今回紹介するのは、お金を返してくれない友達に悩まされた時の解決法です。
そんな状況に置かれて悩んだ体験談を参考にして、その友達との接し方や、お金を返してもらう方法などを紹介していきます。
お金が原因で友達との関係が悪くなっている方も、そしてお金を貸すようになって悩み始めた方もみんな参考になるものだと思います。
きっとそんなあなたの悩みを解決する手助けとなるので、是非ご覧ください。
それではまずは、お金を返してくれない友達に悩まされた体験談をご覧いただき、その後解決法を紹介していきたいと思います。
お金を返してくれない友達との関係を改善した体験談
昔は、他愛のない話をして、毎日のように一緒に遊んでいた友人。しかし、ふとしたことがきっかけとなり、今までと同じように友人と付き合えなくなってしまう可能性があります。
その1つが、お金の貸し借り。一度お金を貸して、もしくは借りてしまうと、もう今までと全く同じようにその人と付き合うことはできなくなってしまいます。
それも、何度も何度も。一体どうしたらいいのか、考えてみました。
高校の頃、席が隣同士ということで話したことをきっかけに仲良くなり、それからほぼ毎日のように一緒に遊んだ親友ともいうべき友達。
高校を卒業し、別々の大学に進んでからも、私とその友人(以下、彼と表記)は時間を見つけてはご飯を食べに行ったり、一緒に遊びに行ったりしていました。
ある日、彼と夕食を食べに言った時、「最近お金がピンチなんだよね~」と切り出され、私はその時はお金に余裕があったため、「じゃあ今日は俺が奢るよ」と彼の分まで食事代を支払いました。
彼はすごく感謝をしてくれて、私も調子に乗って「またお金がピンチの時は奢ってあげるよ」と言ってその日は別れました。
それからしばらく経ったある日、彼からラインが届きました。最初の一文は「ねーねー」と言ったなんでもない前置きだったのですが、その次の一文がなんと…「今月お金がピンチでさ、悪いんだけど2万円くらい貸してくれない?」といったものでした。
バイトしてお金に余裕はあったとはいえ、私も大学1年生。2万円はそれなりに大きな額です。
それでも彼と付き合いも長く、信頼していたのでその時は2万円を貸し出すことに。
またより一層感謝され、私もしかたないなぁと言った気持ちで「借りパクはだめだぞ」と冗談交じりで笑っていました。
しかし、それからと言うもの、お金を返してくれるどころか、1月に1,2回「お金を貸してくれ」と言われるように。
関係を壊したくなかった私は、結局言われるがままにお金を貸し、2年生に上がる頃には貸した額は10万円近くまで膨れ上がってしまいました。
さすがにここまで来ると、私自身も信頼したいという気持ちと、それでも疑ってしまう気持ち両方が交互にわいてしまい、四六時中そのお金のことを考えてしまうように。
彼とは、頻度は減ったものの、お金を貸し出してからも度々一緒に会って遊んでいました。
しかし、もう既にお金を貸すようになる以前のように、彼と接することができなくなってしまっていました。
彼と何を話していても、お金をいつ返してくれるのか、返す気はあるのかと聞きたい気持ちでいっぱいで、「もういっそ諦めてしまおうか」という思いすら感じるようになってしまうまでに。
そんなある日、久々に夕食を彼と食べに言った際、私のアルバイトでの話題になって、「お前はバイトのほうどう?」と聞いたとき、なんと返ってきた言葉は「今はバイトしてないよ」でした。
唖然とする私を目の前にして、彼は全く何も気にせずご飯を食べていました。その日は、もう言い返す言葉も見つからず、そのまま別れてしまいました。
そしてそこから2週間経つ頃、またラインの方に「お金貸して」のトークが…。
その瞬間、今まで抑えていた気持ちが爆発してしまい、「そんなにお金が欲しいなら何でバイトしないの?貸したお金は返す気ある?」と、ついついキレ気味に送ってしまいました。
しまった、と思い、なにか付け足しでトークを送ろうとも思ったのですが、このままお金を貸し続けるならいっそここで縁を切るのも…とも考え彼からの返事を待ちました。
しかし、その日は何も返事が来ず…。これは、もう、彼とは今後話せないかな…と思っていた次の日、彼から「ごめん、今から電話いい?」というラインが来ました。
私は電話をかけ、「人からお金を借りたなら最優先で返すためにバイトしたりしないと」と叱ると、彼は「ごめん」と一言。
必ず返すと約束してくれ、私が信じて待ってるからねというと、彼はそこからバイトにもつき、毎月少しづつ返してくれるようになりました。
思えば、ずっと甘やかしてしまって、あんなもやもやした気持ちになったり、何も言えないまま縁を切るような決断になる前に、もっと早く自分の正直な気持ちを言っておけば、と思いました。
それからは、彼の方から食事を奢ってくれたり、あの時はごめんと度々反省の意をみせたり、ちょっとずつですが昔と同じように笑えるよう関係が戻ってきました。
お金を貸す、というのは人間関係を一変させてしまう可能性もあると感じさせられた体験でした。
私としては、人から物を借りたら絶対返すのは当たり前ですし、それがお金のような本当に大切なものなら、自分の買いたいもの欲しいものを我慢してでも、返すために貯めるべきだと思っています。
しかし、親友のような関係である人に対しては、信頼関係を壊す恐れなどを考えてしまい、ずるずると貸し続けてしまう。彼が、元々甘えがみえる性格なのは分かっていましたが、今回の件は私自身、本当に悩みつづけました。
自分しか頼れる人がいないのかな、と思いましたし、10万なんて一生で考えれば安い金額かもしれません。
それでも、彼にはまっとうに人生を歩んで欲しい、これからりっぱな社会人になってほしいとの思いで叱ったら、思っていたよりあっさり受け入れてくれました。
同じように友達からお金を貸してくれといわれて困っている人もいるでしょう。
借りること自体は悪いことだとは言いません。友達なら、困っている時は手を差し伸べてあげるべきです。
しかし、借りたものを返さないような、相手が間違っている時はちゃんと言ってあげるべきです。
関係を崩すとか、そういったことを気にしてしまう気持ちも分かるけれど、1人の友達として、間違ったことはきちんとそう伝えてあげる。それが大事だと思えた体験でした。
今回の体験談では、相手に素直に伝える事で見事に解決したというものでした。
今回の体験談に限って言うならば、相手が借りる事が当たり前のような感覚になってしまっており、友人にそれを指摘されて初めて自分の過ちに気付いたという形だと思います。
もちろんこのような場合もありますので、まずは相手にしっかり話をするという事は大事です。
返してと言いづらいから、もう少し待ってみようとしていたら、手遅れになる場合もありますので、ちゃんと相手の意志は確認するようにしましょう。
そして度が過ぎたと思ったら、はっきりと返してくれるように言いましょう。
そのタイミングを逃してしまうと、返してもらえないどころか相手との関係も修復できなくなってしまいます。
そして今度は、友達にお金を貸す時の考え方について考えていきます。
「お金を貸す時は、あげるつもりで貸しなさい」と良く言われますが、これは非常に大事な事です。
お金というものは、なかなか自分の思うとおりに流れてはくれないものです。これは世界中の人みんながそうです。
そういう特性を持ったお金というものですから、なかなか計画通りに返すというのは非常に難しいものなのです。
でも、貸した側としては決まった期日までにしっかり返してもらいたいと思うのが当然です。
この貸す側と、借りる側の意識の違いが間違いなく溝を作ってしまいます。そしてその溝が二人の関係を悪くしてしまうのです。
かといって、最初から返すつもりもなく、友人にお金を借りる人は非常に稀だと思います。ただ計画通りに行っていないだけなのです。
だから貸す側としては、帰ってこなくてもしょうがないという気持ちで貸すのが大事になるのです。
友達にお金を貸す時には、自分の中で返してくれなくてもしょうがない上限金額を決めて貸しましょう。
5万なら5万と決めて、それ以上は貸さないと決めておかないと、ズルズルと際限なく貸してしまう可能性もあります。
ですので、友達にお金を貸す時には、返してくれないと思って貸すようにしてください。そうすれば、必要以上に相手に迫る事もなく、冷静に話ができるはずです。
ただ間違ってはいけないのが、自分の中では返してくれないと思っていても、相手にはちゃんと返してという事は必要だという事です。
そのまま放っておいては、相手にとっても自分にとっても、これからの人生にマイナスになってしまいます。
友達に間違った人生を送らせないためにも、催促はちゃんとするようにしましょう。
最後に、お金を返してもらう方法ですが、これも考え方が非常に重要になります。
先ほども言いましたが、お金を返してくれない友達にとっても、それが不測の事態であることが多いです。
そういう時に強く催促しても、返してもらえないうえに相手との関係も悪くなってしまいます。
お金を返してもらう催促をする時にも、冷静に相手に伝えるようにするのが重要です。
これまでの事をすべて理解していただければ、友達にお金を返してもらうということについて理解していただけたと思います。
これまで紹介したすべてのことをちゃんと実践すれば、友達との関係も崩さずに問題を解決できるはずですので、もう一度しっかり読んで問題解決できるようにしてください。