仕事での失敗が怖い人が、その怖さから逃れる唯一の方法

今回紹介するのは、仕事で失敗をするのが怖いと悩んでいる方への対処法についてです。

この悩みを持っている方は意外と多く、重症化してしまえば、重要な仕事だけでなく何でもない仕事にも影響を及ぼすようになってしまいます。

悩みが大きくなりすぎると、その悩みに囚われすぎて、その事しか考えられなくなってしまいます。

そうなってしまうと、大きな仕事でも小さな仕事でも関係なく効率が下がってしまいます。

仕事で失敗を恐れる人というのは、過去の失敗にとらわれ過ぎる傾向があります。

しかしそんなことが分かったとしても、自分ではなかなか解決するのが難しいのが、この問題の大きなところです。

ところがこの問題は、実は慣れてしまえば非常に簡単に解決できてしまうのです。

慣れるまでは多少難しく感じるかもしれませんが、このまま失敗を恐れて仕事を続けるよりも、はるかに有意義な時間になるはずです。

このように仕事での失敗を怖いと感じている方は、是非今回の記事で紹介する、克服するための対処法を読んでいただき、今後の人生に役立ててください。

それではまずは、同じような悩みを持っていた方の体験談をご覧いただき、その後仕事での失敗を恐れないようにする対処法を紹介していきます。

仕事で失敗をしてから、失敗を怖いと感じるようになった体験談

私は、飲食店でお仕事をしています。
お仕事の中に電話対応があり、予約やテイクアウト注文の対応をしていますが、まだ初めて間もない頃に「知識の未熟さ」をお客様に指摘されてしまいました。

電話で怒鳴られたあとぶち切れられてしまったのです。もちろん悪いのは私なのですが、怖くて仕方ありません。

それ以来、電話のコール音が聞こえると手汗が出て脚がガクガクします。たった一度の失敗におびえ続けているのです。それは、2年がたった今もです。

さすがに、それは私のメンタルの弱さと切り替えが出来ないことが原因だと思いますが、ずっと「仕事から逃げたい」としか考えられません。

ですが、収入を途絶えさせるわけにもいかず続けていますが、あの「おびえ」が邪魔をしています。

例えば…
・とても忙しい時に電話対応できる人が私しかおらず、もたもたしている私を睨む同僚。その後の雰囲気が辛い。

・電話の前にいる時になったら私が出なければいけないという不安から、電話の前は猛ダッシュで逃げる為、仲間とぶつかる。

・後輩に電話対応を教えても、参考にならないため後輩は別の人に聞き直す。
など様々です。

最初は「失敗は誰もが経験することだから、同じことを繰り返さないように努力しよう」と前向きに考えられたりもしました。

が、ここまで引きずり続けると仕事だけでなく人間としての自分の「無能さ」ばかりが目立ちます。

最近では、仕事もできないし役立たない私は他人に迷惑しかかけられないから、少しでもその迷惑を減らそうとしか考えられません。

2年も引きずるのは異常ですよね?

どうしたら、失敗を受け止めて前に進めるのか分かりません。自分の中では精一杯努力しているつもりですし、お叱りを受けてから2回目はまだありません。
でも、おびえ続けています。

今後の自分の為にも、同僚や後輩の為にもおびえるのはやめにしたいです。
積極的に電話を取れるようになりたいです。怖さを克服する方法を誰かに教えてもらいたいです。

「失敗」は誰もが経験しますよね。
それがトラウマになり残り続ける人もいます。ですが、私はトラウマになったとしてもプラスに出来れば良いと思います。

おびえて当然です。誰もが怖いという感情を抱えています。ですが、失敗を引きずり続ける人とそうでない人は、その後が分かれてしまいます。

まず、大切なのは「おびえや怖さを克服したい」と思えること。その気持ちがあれば、大丈夫です!

あなたは、自分の為にも周りの為にもそうしたいとお考えですよね?そうであれば、解決方法は簡単です。

「失敗」を「経験」にするのです。
取り消せない過去であり、自分を成長させてくれた経験だと思えるように、真正面から向き合いましょう。

何年かかっても良いです。それは人それぞれですし、感じ方によっても傷の深さが違います。

そしてこういった失敗が起きて自分に自信がなくなった時に一番考えなければならないことは、周りの人への迷惑です。

これは一般的に仕事ができないと言われる人によくある話なのですが、自分の事ばかり考えて、周りの人の事を考えられていない場合が非常に多いです。

もちろん本人的には、周りの人の事も考えているつもりなのでしょうが、周りから見れば自分の事しか考えていないように映るのです。

仕事で周りの人の事を考えるならば、その時だけでも周りの人の事を第一に考えなければなりません。

周りの人の事を第一に考えられないのならば、それは周りの人の迷惑をちゃんと考えているとは言えません。

人というものは、自分の中で当たり前というものを作ってしまう傾向があります。

今回の件でいうならば、その時の自分にとって自分を第一に考える事が当然で、その次に周りの人の事も考えています。

それが自分の中で当たり前となってしまっていて、そして当たり前となっているため、もちろん改善されないという状況になってしまい、これでは人は成長することは出来ません。

これは、仕事を覚えてそこそこ仕事ができるようになった人に特に多い考えです。

本当に仕事が出来る人というのは、いつまでたっても自分の事を一番だとは思っていません。

まだまだ自分には足りない部分があると考え、自分の悪いところだけを探そうとします。そう考えるからこそ成長できるのです。

そしてこういう考えを常に持っていると、自分の中の当たり前を固定観念として持ちくくなります。

さらには、周りの人の事を第一に考えるため、その人たちへ迷惑をかけないようにするという事が第一優先事項になります。

こうなれば、自分の仕事の考えも改まり、周りの人への迷惑も減り、何よりトラウマに立ち向かう姿勢が出来上がります。

この考えを持つという事までは時間がかかるかもしれませんが、この考えが少しでも根付いてきたら、困難に立ち向かおうとする壁は以前よりずっと低くなっているはずです。

そしてこの考え方を持つ事でもうひとつ大切なのが、自分なりの目標をその都度決めるという事です。

仕事の人間関係について書いた記事では、この目標を持つという事で、人間関係さえも改善出来るという事が詳しく書かれています。

このような考え方を持って仕事をすることも、怖さを克服するのに非常に大切な事になります。

大事なのは、気持ちの持ちようで、勇気の大きさや行動力の差ではありません。

そこに向かうまでの気持ちの持ち方が重要になるのです。

今回の記事での、仕事での失敗の恐怖へ立ち向かう考え方を根付かせることが出来れば、絶対にあたなの怖いという感情は薄れていきます。

ただ、その怖さが職場に起因する場合もあると思います。

全てがあなたの責任で起こる怖さではなく、環境が悪い職場のせいで怖さを感じている人もいると思います。

そんな場合には、もちろん転職という事も視野に入れなければなりません。

自分を変えていく事は大事な事ですが、それをストレスに感じるようになって、自分自身が壊れてしまっては元も子もありません。

限度を超えている様な職場環境ならば、転職も常に頭に入れておくことが重要になります。

ただ転職というものも、簡単に考えてはいけませんので、職場の上司との付き合い方にてついて書いた記事も読んでいただき、転職についての注意点もしっかりと考えておくことをおすすめします。

いきなり失敗への恐怖に立ち向かうよりも、考え方そのものを変えていく方が、ストレス的にも大きな負担はかかりません。

是非今回の記事を参考にして頂き、まずは仕事をするうえでの考え方を少しづつでも変えていってください。