今回紹介するのは、今の仕事に限界を感じている人に知ってもらいたい、あなたの長所についてです。
仕事をしている上で、限界を感じてしまい何度も何度も辞めてしまおうと悩んでいる人は非常に多いです。
人の気持ちとは、人それぞれ違いますから、同じように考えている人でも、悩んだまま頑張る人と、辞めてしまう選択をしてしまう人とがいます。
これは決して一概にどちらが正しいと言えることではありませんし、そんなことを言っても何の意味もありません。
しかし、仕事を辞めたところで、また同じような職場に就職してしまう可能性もゼロではありませんし、ちゃんと今後の為に考えておかなければならない事は考えなければなりません。
そんな状況に置かれているあなたに知っておいてほしい、確実にあなたの長所と言える事を紹介していきます。
この事をしっかり把握していれば、今の仕事にしても、次の仕事にしてもよりうまくやっていくことが出来るはずです。
今回の記事をしっかり読んで頂き、これからのあなたの素晴らしい人生に役立てて頂ければ幸いです。
まずは、同じような悩みを持った方の体験談をご覧いただき、その後あなたに知っておいてもらいたいことを紹介していきます。
体験談の方も、第三者的な立場から見る事によって、新しく見えてくることもありますので必ずご覧ください。
仕事に限界を感じた体験談
会社への疑問
昨年末に3年勤めていた会社を辞めました。
辞めた理由としては体調不良・仕事への熱意を失ったことです。
体調不良に関しては、仕事に行こうとすると動機や涙が止まらない・夜もぐっすり眠れないなどといった精神的もの、慢性的な胃痛や偏頭痛などの身体的なものどちらもでした。
これらの体調不良があっても、仕事への熱意があった頃は何とか這いつくばってでも行けていました。
しかし、ある大きなプロジェクトが終了し、それまで張り詰めていた緊張の糸がプツリと切れたのか、そこから私の仕事に対する熱意は消えてしまったのです。
自分では頑張ったつもりでも、会社側からの評価は中々上がりませんでした。
悔しさや虚しさでいっぱいになり、なぜこの会社で働いているのか・何のために頑張っているのかが分からなくなってしまいました。
働くということは自分を成長させ、社会に貢献するためという考えを持っていたのですが、自分は社会に何を貢献しているのか、悩み出したら止まらなくなっていき、それに伴い体調も悪化してしまったのです。
現実からの逃亡
ある朝、もう何もしたくない、何も出来ないとパニックになってしまい会社に向かう途中で、いつも乗るバスには乗らずに、実家のある県までの高速バスへの切符を買っていました。
上司に「ご迷惑をおかけして申し訳ないのですが、しばらく休ませてください」と電話をかけ有給休暇を使わせてもらい、仕事用のバッグと服装のまま高速バスへ乗り込み、実家へと向かったのです。
私の実家は海の近くにあり、遊ぶところは何もありませんが、自然が豊かで人ものんびりしている場所です。
その何もない、のんびりした場所が嫌で実家を出て働きにでたのに、久しぶりに帰ってみるとそこは何も変わらず、相変わらずのんびりと私を出迎えてくれました。
実家に帰ると、両親はビックリしていましたが、何も言わずに「おかえり」と言ってくれました。
そして泣きながら辛いこと・仕事に対してやる気も何も持てないことを話すと、「そういう時は無理矢理動こうとしないで、いったん全てをリセットしなさい」と言ってくれたのです。
3日程実家で過ごし、私はその後、退職願いを持ち会社へ行きました。
ずっと走り続けてきて疲れていたのだと思います。
会社を辞めることはとても勇気がいることでしたが、このまま走り続けることは出来ない、いったん全てをリセットして少し休んだらまた動き出せばいい。と覚悟を決めました。
会社を辞める時は上司と揉めてしまい、エネルギーを使ってしまいましたが、無事に辞めることができ、それまで住んでいた都市部から郊外の田舎の方へと引っ越しました。
がやがやとした都会には居たくなかったのです。
仕事に限界を感じるという事
体験者の考える働くという事
今は仕事をしていませんが、しばらく足を休めてみようと思っています。
すべてをリセットし終わったら、また何かに頑張れる日がくると私は思っています。
頑張り続けること・何かに向かって走り続けることは大事なことかもしれません。
しかし、そのことによって精神的・身体的に負担をかけ、その負担に気付かないふりをしていたら、ある日いきなりパタンと倒れてしまいます。
そうなる前に少し休むこと・自分を見つめなおすことが大事だと思います。
好きな本を読んだり、自然の移り変わりを肌で感じたりしていると、そのうちに元気も沸いてきます。
そうすれば以前と違った考え方や生き方を見つけることができるかもしれません。
ずっと頑張り続けている人にいきなり休みなさい!なんていうつもりはありません。
でもほんの少しでもいいので、忙しい毎日の中に息抜きを。
そしてもう無理だ、頑張れない・走り続けていられないと感じた時には、倒れてしまう前に周りの信頼できる人に相談してみる勇気と、休む勇気を。
働くことで生きることに疲れてしまっては元も子もありませんから。
休んでも大丈夫ですよ。またゆっくりでも歩き出してみて、そのうち走り出せる時が来るはずです。
あなたが仕事に限界を感じるという事
体験者の言うとおり、自分自身で仕事に限界を感じるという事は、よほど追い込まれている状況と言えると思います。
まず絶対にあなたに知っておいてもらいたい事とは、仕事に限界を感じているという事は、あなた自身がそれだけ頑張っているという事です。
あなたにとって、これは当たり前の事なのかもしれませんが、世間では当たり前ではありません。
世の中の半数以上の人は、そこまで仕事について真剣に向き合っていません。
確かに人によって限界というものは違うかもしれませんが、それは人によって考え方や捉え方が違うからであり、真剣に仕事に限界を感じているあなたは、確実に頑張っている人だという事なのです。
口では頑張っている人、頑張っているように見せれる人は多く存在しますが、あなたのようにここまで真剣に悩める人と言うのはそれほど多くはないのです。
この記事を読んでいるということは、あなたがそれほど悩んでいるという事です。
居酒屋で同僚同士で愚痴を言い合うのとは訳が違います。それほどあなたは仕事に対して真っ直ぐな気持ちを持っている人だという事です。
体験談にもある通り、このまま続けていれば急に糸が切れた様に体に限界がくる可能性だってあります。
その前に、考えるべきところだけをしっかり考えて、慎重に結論を出していかなければなりません。
体験者のように、仕事を辞めてしばらくゆっくりしてくださいなんてことは言いません。ただ1日でも2日でも有給をとってズル休みするという結論でも良いと思います。
一番大事なのは、ここまで真剣に考えられるあなたの仕事に対する気持ちです。他人なんていくら親しい人でも完全には分かってくれません。
優しい上司でも、そんなことまでは気が回りません。
あなた自身が、限界が来てしまう前に自分に休みをとるという選択も大いにありです。
そして今後は、そういうあなたの仕事を認めた上で仕事をして行ってください。周りの評価と言うものは、100%の評価は不可能ですし、運も必要です。
そこに期待してしまえば、ますます悩みを生みますので、世の中で働いている人はその程度なんだ、と考える事で仕事を見る目がだいぶ変わってくるはずです。
自分自身がそこまで頑張れているんだという事はしっかり認めてあげた上で、これからの仕事を頑張っていくようにしてください。