年上の部下の指導で悩んでいる人に読んでほしい体験談

今回紹介するのは、年上の部下への指導で悩んだ体験談です。

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部下へ指導するというのは、思っているよりも難しいものですが、相手が年上となればさらに指導が難しくなります。

相手への敬意は払っていても、やはり年上の部下から見れば、年下に教えられるのは気に食わないものです。

そんあ気持ちは分かっていても、かといってどう教えればいいのか大変難しい問題ですよね。

今回は、そんな年上の上司への指導で試行錯誤した方の体験談をもとに、その対処法を考えていきたいと思います。

年上の部下への指導で悩んだ体験談

皆さん、こんにちは。
毎日のお仕事や家事、育児、介護などなど、お疲れ様です!

さて皆さんは職場の人間関係で悩んだことはありませんか?
上司との関係や先輩、後輩、同僚などなど。
職場は狭い空間なので、いくら気が合わない人がいても逃げ道がないのは辛いものです。
私も最近職場の方との付き合い方で悩んだことがありました。

その方は60代の男性の方で、別の会社を定年退職した後に臨時職員のような形で入社されました。
私から見ると自分の父とほぼ同じ年齢で、社会人としては大ベテランです。
私も最大限に敬意を払って、同じ職場で働くことになりました。

ところが、その方と働き始めて徐々に違和感を感じてきました。
年下社員からの仕事の指示を嫌がり、やる気が全く見えないのです。
「○○さんこういう仕事をお願いします。」「この作業はこのようにして下さい。」と失礼にならないよう丁寧に伝えても、話を聞こうとしません。
耳には入っているようですが、お願いした仕事に取り組もうとしないのです。

例えば社内の電話が鳴っていて、他のスタッフが別の電話にかかっていても、全く取ってくれません。
「○○さん、他の方が出られない時は電話に出て頂けますか?」と言っても駄目でした。
またパソコン操作は最初からする気すらありません。
年齢的に難しい部分もあるでしょうが、丁寧に教えようとしても聞く耳持たずでした。

ただ自分が得意、もしくは好きな仕事には取り組んで下さるので、あからさまに否定的な言葉はかけられませんでした・・。

そんな男性社員と何とかうまく付き合えるようになる方法を考え、まずは仲良くなるために仕事以外の会話を交わすことにしました。
すると前の職場の話から家族の話、趣味の話(食べ歩き)など、思ったよりもたくさん話ができるように。
会話がはずむようになると、仕事の際にもお互い緊張感がなくなり、仕事も徐々に進んでしてもらえるようになったのです。

今ではその方ともうまく一緒に仕事ができるようになりました。
(相変わらずパソコンだけはノータッチですが、他の事は頑張って下さっています。)
色々ありましたが、自分にとってもいい経験だったと思っています。

今回の体験談は、シンプルでとても分かりやすい解決法を示してくれたと思います。

年上の部下だからといって、遠慮している間柄では、余計にその確執は強くなってしまいます。

年上の部下から見れば、何も知らない年下に言われるよりも、仲が良くなり相手のことをある程度分かってきた方が聞き入れやすいのですね。

今回の問題だけではなく、やはり仕事というものは、相手の事を分かったうえで進めるのが、一番効率が良いのだと思います。

年上の部下だからといって、遠慮した指導をして迷ってしまうよりも、まずは相手の事を分かろうという姿勢がとても大事になります。

年上の部下の指導方法に悩んでいる方は是非参考にしてみてください。