嫌いな人との接し方を職場での体験談から学ぶ

今回紹介するのは、介護現場での嫌いな人との接し方を苦慮した体験談です。

Hate

どんな職場でもそうですが、働き方や性格が原因で嫌いになった人との接し方に悩んでいる方は多いと思います。

一度相手の事を不満になってしまうと、普通にしようと思っても態度に出てしまい、それを向こうも感じ取ってうまくいかなくなってしまいます。

そんな状態でいると仕事に一番支障が出る状態となってしまいますので、社会人たるものなんとか対処法を考えたいと思っていると思います。

今回の体験談でも、この人なりの解決法というものを出していますが、それを参考にしつつ、嫌いな人との接し方について考えていきたいと思います。

嫌いな人との接し方を変えて好転した体験談

以前、特別養護老人ホームで働いていたのですが、ある時期に同じグループの職員が他の職員に対しての態度と明らかに違う態度を私にとりだしました。

私はその方に何も迷惑をかけたつもりはのですが、やはり「介護」と言う職業は介護者にとって見えない負担も出てくる訳ですから自分も知らないうちに、その方に負担をかけていたのかもしれません。

正直言うと、それはお互い様だと思いますww
例えば「あなた男性なんだから、あのあばれる利用者の面倒みてね」とか言って、手のかかる利用者さんを押し付けられるのです。

「男性だから」とか言う人は介護なんてやめちまえ!!って思いますけどね。
ほんと、不満だらけでした。

きっと、その不満がその人に対する態度にでてるんだなと反省しました。
そこでその方と関係を修復する為に私がとった行動は本当に単純。
それは「その人に対しても普通に接する」!!
たったこれだけです。ww

「たったこれだけ」とは言いましたが、ぶちゃけ少し演技力はいります。
その人の前でいかに「この人は自分を嫌ってるんだな」と言う気持ちを出さないで普通に接するかがポイントです。

私の場合、それを徹底する事で、その方は今では冗談を言い合える仲までなりました。
それどころか、「最初、アンタは全然喋らんかったし笑顔が無かったから怖かった」と言われますww

「そう言うアナタも十分怖かった」と言いたいですがww
しかし今回話した事例は、あくまでも私の成功例で、皆が皆成功するとわ思いません。

今回の私の場合は、陰湿なイジメ等がなかったからです。
ぶちゃけ、その方と仲が良くならなかったらと思うと、ゾッとします。

ちなみに私より後に入った人は、パワハラが原因で3か月経たないうちにやめました。
現在、私もその会社を退社しましたが、辞める時にその上司に「ここ辞めるなら他の所で働けん様にしてやる」と言われました。

ただ、もう介護の仕事はしないんで全然イイですけどねww
人付き合いって難しいですね。

この記事をみているどんな方も経験があると思いますが、嫌いになってしまうとその人との仕事やなんでもない付き合いが思った以上にギクシャクしてしまうと思います。

そうなるとまたその後も考えてしまい、なかなか自然に接する事ができなくなり、またそれで相手も感じ取りおかしくなっていくという悪循環になってしまいます。

ご自分でも、そして相手も合わない相手だったとしても、そんな状況はお互いにストレスがかかってしまいます。

この状態になってしまうと、何のメリットもありません。いざその状況に置かれると、気に食わない相手へ態度で出してしまいたい気持ちは分かりますが、冷静に考えるとそんなことをしても何のメリットもないのですね。

相手からすれば、それが日常なわけですから、誰か一人ぐらいがそんな態度をとったとしても、何の改善もありません。

するとただただ二人の仲が悪くなってしまうだけで、本質的な解決は何もないのです。

そう考えれば、体験談での行動というのは、相手にこそ伝わらないものの、職場環境としては良好な環境が続いたことだと思います。

意外と嫌いな相手に対する不満というものも、仲が良い人が同じことをしてもそこまで不満を感じなかったりします。

そのことを逆に言えば、現在嫌いな相手に持っている不満も、その方との関係が今より良くなれば、不満な部分も不満ではなくなっている可能性があります。

というより、そうなれば多分ほとんどの人が不満を持たないと思います。

不満が残っていたとしても、不満に思っていた相手に対して、ここまで良好な人間関係を築けたのですから、その状態になれば、軽く相手に不満をいう事さえ出来る状況になっているはずです。

社会というものでは、相手への不満というのは一度飲み込んで、まずは良好な関係を作るというのが一番大事なのです。

それさえ出来れば、相手の行動も変わってきますし、自分の受け取り方も変わってきます。

嫌いな相手という状況は、実は自分ひとりで作り上げたストレスのはけ口でしかないのです。

まずは自分自身がみんなと良好な関係を作ってからこそ、全ての状況は見えてきます。そしてすべての状況が見えている人は、文句ではなく的確な注意ができるようになっているはずです。

その為に不満は二の次にして、良好な職場環境の一人としてなるように心がけてください。