今回紹介するのは、幼稚園の担任に不満を持っている人がやらなければばらない事についてです。
幼稚園の先生という仕事は、すごく多忙な仕事でストレスを溜めている人も少なくなく、親の目線から見て不満に思う事も多いと思います。
親の目線から見れば教育の場、幼稚園の先生から見れば託児所的な考えという相違から、このような問題が発生するのだと思います。
しかし、幼稚園というものはこんな簡単に語れるような場所ではなく、もっと深く考えて行動しなければなりません。
いくら不満があるからと言っても、大切な子供を預けている幼稚園の担任ですから、嫌悪感を抱いて関係性に傷を付けてしまうのも心配です。
だからといってそのままにはしておけないのが、親の立場での心境というものです。
そんな幼稚園の担任に不満を持っている人は絶対にやらなければならないことがあります。
今回は、幼稚園の担任に対してそんな感情を抱いた方の体験談をもとに、親としてやらなければならない事を紹介していきます。
それではまずは体験談をご覧いただき、親としてやらなければならない事の考察をご覧ください。
幼稚園の担任に不満を持ち続けた結果起こした行動
私が娘を幼稚園に入園して悩んだことは、担任の先生の娘への対応でした。
娘は人見知り、場所見知りがあり幼稚園入園当初は、毎日私と離れる時に泣いていたのですが、担任の先生が初日に泣いていた娘に言った一言が「泣いていても仕方がないじゃない。早く用意をしよう」ということでした。
私はもっと娘の気持ちに寄り添って対応してもらえると期待していましたし、「お母さんと離れるのは寂しいよね。気持ちわかるよ」など言ってくれるのかなと思っていました。
しかしそれ以降も毎朝娘が泣いていると、めんどくさそうにして、「お母さんは、帰ってください」と言うばかりでした。
私がいたら余計に気持ちの切り替えができないと思うけれども、この人に任せて大丈夫かという思いから、なかなか帰れないこともありました。
そして数ヶ月泣いていたのですがある時先生が怒り出して「そんなんでは幼稚園に来れません」「○○ちゃん、もう帰る?」と言ったのです。
娘は帰りたいから「うん」とうなずいたのですが、先生は「そんなことないよね。本当は来たいよね」と言ったのです。
そして私はそこで帰ったのですが、その後娘のカバンと幼稚園グッズを廊下に出して本当に帰るかどうかというところに迫ったようでした。
一度も優しい対応をしてくれたことがないのに、ひどいことをされたと思いましたし、娘はその日帰ると38℃以上の熱があり、しんどくてなかなか教室に入らなかったんだなとも考えられました。
そんな時に娘を追い込んで泣かせた先生ってどうなのと思いましたし、担任に対する不信感が一気に募った出来事になりました。
この人は嫌だな、この人で大丈夫かなと思いましたし、その気持ちをおさえようと思いましたが、日に日にイライラしていって、先生の顔を見た時に娘に対する対応のことが頭に浮かび、許せないような気持ちになりました。
いつものように「お母さんは帰って」と言われましたが、どう対応されるか不安だったので「無理です。もう無理なんですよ」と言った時に、ちゃんと言わないとおさまらないと思いました。
私はその時にどうするかを考えて、幼稚園に相談窓口のようなものが設置されてあり、副園長が担当しているので、幼稚園に電話をして話を聞いてもらいました。
そしてそういった対応が効果的な子もいるけれども、わが子は繊細なので余計に行きたがらなくなっている現状を説明して、少し優しく受け止めてほしいということを伝えました。
幼稚園側としては「わかりました。すみませんでした」と気持ちに寄り添ってくれましたし、担任の先生にも指導をしてもらったようで、次の日から若干優しく接してくれるようになりました。
担任の先生はベテランの年齢ではあるのですが、この幼稚園に来てからは担任を持つのが初めてということで、焦りや不安を先生自身が抱えていたのだと思いました。
そういったところでどうしても余裕がない対応になってしまっていたと考えました。
先生自身も未熟なんだなと思った時に、私も母親として至らないところがあるので、お互い様かなと考えられるようになりました。
そして担任の先生と直接話をしなかったことも悪いなと思いましたし、そこからは連絡帳などを通して娘に関することを密に連絡するように心がけています。
そうすることによって、少しずつ理解してもらって、娘に合った対応をしてもらえるようになってきたと感じています。
今回の体験談では、幼稚園の相談窓口に話をしてみるという行動で、結果的に関係が改善されだしましたね。
この方法はあながち間違いではないのですが、もう少し考えて行動する必要があります。
幼稚園の先生で、親の目線から見て不満を持たれるような担任はたくさんいるでしょうが、本当の意味で子供に冷たくしている保育士というのは少ないと思います。
それはみなさんも承知の事と思いますが、中には保育士らしからぬ保育士も存在します。
ましてや重労働として有名な保育士ですから、ストレスで病んでしまい、思ってもいない行動を起こす人もいるかもしれません。
冒頭でも書きましたが、大切な子供を預けている場所ですから、万が一があってはいけません。
そう考えるとそういう事が起こる可能性は、少しでも低くしていかなければなりません。
体験談のような対処法だと、親と担任の関係が拗れる可能性があります。
仮にそのような相談窓口に相談するとしても、担任と話がしたいなど、3人での話し合いの場を持たせてもらうなどの配慮が必要になります。
そして遅くなりましたが、幼稚園の担任に不満を持った場合に親としてやらなければならない事を紹介したいと思います。
これまでの話もそれに繋がるのですが、担任にしっかりと自分の気持ちを伝えるという事です。
そして担任の意見も聞き入れる姿勢も重要になります。
自分の子供を預ける、そして人の子供を預かるということは、日常になってしまうとお互い業務的になってしまいますが、絶対に信頼関係が必要です。
お互いの信頼関係がなければ、相手の気持ちや考えも分かるはずもなく、不満は募っていくばかりです。
そしてその信頼関係を築くためには、保育士として働いている相手の考えをしっかり聞いて、その上で親として不安な事を保育士に伝える必要があります。
体験談の中でも、保育士が冷たい態度をとるという場面がありましたが、考えようにとってはこれもひとつの教育とみる事もできます。
そういう場に弱い子供は確かにいるでしょうが、でも厳しくしてあげなければいけない場面も絶対にあります。
仮に担任としてそこまでの考えで、愛情としてそういう行動をとっているとしても、親の立場から見ればただ冷たくしているように映る事もあります。
こういう事は話をしなければ、絶対に解決する事はありません。
人とは不満に思ったことは、相手と話をしない限りは自分の思うようにその不満を大きくしていくからです。
話してみればそうだったのかと思う事でも、自分の中ではなかなかそういう答えは出てきません。
そして相手としっかり話すことによって、お互いがお互いの考えを理解する事ができ、体験談の様に問題がやっと良い方向に進んで行くことが出来ます。
何度も言いますが、子供を預かってもらうということには、絶対的に信頼関係が必要になります。
この事をしっかり意識したうえで、子供の事を中心に考え、幼稚園の担任とはしっかり話をするようにしてください。