1歳半検診に歩かない子供を連れて行った体験談

今回は、1歳半検診に歩かない子供に悩んでいた方が連れて行った体験談です。

自分の子どもが1歳半になっても歩かなくて、1歳半検診に連れて行くかどうか悩んでいる方は多いようです。

今回の体験談では、そんな歩かない子供を1歳半検診に連れて行ってどう感じたかが書かれています。

そんな体験談から、歩かない子供の1歳半検診の意味、そして1歳半検診自体の意味合いを紹介していきたいと思います。

1歳半になっても歩かない子供を1歳半検診に連れて行った体験談

市役所から1歳半検診のお知らせが届きました。

私は子が歩かないことで悩んでいたため「どうしよう?やめとこうかな?」と頭によぎりましたが、普通の1歳半がどんなものなのか?もしかしたら他にも立てない子がいっぱいいるかも?なんてことを思い、会社を午後から休んで行くことにしました。

着いた途端、「やっぱり来るんじゃなかった…」と思いました。
着いた瞬間から、ベビーカーや抱っこ紐できてる子がまずかなり少ないこと。靴を履いてない子が誰もいないことに気づきました。

受付を済ませ、ここのソファーでお待ちくださいと言われて座るとうちの子は、人見知り・場所見知りなのか固まり、ソファーに座って他の子を「ジーっ」と観察してました。

他の子はもちろんじっとなんてしておらず、走り回ったりジャンプしてみたり地べたでハイハイをして怒られたりしてました。

なにより違うなーと思ったのは、お母さんが「絵本持ってきてーないないしてきて」という簡単な指示に従えてたこと。

「ここ、家じゃないよね?」と思いました。うちの子も慣れた家ではなんとなーくこちらの言ってることがわかることもあります(たとえば、アンパンマン(人形)どこかな?など。

でも初めて来る場所で歩き回り、お母さんの指示に従うなんて想像もつかないくらい、成長の差が開いていることに愕然としました。

体重測定や、予防接種の確認、歯の検診などを終え先生による検診がはじまり、まずは「積み木をつんでみよう」ということで先生が1つやって見せてくれました。

すると娘も順調に積み、軽々と5個積むことができ積み木はクリアしました。
そして壁に貼ってある4つのアンパンマンを指差しして「アンパンマン」と連呼してました。指差しクリア…

そして言葉の数の確認、、娘は5つくらい話せてたのでクリアとされました。

そして一番気になる足の問題ですが、「んー今病院に通ってるんだよね?じゃぁそこで引き続きリハビリ続けてくださいね」

はい、終了。「なんだこれ?会社を休んでわざわざ行ったのに。。

本当に市の検診は流れ作業で、順調に成長している子にはいいかもですが、うちの子のように「歩かない」などの悩みをかかえている人には全く意味がなかったです。

1歳半になっても歩かない子供に悩んでいる人が1歳半検診に行こうか悩んでいるという方は、この体験談のような気持ちでいる方が多いのではないでしょうか?

確かに1歳半検診では、歩いている子が多いと思います。

そしてその悩み自体が、1歳半検診にて解決するという事もほとんどないと思います。

1歳半の時点で歩かない子供というのは、その時点で何か検査しようというのはほとんど無いのではないでしょうか。

もう少し、2歳になるまでは様子を見てみるとかいう対処が多いと思います。

自分の子供だと、いろんな事を考えてしまい不安な気持ちになってくるのは当然の事ですが、すぐに解決できない場合も非常に多いです。

歩くのが遅くても、もう少し大きくなれば他の事同じように元気に育っている場合がほとんどです。

心配でしょうが、もう少しだけ気長に見守り続けましょう。

そして1歳半検診の意味合いですが、これはこの年齢の子供に多い病気の可能性を見ているものです。

そして成長の度合いの差が大きい年齢でもありますので、成長が著しく小さい場合以外は、あまり詳しく見る事はありません。

いざ1歳半検診に行ってみると、歩かない子供というのは少ないでしょうが、日本全体で見れば非常に多いです。

ですので、歩かない子供を1歳半検診で詳しく見る事はありません。その他成長の差であろうというものも同じです。

親の立場からすると、一番心配している、今回でいうならば歩かないという事を一番見てほしいものでしょうが、親から見て気付かないような障害があるかもしれません。

そんなこの年齢に多いでろう病気や障害を、この1歳半検診では見てくれているのです。

もしそんなものがあったとしたら、1歳半検診に行く意味というものは絶対にあると言えるでしょう。

うちの子供も、生まれる前からある病気の疑いがあり、生まれてから半年以上はずっと病院にお世話になっていました。

そんな状況ですので、市の定期検診などに行く意味はないのではないかと思っていましたが、とりあえず行ってみる事にしました。

すると親の私たちが思ってもいないような部分で引っかかってしまい、市の定期検診の意味合いを痛感させられました。

あるひとつの病気や症状に、親として取りつかれてしまうと、それ以外が全く見えなくなってしまう事もあります。

全く何の心配もせずに育っている子供にとっては、定期的に病気や障害が無いか見てもらう機会でしょうが、心配している親にとっても、それ以外の心配がないか見てもらう非常に重要な機会なのです。

そしてもう一つ、市の子供の検診は、市が子供の病気や障害、そして虐待の有無を把握する、市の都合によって開かれているという意味合いも大きいのです。

ですので、親にとって検診は必要ないという意見が通らないものでもあるのです。

ですので、仕事の都合などで行けないと思っている方もいるかもしれませんが、それだけで「じゃあいいや」というようなものでもありません。

行けない場合には、ちゃんと市に連絡をしないと、しつこく連絡や訪問を受ける場合があります。

これは市によって様々だと思いますが、別の月齢の子供の定期検診の日にズラされたり、いきなり訪問や電話がかかってくることもあります。

これは結局、前途した市が虐待などを把握するためのものですから、かなりしつこくされる場合もあります。

この意味合いを考えて、行けない時にもしっかりと市に連絡をしておくべきだと思います。

このように、子供の定期検診には、親が思っている以上の意味合いと見返りがあるものですので、いけるならば積極的に言っておくことをおすすめします。

行けない場合には、しっかりと市に連絡をして、今後の子供の為にも市にしっかりと把握してもらいましょう。