今回は、人見知りに悩んでいて、親という立場になっても人見知りが治らない方の体験談の紹介です。
人見知りというのは、経験やその人の考え方というのが大きく影響してきます。
特に考え方というのは、それ一つで克服できる状態にあるのに、なかなか踏み出せずに悩んでいる人が多いものです。
そんな人見知りですが、経験は置いておいても、考え方一つで克服できるようになるものです。
私や、私の周りにも、この考え方一つで人見知りを克服した人はたくさんいます。
今回の記事を読んでいただいて、あなたも是非人見知りを克服してください。
それではまずは、親になっても人見知りでいる体験談をご覧いただき、その後人見知りを治す方法を紹介していきたいと思います。
親という立場でも人見知りに悩んだ体験談
私は、小さい頃から同じ年の子に話しかけられても物陰に隠れてしまったり、友達とうまく話せなくて手紙交換で会話をしていたり、とても人見知りな性格でした。
そのせいで、何も言い返さないからものを盗んでも大丈夫だ。何言っても大丈夫だ、と周りの子から認識され、いじめのようなものも受けていました。
中学生になりこの性格がずっとコンプレックスだった私はこのままじゃ駄目だと、思い切って絶対に自分がやらなそうな委員会の委員長に立候補してみようと思い、すごく悩んで思い切って立候補しました。
結果は今まで全くリーダーシップとは無縁の発言力もない人間だったのでもちろん駄目でしたが、それを知った顧問の先生が私を部活動の部長に任命してくださいました。
周りからも驚かれ、大丈夫?できるのか?と心配されるほどでしたが、それがとても悔しかったのを覚えています。
初めは元々の人見知りで内気な性格がやはり吹っ切れず、声が小さいと怒られたり事務的なことを最優先にしてしまって、うまく部内をまとめることができずとても悩み、気がすむまで泣いたことをきっかけに、それでもやり遂げなければならないと思いきって以前の自分よりかはちゃんと部員とコミュニケーションをとることができるようになりました。
しかし、それは『やらなければいけない』立場にあったからで、高校、大学へ進学するうちに自然と中学時代の頃の部長という立場を遠ざけていってしまい、特定の友人としかコミュニケーションをとらないようになっていました。
それから卒業をし、社会人一年目のときにできちゃった結婚をしたのですが、子育て中の今、ママ友との交流でとても困っています。
ママ友との繋がりは、子育てをするための情報交換であったり、子供が一緒に遊ぶ友達を作れたり、とても重要なことだと思っています。
それにこの歳で人見知りをするというのは客観視しても恥ずかしくてなりません。人見知りで人付き合いが苦手なことにとても困っています。
今回は、人見知りという昔からの変えることが難しい性格が、子育てしていく中で大事なママ友の間で邪魔になってしまっているという体験談でした。
まず、なぜ人見知りをしてしまうのか根本的な考えてみると、他人にどう思われるかを気にしすぎているからではないかと思います。
今回の子育てに関して言えば、ママ友で何か変なことをしてしまえば付き合いが切れてしまって、可愛い我が子のための情報交換だったり、友達づくりができなくなってしまう、ということが頭にあるからだと思います。
きっと、そのように深く考えてしまえばしまうほど嫌な方向に行ってしまう気がするので、そんな重く考えすぎなくても気軽にニコニコ笑っているだけでも良いと思います。
それでもし何かあって関係が切れてしまっても、相手が嫌なのに無理して付き合う理由ないですし、情報収集なら今ネットでいくらでも検索できるし、これから子供が進学するにつれて色んな出会いがあるので、その中で自分も仲良くできそうな人と仲良くすれば良いと思いました。
人と仲良くするのにあれこれ気にしすぎないことが大事です!
今回の体験談では、はっきりと人見知りを克服できていない状態でした。
しかし、人見知りを克服するヒントはハッキリと示されていました。
みなさんは、そのヒントに気付くことができたでしょうか?
そのヒントとは、重く考えすぎないという事です。
なんだそんな事かと言われそうですが、この事についてもう一度しっかりと考える事が大事になります。
今現在人見知りでいる方は、自分は人見知りで周りの人に話しかけられても、うまく返事が出来ないと思っていると思います。
実はこの時点で、一般的に言うと考えすぎという事になるのです。
人は考えれば考えるほど、うまく会話が出来ない状態になります。
演説などと一緒ですね。思っている事を気ままに話そうと思っていればうまく話せますが、一字一句間違えないように、もしくはよりうまく話してやろうなどと考えれば考えるほど、うまく話せなくなります。
会話というもので一番大事な事は、相手の話をしっかり聞いて、そのことについて率直に返事をすることです。
何も相手に気に入られるように話そうとか、相手が喜んでくれるように話すということは必要ないのです。
そしてもう一つ大事なのは、面白い事や、相手の興味を引くことを言わなくても良いという事です。
会話というものは実は、相手の言っている事に同意したり、相槌だけで聞いてあげるだけで全然うまく行く者なのです。
そういう考えでいうと、自分は人見知りだからという考えを持ちすぎると、いろいろ考えすぎて余計にうまく会話が出来なくなってしまいます。
相手とうまく話が出来ないと思い込んでいる人は、一度相手の話を聞くことに徹して、相槌程度に話を聞いてみましょう。
自分が思っているよりもずっと会話は成り立つはずです。
そして大事なのは、実は会話とはこの程度なんだと認識する事です。
確かに仲の良い人同士の会話は、盛り上がっているように見えるかもしれません。
しかし、それはすごく仲が良くなっているからであって、相槌程度でも会話は全然成り立ちます。
自分は人見知りという立場を自覚している方は、是非人の会話を一度冷静に見てみてください。
よっぽど仲の良い人は置いておいて、そんなに大した会話はしていないものです。
ある程度仲よくなれば、そんな会話でも全然違和感はなくなります。
それを繰り返して行けば、いつの間にか仲の良い関係になり、その頃には自分の言いたいことを言えるようになっているはずです。
まだ言いたいことが言えない関係なら、相手の話を聞くことに徹して、仲を深めるように心がけて下さい。
会話というものをそんなに重くとらえる必要はありません。
誰とでも気軽に話すように見える人でも、人との会話に緊張を持っている事は少なくありません。
人と人との会話はそんなものです。
もっと気軽に、相手の話を聞いて、その中で自分が話せるタイミングを見つけるようにしてください。
決して頑張る必要なんてありません。あなたが聞いているだけでも会話は絶対に成り立ちます。
うまい返事をしようと頑張らずに、相手の話をじっくり聞いてください。