友達ができない人の特徴を体験談から学び友達ができるようにする

今回紹介するのは、友達ができなくて寂しい高校生活を送った体験談です。

友達が一人でもいる状況と、全くいないのとでは学校生活の質がだいぶ変わってきます。

もともと人とうまく話せずに、友達作りに悩んでいる方もすごく多いと思います。

でも、友達作りは簡単ではありませんが、その特徴と考え方を改善すれば絶対に出来るようになります。

これから新しい生活が始まる方も、そして現在友達がいなくて悩んでいる方も、まずはその特徴を理解して友達ができるように改善していきましょう。

簡単ではありませんが、決して難しい事でもありませんので、是非みなさん参考にしてください。

それではまずは体験談をご覧いただき、その後友達が出来ない人の特徴とその改善方法を考えていきたいと思います。

友達が全くできなかった学校生活の体験談

こんにちは。
学校で友達ができない・・・。辛いですよね。

学校で友達ができないと、休んだときに宿題が何なのかわからない、授業でわからないところは先生に聞くしかない、グループで行動するときに気まずいなど、花の学生生活にいろいろと暗い影をおとしてしまいかねません。

今回は、私自身の友達ができなかった過去を振り返りつつ、解決法をさぐっていきたいと思います。
今からでも遅くはありません。友達をつくって、学生生活をもっと楽しみましょう!

私は、高校生の時、三年間ずっと友達がいませんでした。
幸いなことに、先生は優しかったし、一応話しかけられるようなクラスメイトも1人、2人ぐらいはいました。
でも、それだけだったのです。

三年間ものあいだ友達がいないというのは、それだけでつらいものでした。
しかも、私の通っていた高校は、珍しいことに寮制でした。

学校でも、寮でも、同じ人間関係が続くんです。
友達がいればそれも楽しいことだったのでしょうが、私にとっては地獄でしかありませんでした。

友達はいませんでしたが、悪口を言ってくる人はいました。
共通の敵を作れば、それだけ全体がまとまりやすくなるからです。

私はかっこうの的でしたが、なぜかいじめられることはありませんでした。
課題や宿題の多い学校だったので、いじめている暇はなかったのでしょう。

入学したときに、一度チャンスはありました。
「一緒に弁当食べよ」と誘ってくれたグループがあったのです。
しかし、そのグループのメンバーはあまり私の得意なタイプではなく、結局私は辞退してしまいました。

それからチャンスはめぐってはこず、いつしか私は一人になっていました。
重度のコミュ障になってしまい、おはようの「お」さえ言えない毎日。

誰かと少しでも話せたら、その日はいい日。
「おはよう」を言えたら、それだけで疲れてしまう。
そんな日が続きました。

人と話す機会はなくなり、一日中誰とも話さないなんてこともよくありました。
そんなときに急に話しかけられても、パニックになってろくな言葉もでてきません。
そのせいか、私と友達になろうとする人なんて、結局現れてはくれませんでした。

寮生活で、友達がいないのは本当につらいことです。
私の暮らしていた寮は相部屋で、一部屋に3人から4人で暮らしていました。

そうすると、休日などに相部屋の子の友達がやってきたりします。
友達と楽しそうに話す声を聞いて、うらやましくて悲しくて、ベッドの中で泣いていたりもしました。

そして、そんな人間関係は、卒業するまで変わらなかったのです。

私に友達ができなかったのには、大きく分けて2つの原因があります。
一つは、来たチャンスをつかめなかったこと。
もう一つは、コミュニケーション能力が足りなかったことです。

入学したてのころは、当然ながら誰もが知らない人です。
中には同じ学校から進学して、元から仲良し!という人もいるとは思いますが、そういう人は少数派です。

入学したてのころが、一番のチャンスです。
自分から話しかけにいけるのがベストですが、自分から話しかけられなくても、誰かが話しかけてきたら愛想よく対応することです。
そうすると、その後の人間関係が違ってきます。

入学したときにつまづいて、もうどうしたらいいんだかわからない・・・。
そういう場合もあると思います。

もうグループもできてるし、今更その中に入るなんて、勇気がいりますよね。
そんなときは、とりあえず「おはよう!」ぐらいでも言っておきましょう。

脳科学の話になりますが、人間は毎日見るものに親近感を覚えるのだそう。
毎日「おはよう!」と笑顔であいさつするだけでも、「あいつ、わりといいやつじゃん」と思ってくれるようになるかもしれません。
授業の中で積極的に発言するなど、自分を印象づける行動をとってみるのも大切です。

人間関係は難しく、大人でも大変です。
ですが、毎日の積み重ねで、確実に何かが変わっていきます。

明日を生きやすくするために、今日から少しずつ頑張ってみませんか?

今回の体験談で一番重要なポイントは、チャンスをつかめなかったという事です。この体験談で具体的に言うならば、入学時の相手が話しかけてきてくれたことです。

入学時というのは特に、みんながみんな同じような心境の中で、頑張って話しかけている状況です。

その中で、自分がうまく返事を出来なかったとしても、みんな緊張している状況なので、変な人だと思う人はいません。

声をかけて相手が変な返事をしたとしても、緊張しているんだろうなと何となく理解し、その後の関係にも影響しません。

しかしこれがしばらく経ってからだと、変な人なんじゃないかと警戒されてしまいます。

ですので、入学時にはあまり相手を警戒せずに、話しかけてくれた相手には素直な返事をするのが大切です。

そして、入学時というあまり相手の事を分かっていない時に話しかけられたにも関わらず、合わない相手だからと断ったのにも問題がありますね。

見た目や普段の行動がいかに自分と合わなそうだと思っていても、話してみると気が合うということは良くあることです。

相手の事がまだよく分かっていない時期なのに、相手の誘いを断ってしまうと、それ以外の周りの人たちにも、難しい人だと思われてしまう可能性があります。

どちらにせよまだ誰の事も詳しく分かっていない時期なので、誘いを断るということは好ましくない事ですね。

合わないと思ったのなら、ある程度付き合いをしてからでも距離を置くことは可能ですので、ある程度はどんな人でも付き合いを持ってみましょう。

これも非常に重要な事です。どんな人であろうと、いろんな人と関わってみる事は、その後の自分の人生にプラスになる事ですので、詳しく話してもみないうちから距離を置くのは、自分にマイナスな事でしかありません。

むしろ積極的にそんな誘いには乗っていきましょう。

そして友達ができないまましばらく経ってからの友達の作り方ですが、これは非常に難しいものになってきます。

しかし、決して不可能な事ではありません。難しい事ですが、不可能な事という意味ではありません。

友達を新しく作るという状況は、いつでも勇気がいるものなのです。ただ、しばらく経ってしまうと、グループというものが出来上がってしまうため、入り込む勇気がさらに高くなるだけの話です。

グループが出来上がったからと言って、話しかけてきた人にいきなり冷たい態度をとる人はいません。

共通の話題がありそうなら、あとは少しハードルの高くなる勇気を持って話しかけるしか方法はありません。

繰り返し言いますが、友達を作るというのは、誰しも勇気がいる事です。

その行動が速いか遅いかの違いだけで、勇気の度合いは違ってきますが、いつかは勇気を出して友達を作らなければならないのです。

タイミングを逃したのであれば、勇気のハードルは上がってしまいましたが、自分から勇気を振り絞るしか方法はないのです。

一度勇気を振り絞ってしまえば、気の合う相手ならば意外なほど簡単に話は進んで行きますので、最初の勇気は断固たる決意で成し遂げましょう。

友達を作るというのは、すごく大変な事ですが、要はこの勇気だけですので、本当に友達が作りたいのならば是非一歩踏み出してみましょう!