今回紹介するのは、会社での嫌がらせへの対処法について、必ずやっておくべき大切な事についてです。
会社での嫌がらせの原因としては、嫌がらせを受けている人に問題がある場合もありますが、全く自分に非はない嫌がらせを受けている場合がほとんどだと思います。
社会と言うものは、漫画やドラマの様にすべて正義が勝てるわけではありません。
そのため、あなたに全く非が無かったとしても、最悪あなたが会社を去らなければならない状況もあり得る事です。
私自身もそんな社会はどうかと思いますし、何よりみなさんもそんな会社で働いていくのは無理だと思います。
普段から敵を作らない働きをしていれば、そんな事態には陥らないのかもしれませんが、なかなか難しいですし、そんなことを考えながら仕事を進めていくのは非常に困難だと思います。
それでも、嫌がらせを受けながら、更に自分が泥をかぶらないようにするために、出来る事は存在します。
この事をやるかやらないかでは、あなたの将来に大きく影響を及ぼしますので、今回の記事をしっかり読んで、あなたの正義が踏みにじられないようにしてください。
まずは、同じような悩みを持っていた方の体験談をご覧いただき、その後嫌がらせへの一番大切な対処法を紹介していきます。
体験談の方も、すごく参考になる部分などありますので、必ずご覧ください。
職場で同期に嫌がらせを受けた体験談
ウマの合わない同期
私は現在27歳になりますが、一度転職の経験があります。22歳の時、新卒で入社した会社を退職しているのです。
私が退職を決意した理由は、職場での人間関係でした。
私には20人の同期がいましたが、1人だけどうしてもウマの合わない同期がおりました。
しかも、その人と同じ部署だったのです。
はじめのうちは話しやすい人なのかなという印象でしたが、日が経つにつれて他人のプライベートにまで土足で入り込み、余計な御世話であるアドバイスを上から目線にしてきます。
それだけならばスルーできたのですが、私が一番嫌だったのが、どうにか私を蹴落として、自分がのし上がろうとするところです。
ライバル視するのはわかりますが、他人の邪魔をするのは許せませんでした。私の部署は総務でした。
その子と私以外にも2人、同期がおりましたが、その2人とは仲が良く、毎日お昼ご飯を共にするのか楽しみでした。
私の苦手な同期はずっとご飯を1人で食べていました。
最初のうちは声をかけていたのだけれど、次第にみんな来ないのが当たり前だと、声をかけることをしなくなりました。
自分の居場所がなくなっていく
そんなある日、その子が、私たちにはぶかれていると上司や他の部署の方に言いふらすようになりました。
もちろん、全部わかっている人は間に受けなかったのですが、そんな嘘を間に受けてしまう人もいました。
そのようなことをされて、3年ほど我慢していました。でもある日、本当に許せないことをされました。
私は我を忘れて会社でブチ切れてしまったのです。
一部始終を知っている方々は肩を持ってくれたのですが、私が大声を上げたその事しか知らない人は、やはり私が一方的にいじめていると思ったのでしょう。
そしてついに、25歳の時、転職することを決意しました。
その子がいなくならないのだったら、私が去るしか方法はないと思ったのです。
課長は事情を知っていたので、1ヶ月もの間私を説得し、引きとめようとしてくれましたが、私の意見は変わりませんでした。
会社で嫌がらせを受けている場合に必要な対処法
体験者が今考える対処法
転職先の会社は、とても活気のある職場で、毎日充実しているので転職したこと自体を後悔したことはありません。
だけれど、今思うと、職場で同期に対して声を荒げてしまったのは間違いだったかなと、思っています。
今の私なら、業務終了後、会社以外の場所で話し合う策をとると思います。
あのタイプの人に対して強い口調で何かを言っても、心にまでは響かないのです。
勢いに驚いて涙目になり、反論してくることはありませんでしたが、きっと私がいなくなった後、あることないこと部外者の人に吹き込むだろうと思います。
私は周りから固めたり、部外者を巻き込むやり方は嫌いですが、そうする他にない時もあるという事を、社会に出てから学びました。
あの時、親身に相談に乗ってくれた課長に、同期の事をちゃんと相談していたら、違う結果になっていたのかもしれないなとも思います。
今の私なら話し合いで決着をつけることはしません。
自分の力で変えることのできないことは、上部の人の力を借りてもいいのだと、今なら思えます。
会社での立場を無くさない為に
会社で嫌がらせを受けている場合に、一番しなければならない事は、もちろんその相手に仕返しをしたりすることではありません。
そうしてしまっては、相手の思い通りになってしまいます。
相手の狙いは、あなたの居場所を無くすこと、そしてあなたが問題だと思わせる事、自分が正しいと思わせる事、あなたの評判を落としたいことなどが主な理由です。
相手の嫌がらせに過敏に反応してしまうと、今述べた相手の思惑にすべてはまってしまいます。
何より、あなたのストレスは増えるばかりで、相手と向き合えば向き合うほどそれは増大していきます。
そんな事よりも絶対にしなければならない事は、出来れば上司に逐一この事を把握してもらう事です。
嫌がらせをするような人は、上司に取り入るのも確かにうまいですが、そんな薄っぺらい人間の内面と言うのは、意外と上司にもバレているものです。
相手がどんな行動をとっているのか、問題がある度に上司に知ってもらう事が大切な事です。
かといって、その都度上司に解決を迫っても、上司も面倒事は嫌いますので、逆に対応してくれなくなったりします。
ですので、解決を迫るわけではなく、その都度起こっている事を把握してもらう程度で十分です。
一番大切なのは、間違った事はしていないあなたが会社を辞めさせられるという事態です。
それだけは避けるためにも、問題が大きくなる前に上司には把握してもらっていた方が、問題が大きくなった場合に有利になります。
欲を言えば、上司だけでなく他の同期や先輩にも軽くでいいので把握してもらっているとより良いと思います。
そして、あなた自身の事についてですが、一番大切な事は、先ほども少し言いましたが、過敏に反応しすぎないという事です。
体験者の言うように、直接的な対立をしても、相手はエスカレートして何をやってくるか分かりません。
何より、面と向かって対立してしまうと、あなたのストレスに限界がくる可能性があります。
相手に不満を持てば持つほど、更に相手の事が気に食わなくなり、そしてまた更にストレスが溜まってしまうという悪循環になってしまいます。
自分の今後のメンタルを一番に考えて、その時その時の感情はなるべく抑えるようにしましょう。
我慢はメンタルに良くないと思われるかもしれませんが、相手に爆発しそうな不満を持つよりは、はるかに少ないストレスで済むはずです。
程度の低い人間に、自分のメンタルを苦しめられるのだけは避けて、大人の対応をすることが、結局はあなたの為にも最善の道となるはずです。