子供の不登校に悩んだ体験談
不登校の始まり
3人子どもを持つ母親です。3者3様で子育てに悩みがありました。
現在でも子育て真っただ中です。
一番悩んだのは何といっても「不登校」でした。
1番目・2番目が不登校になり苦労したのは、それほど前のことではありません。
もしかしたら、3人目も上2人を見てきているので、同じように不登校になる可能性があります。
一番目が不登校になったのは、小学校高学年5年生くらいからでしょうか。
低学年・中学年でも行きたくないと言っている子どもを何とかだましだまし行かせていたものです。
原因は、体も心も同級生より幼いために、学校生活や勉強について行けず、学校が心地の悪いものになってしまっていたのでしょう。
先生方からは、もう少し子どもを見てあげてくださいと言われた私ですが、自分では見ているつもりでしたし、他にも兄弟がいることやフルタイムの仕事もあったことから、先生のご指摘通り、つきっきりで見て挙げてはいないのは確かです。
反省はしつつも、一生懸命やっているのに、どうして責められるんだとも感じていました。
子どもは登校時間になると、トイレに閉じこもる日々が増えました。
先生に迎えに来てもらうことでどうにか小学校へ通い、卒業しました。やれやれです。
中学校では、1年生は順調でしたが、2年3年と進級するうちに、勉強についていけないことや、友達について行けないことなど小学校同様の理由から、中学校内にある、クラスについて行けない子供たちが過ごす教室に通い、何とか卒業を迎えました。
高校では、人が変わったように毎日通学し、青春時代を謳歌しています。
おそらく自分のレベルに合った学校ということで、友だちも馬が合うのでしょう。
小学校・中学校時代は、高校以降も同様の過ごし方をすることになるだろうと、半ば諦めていましたので、良かったとつくづく思います。
まさかの再び不登校
二番目の子どもの不登校は、やはり高学年で起こりました。
この子については青天の霹靂という心境で、まさか?という感想でした。
上の子は見ていて理由がわかりましたが、理由と言う理由がわかりません。
「人の目が怖い」「クラスに行きにくい」など、ある日突然に行けなくなったわけですが、友人関係や勉強などは特に問題はありません。
やはりトイレに閉じこもりましたが、上の子とは違い先生が迎えに来たからと言って、登校するわけではありませんでした。
子どもの心療内科にも行ってみましたが、解決には至りません。
当時の心境は、どうにかして学校に行かせねばと強く思っていました。
取っ組み合いをしてでも行かせようとしましたが、強制ではうまく行きませんでした。
半年たったある時、小学校のクラスに行けない子どもたちがいる場所には行けるという気持ちになったようで、少しずつ通い始めました。
その後は、先生とクラスメートの協力で、以前のようにみんなと過ごせるようになり、ほっとしています。
不登校の原因と対処法
体験者の対処法
勉強が出来るできないことよりも、私にとっては元気に通うことが何よりです。
上の子、下の子ともに不登校を経験しましたが、原因は人それぞれです。
また、下の子に至っては、原因はわからずじまいでした。原因というものはないのかも知れません。
それぞれの不登校時期では、あの手この手で無理にでも学校へ行かせようと試みましたが、うまくは行きませんでした。
上の子では、自分に合った居場所を見つけたことが良かったのだと思います。
下の子は、先生・友人が学校を心地良いものだと安心感を持たせてくれたのではないかと感じます。
親としては早く学校へ行かせないと!と焦り悩みますが、そういう時期があるのかも知れないと今だからこそ思います。
家を居心地の良いものにし、いつでも帰って来れる場所があることが何よりです。
その場所作りが大切なのではないでしょうか。
当時は、子どもを責め怒ってばかりの私でしたが、その行為は本当に反省しきりです。
温かく気長に見守る姿勢も大切だったなと、感じる今日この頃です。
3人目も不登校になる可能性がありますが、ドンと構えていられればと思います。
子供の不登校への正しい対処法
子供が不登校になった場合には、親はなんとかして学校へ行かせないといけないというプレッシャーに襲われます。
その事で、正しい対処と言うものが出来なくなる事が多々ありますので、親は冷静にこの問題を考える必要があります。
まず、親の目線から見て子供が不登校になる理由というのは、体験談の様に分からないという事が多くあります。
しかし分からないからと言って、理由が無いということではありません。
何かしらの理由があって不登校になっているという認識は絶対に必要です。
そして子供を守ってあげるという気持ちを忘れない事です。子供に何かしらの理由があって不登校になっているわけですから、その理由から子供を守ってあげなければならないという気持ちを持ってあげる事は絶対に必要になります。
いつでも自分が子供の味方なんだという立ち位置と、子供の奥底にある不登校の理由、その両方を踏まえた上で、サボりのような不登校にならないようにすることが大切です。
いつでも子供の味方であるという立ち位置と、サボりにならないように怒る時は起こるという相反する行動をしなければならない為、とても難しいと感じるかもしれません。
しかし、この事は非常に重要になりますので、怒る時でも話を聞くときでも、子供の味方であるという気持ちは、心の奥底に持ち続けてください。