今回紹介するのは、子育てでイライラが止まらない人に知っておいてほしい、ある簡単な解決法についてです。
子育てと言うものは、どんな親でも思った通りにはいかないものです。
そんな話は良く聞いていて、当たり前の事なんだと思っていても、いざ自分が体験してみると、その大変さに悩む人も多いと思います。
何となく聞いてはいたけど、自分が経験してみると本当に子育てとは大変なものです。
そんな子育てに関して、ひとそれぞれやり方や考え方などあると思いますが、この考え方ややり方を一歩間違えてしまうと、より子育てが大変になる悪循環になってしまう事があります。
この状況になってしまうと、自分のイライラも余計に募り、子供も親のイライラを感じて余計に機嫌が悪くなってしまいます。
逆に言えば、この事さえしっかり意識していれば、あなたのイライラも溜まりにくくなります。
子育てを頑張って、イライラが溜まっているママに、そんな大切な事を今回は紹介していきたいと思います。
まずは、同じような悩みを持っていた体験談をご覧いただき、その後に子育てで大切な考え方を紹介していきたいと思います。
体験談の方も、客観的な目線で見る事によって、新しい発見などありますので、必ずご覧ください。
子育てに悩んだ体験談
イライラの限界
子供が2歳から幼稚園の頃にかけて、私はとてもイライラしていました。
子供が3人、3年の歳の差でいたのですが、上の子には本当につらく当たってしまったと思います。
子供もきっと下の子に構ってばかりの私に構ってほしかったのかもしれません。
2歳を前にする頃から子供は話し始め、自分の意思を色々押し付けてきます。
忙しい夕食時などにいつも困らせてきました。
今となったらちょっとした些細な出来事ばかりなのに何回もそれが続くと本当にイライラとして必要以上に叱っていました。
その内容は、遊ぶ相手をしないとお菓子をすぐに食べたがるとか、テレビを見たがるというものです。
私が家事をする手を止めてすぐ相手をすればよいものを、しなかったのがいけなかったのだと感じています。
いつも「お菓子!」とねだる子供に、また「いい加減にして!」と怒り、理詰めで話しても分からない子供にある時は汚い言葉で罵ったりもしました。
これ以上一緒にいたら益々要らないことまで言ってしまいそうな時は、別室に1人で移動していましたが、泣きながら子供がついてきて本当に困りました。
今、思えば夫以外に頼る人が普段いなく、夫が帰ってくるまでは孤独な子育てだったと思います。
一日中、幼児と過ごしていると、本当に目の前のことしか見えなくなって、いつもイライラしていました。
家事をしようとしても何をしようとしても、昼寝をしている時以外子供はまとわりついてきます。
テレビを見せることにも罪悪感を感じていたので、本当に相手をすることが大変でした。
いっぱいやりたいことがあるのに、我を殺して子供の相手をしている感じでした。
自由時間と言えば、子供が寝てからですが、下の子が夜泣きしたりするので夜も子供に添い寝することばかりで、自由時間はほとんどありませんでした。
もっと母親がいなくても過ごせるような子供に育てるべきだったかなとも思います。
休日もほとんど家族と出かけるばかりで、自分の時間はありませんでした。
半年に一度行く美容院か、帰省の時に2、3時間親に子供の面倒を見てもらう時が自由時間という日々でした。
幼稚園に入り徐々に大人の話を分かってくれようになって、必要以上に叱ったりイライラすることが減ってきた気がします。
一番のイライラは、やはり自分の時間が持てなかった事だと思います。
1時間でも良いから一人で本屋さんをウロウロできたら息抜きになったと感じています。
休日は、夫が子供を1時間ほど連れだしてくれることもありましたが、家で掃除をして終わることが多かったです。
自分で出かけて家事以外の息抜きをすることが必要だと思います。
子育てをする上で大切な事
体験者の考える子育てに必要な事
普段仕事で疲れている夫に、一人になりたいと言い出せずにいましたが今は一言いえばよかったと思います。
それと、子供に言っても聞かない時期があるということをもっと考えればよかったと思います。
人に迷惑をかけたり、けがをしない限りそれほど神経質にならなくても良いと感じます。
その時はしつけだと思って真剣ですが、もっと気楽に考えてよかったと思います。
また、家事も私は専業主婦だからやらないと!と思っていましたが、子供がいると家事がはかどらなくて当たり前です。
1日中部屋を汚さずに子供の面倒を見ることは不可能だと思います。
子供の面倒だけを見て、食事も作らず洗濯もせず過ごせるのなら楽です。これぐらいの心持で良いのだと思います。
しんどい日はコンビニ弁当に頼ったり、洗濯物を貯めるぐらいの方が、子供も怒られないのなら幸せだと思います。
不思議と、私が体調が悪く家事ができないとあきらめ、ごろごろしている日の方が子供は機嫌がよかったです。どこにも出かけないのに機嫌がよいのです。
多分私がイライラする元気もなく、子供のそばにいたからだと思います。
いつも子供は、ママがそばにいて笑ってくれるのが一番幸せなのだと感じます。
ママの笑顔の為に、自分自身を甘やかす時間も、長い子育ての中では必要だと感じています。
子育てで一番大切な事
子育てをする上で、一番大切な事は何かと言われれば、みなさんは何と答えるでしょうか?
これはその家族の置かれている状況によっても変わってきますし、子供の性格によっても変わってくるかもしれません。
しかし、どんな状況でも変わらないものがあります。それは、母親の愛情です。
ありきたりの事を言っているようですが、これにはちゃんと訳があります。
体験談を読んでもらっても分かる通り、母親がイライラを溜めてしまうと、それを子供が感じ取ってしまう事もありますし、感じ取らなかったとしても子育てに良い状況だとは言えません。
この事はみなさん頭の中では、もちろん分かっている事だと思いますが、普段の子育ての多忙の中ではなかなか忘れがちな事だと思います。
つまり、頭の中では分かっていても、現実問題としてこの事を実践していく余裕がない状況になっているのだと思います。
世の中の多くの人がこの状況になってしまっているかと思いますが、まずはこの状況をどうにかしなければなりません。
家事をしながらの子育てに限界がある、夫が仕事で疲れていて育児に協力してもらいづらい、など理由はいろいろあるでしょうが、この考えを逆に考える必要があります。
整理してみると、まず中心になるべきなのは、もちろん子供になります。
子育てに良い環境を作るというのが大前提ですので、まずは子供を中心に考えましょう。この事があなたのイライラを少なくする方法にもつながります。
どこかで無理が生じるから、あなたにもイライラが募ってしまうのだと思います。
先ほども述べましたが、子供にとって一番の環境とは、母親がイライラしない状況です。
では、母親がイライラしない状況とは、無理が生じた時に、子育て以外の状況をなるべく排除する事です。
子育て以外の事が排除されれば、子育てに集中する事ができ、イライラも少なくなります。
では、子育て以外の状況をなるべく排除するにはどうしたらいいかというと、体験談にあるように、協力してもらえそうなところには協力してもらうという事です。
いざ育休をとっている状況だと、なかなか旦那や両親の協力を得るということに、躊躇してしまうものだと思います。
でも、考えるべきは子育てに良い環境ですから、そこを我慢してしまう事によって、環境が悪くなってしまっては元も子もありません。
当たり前のようで、多くの人がこの事が実践できていませんので、どうかもう一度よく考えてみてください。
家族それぞれに事情はあるでしょうが、本当に心の奥から子育てを中心に考えてみてください。
もう一度よく考えてみてください。何となく普段の生活の中で、あなたが子育てや家事を頑張らないといけない雰囲気が出来ているだけで、決してあなたが全てをやらなければならないわけではありません。
何度も言いますが、一番大切なのは子供にとって良い環境です。
その為には、限界を超える事はしてはいけません。それがそのままあなたのイライラに繋がってしまいますので、子育てによろしくない環境が出来てしまいます。
無理なところまで、あなたが頑張る必要は絶対にありません。無理な時は子育てだけに集中できるように、妥協してください。
子育てが大変なのではなく、子育て以外にやる事が多すぎて大変だという状況が多いと思います。
プラスアルファは望まずに、子育てに集中すれば、結果的に好循環が生まれ、あなたのイライラも少なくなり、その事によって子供の機嫌も良くなるはずです。
そして家庭がうまく回り始め、旦那の仕事や家事もうまく回り始めるのです。
すべてが逆になってしまっているからこそ、出来てしまった悪循環です。
もう一度子育ての大切さを考えて、あなたの、そして家族の動きを変えてみてはいかがでしょうか?