今回紹介するのは、信頼していた友達に、実は悪口を言われていたという状況でどうするべきかについてです。
友達から陰で悪口を言うというのはよくあることですが、いざ自分がされるとこれほどショックな事はありません。
信頼していた友人ならなおさらショックも大きくなります。
そういう状況になってしまうと、縁を切った方が良いのか、もしくはこれまで通りの仲を取り戻すように努力するべきか、色々と悩むと思います。
今回は、そんな友達から悪口を言われた時の対応について、体験談をもとに紹介していきたいと思います。
実際にそんな状況に会った体験談から、何故そういう状況になるのか、そしてそういう時にはどうすれば良いか非常に参考になる話ですので、体験談の方も必ずご覧ください。
友達に悪口を言われた体験談

友達の本音
私には長い間付き合いのある、仲良しの友達がいます。
何度か喧嘩もしたことはありましたが、その都度お互いに成長しあえる関係でした。
周りからも、私たちの関係について「好印象」のイメージをよく聞いていて、刺激し合う仲で良きライバルでもありました。
しかし、ある時その友人が私について話している内容を耳にしたのです。その時は、私がトイレの個室に入っていて友人は鏡の前で別の人と話していたので、私は「聞かない」ことが出来ずに逃げられない状態でした。
友人は、「(私の名前)可愛くもないし、性格も良くないのによく堂々と私に話しかけられるよね。私があの子だったら人生やめたくなるわ!!」と言っていました。
私の名前は珍しい名前ですし、完全に私の事だと確信が持てたので間違いありませんが、頭の中が真っ白になりました。
それからしばらくの間、友人は私が聞いていたことを知らないのに自分だけが知っていて、普通に振舞う自信が持てずに会わないように避けていました。
しかし、どれだけ頑張っても会わなきゃいけなくなった時に言われたのが「久しぶりー。元気だった?心配したんだよ最近見ないから…でも元気そうだね!本当に大好き〜」でした。
周りにも人がいたので、泣きたい気持ちを押し込めて笑顔で対応したつもりですが、おそらく顔は引きつっていたと思います。
友達への不信感
もう、誰も信じたくなくなりました。自分にも自信が持てなくなり、「友達」という関係が何なのかも分からなくなり、外に出られなくなりました。
私が友達に何かしたのか?何が嫌なのか?必死に考えましたが、全く分かりません。
今では、その友達?が最初から私のことをよく思っておらず、気がつかなかったのは私だけだったのかと思います。本当に辛く苦しいですし、逃げ出したいです。
彼女以上に長い間一緒にいた友達はいないので、時間が重要でないことは分かっていますが、不安な気持ちはなくなりませんし、私は今後交友関係が持てるのか今は考えられません。
友達から悪口を言われた時の対処法

体験者の考える対処法
友人関係の悩み事は、正直誰もが抱えていると思います。多かれ少なかれあるのは事実ですが、今回のように自分に自信が持てなくなるほど苦しいのは、早めの解決が重要だと思います。
表面では仲良いが、裏では悪口のお祭り…はよくあります。逆に、悪口を誰にも言われない人はいません。
もちろん、言われて気分が悪くなるのは当たり前のことなので「嫌だ」という気持ちがあることに罪悪感を持つ必要はありません。
しかし、よく考えてみてください。その友人はあなたにとって凄く大切な存在ですか?
その人の言葉を信じられますか?
そんな人よりも、周りにあなたを大切に思ってくれる人はいませんか?
悪口や裏の顔があるのはほとんどの人が持っていますが、限度がありますよね。
そんな人の言葉を信じて、自信をなくすのは…あなたを大切に思ってくれる人のことを忘れてしまっている可能性があります。
大切なのは、長い間一緒にいた友人ではなくて、短い間しかいなくてもあなたを信じ大切に思ってくれる人なのです。
辛く苦しいですが、その友人とは距離をとるのがあなたの為だと思います。どうか、大切なことを見落とさないでください。そうすれば、きっと良い友人があらわれますよ。
友達の悪口の意味
体験談の方は、友達に陰で悪口を言われるという状況を直接経験して、その結果投げやりというか何も信じられない状況に置きこまれています。
もちろんその友達とも縁を切るという対応をとるのだと思います。
しかしこの選択は間違いだと言い切っていいと思います。
信頼している友達に、陰で悪口を言われるというのは、確かにショックな事ですが、悪口を言ってしまうというのは良くあり得る状況でもあります。
その時一緒にいた人たちとの、雰囲気の流れもあるでしょうし、冗談交じりかもしれません。
とにかく本心がそういうわけでないのに、悪口を言ってしまう状況というのは山ほど考えられます。
だから直接その悪口を聞いてしまったからと言って、そのまま縁を切るというのは間違った選択だと言えます。
傷つくのは分かりますが、仮にもこれまで付き合ってきた友達ですので、ちゃんと一度話をすることが大切なことです。
それで謝ってくれるのなら、それを許してあげるのもまた友達というものです。
この事によってかえって信頼関係が増すことも考えられます。話しても相手が嫌な対応をするぐらいなら、そこで初めて縁を切るという事になります。
悪口を聞いておいて、さらに話をするのは気が引けるかもしれませんが、ちゃんと話をしておかないとこの後ずっとこの事が心に残ったままになってしまいます。
友達と喧嘩して仲直り出来ずにいる方にひとつだけ考えてほしい事の記事でも書きましたが、人と人との関係というものは、あなたの今後の人生に大きな影響を与えます。
その時にしっかりと行動しておかなければ、あなたの今後の人生さえも悪循環になっていくこともあり得ます。
こういった事は、これからずっと社会に出ても続いていくので、どんな時でも話をするというのは非常に大事になります。
仮に今回の事で友達と縁を切ることになったとしても、まだまだ外を見回せばたくさんの世界が広がっています。
精神状態が悪くなればなるほど、視野が狭くなってしまい、すべてが終わりだと錯覚してしまいますが、後になってみれば、友達に悪口を言われることなどちっぽけなことでしかありません。
絶望的な状況だからと言って、そこで終わるのではなく、様々な可能性を考えて行動するようにしましょう。
それがあなたの明るい未来を切り開いていく行動へとつながるはずです。