仕事の時間が長い状況を改善するために必要な2つのポイント

今回紹介するのは、仕事時間が長い事で大変な思いをしている方に、その解決のヒントになる体験談です。

職場環境というのは、その状況に置かれると何がおかしくて何が普通なのか分からなくなってしまいます。

特に労働時間というものは、周りの人がみんな当たり前のように働いていると自分も同じように頑張るしかない状況になります。

仕事の時間が少しでも減らせれば、体の負担も減りますし、家族がいる方は家族の時間も増やすことができます。

そんな仕事の時間が長い状況を改善するために必要な2つのポイントを体験談を基に紹介していきます。

それではまずは体験談からご覧いただき、その後対処法について紹介していきます。

仕事の時間が長かった体験談

飲食店での仕事時間

私は以前から飲食店で勤務をしています。
学校を出た後すぐにサービス業に従事していたので、長時間働く事や休日が少ない事には慣れていました。

ですが、周囲の友達などと比べると圧倒的に休みが少なく、勤務時間も長すぎると感じました。

独身の頃はそれでも構わないと思っていましたが、将来的に家庭を持った時は、家族に負担を掛けてしまうと思うようになりました。それが私の悩みです。

家族を養うためには働かなければならない。しかし仕事に追われてしまえば、家族を犠牲にしてしまう。

私にとっては、仕事も家族もどちらも大事な存在です。こういった悩みを持つ方は少なくないと思いますし、なかなか上司や同僚にも相談できず現状を変えられない事が多いと思います。

私もそうでしたが、なかなか上司や会社の上層部には相談が出来ていませんでした。私の勤めている会社は朝10時から夜11時まで勤務をしています。

その時の対処法

これは私に限らず皆同じです。しかし、全員で協力をすれば30分~1時間は早く帰れると思いました。

やるべき仕事を早く片付けて帰宅するなら、上司も上層部も文句は言わないはずですし、早く帰宅することによって家族との時間を持てる可能性が広がると考えました。

まずは身近な同僚や先輩に相談し、私の考えを伝えました。同僚は面白半分で「よし!早く帰ろうぜ!」と私の提案に乗ってくれました。

もちろん飲食店なので、お客様の来店などによっては早く帰れない日も当然ありますが、それ以外の日は全員で協力し早く帰れるように仕事をしました。

もちろんやるべき事はやっていますので、上司も上層部も文句は言ってきません。

私たちはさらにスピードを上げ、平均して30分以上早く帰宅できるようになりました。
場合によっては、1時間以上早く帰れる事もありました。

これにより、勤務時間が長いという悩みは多少改善されました。休日の少なさは上層部との話し合いはもちろん、個人の給料にも影響がありますので、そう簡単にはいかない事案です。

ですが1つの問題を仲間と改善できたので今後も問題に協力して取り組める雰囲気を作り出せた事は良かったと思っています。

仕事の時間が長い場合の対処法

体験者が今考える対処法

当時は話し合いや、仲間との協力で解決出来ましたが、今考えると「仕事を変えてしまう(転職)」という対処法を取ったかもしれません。

職場での悩み(特に勤務時間など)は簡単にしかも早期に解決出来る問題ではない事が多いです。

私のように仲間を取り込んで改善に繋げられるパターンもなかなか少ないと思います。

協力者が得られなかったり、上層部にはじかれたりする可能性があると思います。

手っ取り早く改善する方法の1つとして転職が有効であると思います。
転職も大変な事ではありますが、自分を見つめなおすきっかけにもなるし、成功すれば早い段階で解決・対処できると思います。

転職する際は、現在抱えている悩みを考慮して職探しをしますから、再び同じ悩みを持つことも少ないと思います。

ですが、せっかく現在働いている職場ですから、まずはその中で改善する対処法を考えてみるべきだと思います。

本当に難しい、改善が不可能という状況ならば転職という最終手段を視野に入れることが望ましいと思います。

現在同じような悩みを持っている方は参考にしていただければと思います。

対処法のまとめ

仕事の時間が長いという問題は、職場全体がそういう状況の場合には、問題が解決されるという事は非常に少ないと思います。

そして、従業員としてもそれが当たり前になっているために、そこを改善しようという動きが少ないのも現実です。

最近では長時間労働が問題になってきていますが、まだまだ労働基準法に反している職場が多い状況です。

体験談のように、そんな状況で改善しようとしてもせいぜい頑張ってちょっと早く帰れるようになるだけだと思います。

ただ、だからといって何もしないというのは、何の解決にもなりませんので、体験者の様に行動できたことは、今後に繋がる非常に重要な事です。

これをきっかけに、従業員の意識が変わり、問題解決に大きく動き出す可能性も十分あります。

まず一つ目はこの、当たり前と思わずに行動する事が大事な事になります。

そして、次に語られているのが、転職するという選択になりますね。これも非常に重要なことになります。

社会は非常に厳しいものですから、なかなか転職という選択は難しく感じると思います。

しかし、現在の状況で働き続ける限りは、仕事時間が長い重労働はずっと続いていきます。

それならば思い切って転職をした方が、意外と簡単に問題解決する場合もあります。大切なのは、現在の職場環境が解決されるのか、無理ならば転職も考えるという見極めが非常に重要になります。

これらのポイントはどちらも、しっかりと職場の状況を見極めるという事が大切になります。一度冷静になって考えてみなければなりません。

仕事時間が長い時に大切な2つのポイント

今回の対処法で重要となるポイントは以下の2つになります。

・現在の状況が当たり前と思わず、異常な点はしっかり考える
・職場環境を改善できるのか、もしくは転職かの見極めを冷静に行う

何度も言いますが、そういう状況に置かれるとそれが当たり前になってしまい、冷静な判断ができない状況が非常に多いです。

この2つのポイントをしっかり頭に入れて、今後どう動くかをしっかり考えてください。