コミュニケーションの改善方法を社会人サッカーの体験談から学ぶ

今回は、職場やスポーツなどでのコミュニケーションの改善方法について考えさせられた体験談の紹介です。

社会という枠組み、もしくは団体スポーツという仕組みの中では、コミュニケーションというものが非常に大事なものになってきます。

しかし、頭で考えれば考えるほど、コミュニケーションというものは難しくなってきてしまいます。

今回の体験談では、コミュニケーションの大事さというものが語られており、そのコミュニケーションを円滑に進める為に方法も考えられています。

社会や団体スポーツで、コミュニケーションの方法を模索して悩んでいる方のために、今回はその具体的な方法を体験談をもとに考えていきたいと思います。

それではまずは、体験談をご覧いただいてから、その具体的な方法を考えていきたいと思います。

社会人サッカーを通じてコミュニケーションの大事さを考えさせられた体験談

今回紹介するのは、私が所属している社会人サッカーチームの人間関係についての体験談です。

サッカーはチームスポーツなので全員としっかりコミュニケーションをとらなければいけませんし、年齢も様々なので考え方なども人によっては違ってきます。

入団当初は年齢も様々でなかなかコミュニケーションを取れず、自分の意見も言い出せない状況が続き、精神的にも辛く何度やめようと思ったか分からないくらい精神的に悩みました。

そんな状況でいかに全員と早くコミュニケーションが取れ、精神的にも落ち着けるか体験談から考えていきたいと思います。

私は学生の頃、サッカー部に所属しており、一度は社会人として働きサッカーを引退しました。

しかしどうしても仕事をやりながらサッカーに取り組みたいと言う意志から、一年ぶりに友人の紹介でサッカーをやる決断をしました。

もちろんそのサッカーチームには、知り合いは紹介してくれた友人しかおらず、年齢を年下もいれば、年上もいる環境でした。

まず初めに、いくら年下であれそのサッカーチームに私より早く所属している年下に対して、敬語を使うべきか使わないべきかすごく悩み、喋りづらい状況になってしまいました。

もちろん自分からどう話して良いかも分からず、なかなかコミュニケーションが取れず時間だけが過ぎて行ってしまいました。

そして年上に対しては敬語を使うのはもちろんです。しかし、価値観的には全く違う考え方を持っている人が多く、練習参加をした際は「誰だあいつ?」という目で見られているのを感じ自分自身、萎縮していたように感じて自分から声をかけれないような環境でした。

1か月練習に通いましたが遠慮していた部分もありました。

家に帰る度にどうしたらコミュニケーションが取れるのかものすごく悩んだ時期がありました。

しまいにはせっかく転職して新しい環境に来たにも関わらず、サッカーを辞めたい、練習・試合には行きたくないと感じてしまうようになっていました。

どうにかしないとこのままでは試合にも出れないと思いました。ですので、練習や試合に行くのが嫌でも、なんとか仕事が終わった後にグラウンドに行ってました。

今考えるとチームメイトみんないい人ばかりで、あの時の時間は何だったんだ。と思えるくらい本当にもったいない時間だったな。とつくづく感じました。

その後はいろんなきっかけでチームメイト一人一人とコミュニケーションを取れるようになり、今ではものすごく楽しくサッカーができ、練習や試合が楽しみになりレギュラーとして公式戦に出ています。続けて良かったと改めて感じました。

知らないサッカーチームにいきなり所属して、年下もいれば年上もいる環境でなかなかコミュニケーションを取れずにいた体験談でした。

サッカーはチームスポーツなので、一人一人の選手やスタッフといかに早くコミュニケーションが取れるかが重要です。

最初は私自身なかなかコミュニケーションが取れていませんでしたが、自分自身の性格をみんなに知ってもらおうとしていました。

私の性格は笑いを取ることが得意でよく喋る性格です。例えば練習中に天然っぷりを発揮してみんなに笑ってもらうことで、自分も相手も話かけやすい環境を作ることです。

そしてチームの為に、積極的に働くことです。そうしたら自然と信頼してもらうことができます。

またできるだけ早く全員の名前を覚えて、練習や試合で名前を呼び合うことができるかで状況は変わりました。

そうすることで自分がプレーしやすくなります。また、オフ・ザ・ピッチでも食事に誘ってもらえそこでより一層コミュニケーションが取れるようになり、プレーでも気を遣わずできるようになりました。

社会に出れば年上や年下と関わる事が多くなります。その中でいかに早く自分の性格を相手に知ってもらうかで、対応も変わってきます。

なかなかコミュニケーションが取れない方もいると思いますが、自分なりに全面的に本性を出してできるだけ明るく元気よくいれば、人は寄り付くと思いました。

社会にしても、スポーツという枠組みにしても、コミュニケーションがいかに大事かが痛感させられる体験談でした。

コミュニケーションというものは、体験談からも分かる通り非常に単純なものですが、いざ自分がその立場になると非常に難しいものでもあります。

しかし、仕事やスポーツの動きを円滑にするためには、欠かすことのできない非常に大事なものです。

この問題は、難しい問題でもあり、ひとまず置いておいて後回しにする人も多いですが、一流の社会人、そして一流のスポーツチームになるためには、絶対に欠かすことのできないものです。

逆に言えば、このコミュニケーションを大事にしている社会人やスポーツチームは、それだけで円滑な進み方が出来てきます。

例えばあなたが、一つのチームの責任者だとして、そのチームをまとめる為に必要なものは何でしょうか?

簡単に言うならば、それはチームワークです。でもそのチームワークを円滑にするために一番必要なものは何なのかと聞かれたら、非常に難しい問題になります。

個々の部分が分かっているのと分かっていないのとでは、そのチームの未来は大きく変わってきます。

ではそのチームワークを円滑にするために必要なものが何かというと、意思疎通になります。

意思疎通とは、自分が何を思っていて、そして相手が何を思っているかという事がお互いに分かる状態を言います。

それを可能にするのは、普段の付き合い方というものに大きく依存してきます。

では、自分の気持ちをどうすれば相手に理解してもらえるのかというと、それは相手の事を理解しようとする姿勢です。

集団の場合に一番問題になるのは、自分の気持ちや考え方を、相手に分かってもらいたいという行きすぎた考えです。

相手に自分の気持ちを分かってもらいたいのならば、まずは相手の気持ちを分かろうとする姿勢が重要なのです。

話し合いという場についても言える事ですが、自分の気持ちばかり言うような話し合いは、何の進展もありません。

話し合いというのは、相手の気持ちや考えを聞こうとする姿勢がプラスになるのです。

チームワークとは、そんな話し合いと全く同じです。まずは相手の気持ちを理解しようという姿勢が大事で、その姿勢が浸透すれば、おのずとみんながみんなの気持ちを理解しようとするチームワークが生まれます。

相手の気持ちが分かってからこそ、自分の気持ちを分かってもらう状況が生まれるという事ですね。

もちろんそれがすべてではありませんが、こういう姿勢を作ることによって、自然なチームワークというものが生まれてきます。

お互いがお互いの気持ちを分かろうとしている状況だからこそ、素晴らしいチームワークが生まれるのです。

これほど素晴らしいチームワークは無いと断言できるほど、それは重要な事です。

チームワークを良くしよう、自分がその先駆けとなろうと考えれば考えるほど、自分の気持ちが先行しがちになりますので、この事はしっかり頭に叩き込んでおきましょう。

今現在、人との関係に悩んでいる、もしくは団体での人の考えの違いに悩んでいるならば、是非参考にしてみて下さい。

最後にもう一度、コミュニケーションの改善とは、相手の気持ちを分かろうとする気持ちが全てです。

この改善方法をもとに、みなさん良好なコミュニケーションを築いていって下さい。