらなければならない大事な事があります。
嫌な上司との付き合い方について書いた記事では、そんな転職に関して大事な事が詳しく書かれています。
このような準備をしていく事も非常に大切ですので、是非参考にしてください。
先ほども述べましたが、悩んでいる時ほど、目の前の問題に執着してしまい、その事しか考えなくなってしまいます。
そうではなく、冷静に見て今後自分のストレスとなるものが変わっていくのかを、しっかりと考えられるようにすることが大切な事です。
何度も言いますが、これまで紹介したことはすごく単純な事ですが、悩んでいる人ほど考えられない事でもありますので、是非もう一度冷静に考えてみてください。
そして、今後のあなたの素晴らしい人生に役立てるようにしてください。