女性が多い職場での人間関係の悩みを体験談から解決する

あなたは職場の方に気を使っていますか?

もちろん最低限の気は使うべきですし、仕事は1人ではできませんから、人間関係を良好に保とうと努力することは当たり前かもしれません。

しかし、周りの人に気を使いすぎると、心身ともに疲れが溜まってしまい、大きな病気にもなりかねません。

特に、女性が多い職場での人間関係は気を使うことが多く、仕事内容よりも難しいこともあります。

今回は、そんな女性が多い職場での体験をもとに、女性の先輩への対応、人間関係の考え方について、ご紹介していきたいと思います。

それではまずは体験談をご覧いただき、その後女性が多い職場での人間関係について考えていきたいと思います。

女性が多い職場での人間関係に悩んだ体験談

私は、食品会社に就職し、女性が8割の職場に配属されました。
そこで、女性が多い職場特有の空気をはじめて知りました。

当人の前ではあたかも仲良しを装い、その人がいない場では、膝掛けがダサい、仕事が遅い、布巾の片付けをしていなかったなど、非常に小さいことで文句を言うのです。

あまりにどうでもいいことで悪口を言うので、はじめは、先輩方は冗談で悪口を言っているのかと思っていましたが、数ヶ月が経ち、どうやら真面目に怒り、悪口を言っているのだと分かると、さらに恐ろしくなりました。

理系大学に在学し、男性が多い環境に長期間いた私は、これまで思ったことはすぐ口に出してきました。そのためか本音と建前を使い分けることが難しく、職場での人間関係に悩み、非常にストレスを感じました。

職場では連携して仕事を行うことが多かったため、先輩方に嫌われてしまっては仕事に支障が出てしまうと思い、無理してつくり笑いをしたり、悪口の内容を覚えておき、そのような行動・態度(ポットのお湯がなくなりそうなのにお湯を沸かさない、洗った器具が乾いたのにすぐに乾燥機から取り出さないなど)はとらないように努力をしました。

努力の甲斐あってか、私が気付いている範囲では先輩からの被害を受けずに済み、仕事もスムーズに行えるようになりました。

しかし、先輩からのプライペートのお誘いを頻繁にいただくようになってしまい、断りにくく、非常に嫌で仕方がありませんでした。

そして、しばらくして原因不明の偏頭痛に悩まされるようになりました。
我慢できる痛みなら良いのですが、弱い頭痛が続くのではなく、不規則な激痛が襲い、会話中に突如頭を抑えてしまうようなことが頻繁に起こりました。

体は丈夫な方で、頭痛なんてほとんど経験したことがなかった私は、その原因が全く浮かびませんでした。

デスクワークで肩が凝ったのか思い、マッサージに通いましたが、頭痛が治ったのはその時だけでした。

しかし、頭痛は平日に多く、特に仕事中に頻繁に起こることに気づき、このことを頭痛持ちに友人に相談したところ、仕事によるストレスではないかと言われました。

思えば、気を使うことが不慣れな私は、どうしたら嫌われないのかと常に無駄なことを考えた状態で、仕事をしていました。

そのため、偏頭痛持ちになってしまったようです。
それからは、友人のアドバイスもあり、あまり気を使いすぎないことにしました。

プライベートな付き合いも、興味がないものは断ることにしました。
悪口を言う先輩は、特に権力があるわけでもないので、嫌われてもいいや!と開き直ることにしました。

せっかく仕事を頑張りにきているのに、先輩に嫌われないようにするために無駄に労力を使うのは勿体ないことだと思ったからです。

それからは、ぴったりと偏頭痛がしなくなりました。考えすぎないほうが、自分も笑顔になれるので、仕事がより楽しいです。

今回の体験談の方は、先輩に嫌われまいと気を使いすぎて、自らを追い込んでしまったようですね。

会社は1人でする仕事はほとんどありません。ですから、人間関係は非常に大事です。

しかし、それ以前に、個々が心身ともに健康な状態でなければ、良い仕事はできるはずがありません。

悪口を言う先輩に、無駄な気を使ってまで好かれても、良いことはありません。

また、仕事に先輩後輩は関係ない場合もあります。気を使ってばかりいては、良い仕事はできません。

職場ではなかなか難しいことではありますが、全員に好かれることは不可能と割り切り、できるだけ自分に正直になれるように努めましょう。

特に女性が多い職場では、こういうことに気を使った方がうまくいきます。

もし、先輩からのプライベートなお誘いを、あなたがつくり笑いをしながら快諾したら、先輩はどんどんあなたを誘うようになります。

行きたくないお誘いは、特に用事がなくとも、堂々とした態度で断れば良いのです。

お誘いを断っただけで、後輩を嫌ってしまう先輩はあまりいないと思いますが、それで仕事の人間関係にヒビが入ってしまっても、あなたの健康より大事ではありません。

自分の心と体の健康を第一に考え、自分に自信を持って仕事に励んでください。
あなたが笑顔で楽しく仕事をしている方が、周囲からの好感も上がり、良い仕事が舞い込むはずです。