今回紹介するのは、人見知りを克服した体験談です。世の中には人見知りは意外とたくさん存在しています。
そしてそれを克服した人も多く存在しています。では、人見知りを克服した方法とは、どのようなものなのでしょうか?
克服した人もたくさんいるわけですから、そんな人の体験談を見れば、それを克服する方法というものも自ずと見えてきます。
では、体験談をさっそくですがご覧いただき、その後人見知りを克服する方法を考えていきたいと思います。
人見知りを克服した体験談
私は、元来人見知りです。
そんな方はたくさんおられるでしょう。
人見知りだと周りの人との人間関係がうまく行かなかったり、社交的で明るい人への劣等感など感じたりすることもあるかと思います。
私もそんな事を感じながら生きてきた1人であり、ずっとそんな自分を変えていきたいと思っていました。
未だ、完全に人見知りが直った訳ではありませんが、昔より人間関係が円滑になったのではないかと思います。その体験談を書いていきます。
子どもの頃から人見知りで、内弁慶だった私。
田舎育ちであまり同年代の友達と遊ばず1人遊びが多かったせいなのか、人前に出れば緊張し、友達とも距離を置きながら接してきました。
短大時代、同級生と打ち解けることが難しく、あまりクラスメイトと仲良くなれませんでした。
その原因は、自分自身へのコンプレックスと、周りへの憧れがあったからだと思います。
私は自分に自信がなく、自分なんてダメな人間だ、自分を好きになってくれる人は同性でも異性でもいない、とまで思っていました。
今まで友達は地元で昔から知っている子たちで、ずっと一緒の人達としか過ごしてなかったので、大学に入り、自分の知らない人、知らない環境の中でいきなり過ごすことになった不安が一気に押し寄せ、友達が作れなかったのだと思います。
そして、周りへの憧れ。周りのクラスメイトがとても華やかで、キラキラしているように見え、そんな子たちに自分から話しかけられなかったのです。
こうして友達作りがヘタな私は、授業で誰と座ろうか、誰か一緒にごはんを食べてくれるだろうか、1人で友達がいない人だと思われたら、クラスで浮いた存在になったらどうしよう、など、今考えるとそんなどうでも良いことでよくそんなに悩めるなと思うくらい、毎日悩んでいました。
それを克服しようと、学校のイベントの委員会に入ってみたのですが、そこでも一緒でした。
そこにはクラスメイトよりもっと自己主張ができて、自分をきちんと持っている、キラキラした子たちがいて、もっと自分へのコンプレックスが増していったのです。
大学時代、私はおとなしくて無口な子だと思われていたと思います。
その間、合コンなどにも行ったことがあるのですが、そこでも自分を出せず、うまく会話ができなくてただ疲れてしまった、ということもありました。
なぜ自分は周りの人とうまくやっていけないんだろう、このままずっと人見知りで人とうまくコミュニケーションがとれていけなかったらどうしよう、という気持ちをもっていました。
そんな私が変わったのは、就職をしてからです。
保育士をしていて、職場の人だけでなく、保護者とも話をしていかなければならない環境になり、そこから様々なタイプの人がいるなと思いました。
そしていろいろな人と話していくうちに、段々と自分が抱えているコンプレックスがなくなってくるような気がしました。
自分を信頼してくれる人、楽しいと思ってくれている人。そんな人が周りにいるんだと気付いてから、人と付き合うのが楽になりました。
大学の友達とも、在学中よりも就職してからの方が仲良くなったと思います。
人間なので合う、合わないはもちろんありますが、人間関係を円滑にするためには、そこで引くのではなく、お互いに歩み寄ろうとすることが大切なのではないかと思います。
そしてたくさんの人と関わることで、会話の進め方もうまくできるようになり、その場での自分の立ち位置、キャラクターを考えて振る舞えるようにもなりました。
私は仕事柄、多くの人と関わることができましたが、そんな環境じゃない方もいると思います。
今の時代ですと、街コンや、趣味のサークルなど、いろんな人と出会い、話す機会が探せばあります。
案ずるより産むが易し、といいます。
人見知りだからこそ、あえて苦手な場所に飛び込む、というのもアリなのではないかと、私は思います。
今回の体験談では、社会人になってから人見知りを克服していました。
まずはここから考えていきたいと思いますが、実はこの部分は非常に重要なことです。
みなさんにとっての当たり前とはどういったものでしょうか?自分の考えや、テレビで見る人たちのいう事、いろいろありますが、一番大きいのは、あなたが普段生活している団体の雰囲気が当たり前に大きく影響してきます。
学校生活なら学校で作られる雰囲気、社会人なら会社のみんなが作る雰囲気。それが大きくあなたの当たり前に関わってくるのです。
この当たり前が変化したからこそ、この体験談では社会人になって人見知りを克服できたのです。
保育士になって人とコミュニケーションを取らずに仕事を出来る人はいません。
同僚と話し、保護者と話すことが仕事として当たり前のことなのです。この当たり前が、人見知りを克服させたのですね。
では、当たり前の変化に寄与する、あなたの環境が変わらなければ人見知りを克服できないかと言えば、決してそうではありません。
ようは、あなたの当たり前を変える事が、人見知りを克服する方法なのです。
同じ会社に20年勤めていても、最初の10年はまったく人との関わりを広げようとしていなくても、あるきっかけで、その後の10年は別人のように、人と話し出す人もいます。
人と話す楽しさ、いろんな人と仲よくなってからする仕事の楽しさに気付いた人ですね。
これに気付かないと、何も変わらないまま20年を過ごす人ももちろんいると思います。
でもあなたは、この記事を読んでいるぐらいですから、きっと人見知りを克服したいと思っている人だと思います。
それならば、あなたの当たり前を少しづつ変えていかなければなりません。
その変えなければならない当たり前とは、自分は人見知りだから相手と話せないという当たり前です。
これを自分で深く思っている限りは、人見知りは克服できません。
意外と人と話すことはなんでもないことなのです。どんな話をすればいいのか分からないと思う事は普通の事です。
すごく人当たりが良いひとでも、こういった事は考えているのです。
何が違うかと言えば、とりあえず勢いで話してしまえという投げやり感です。
どうしよう何話そうと悩んでいると、余計にうまく話せなくなってしまいます。
悪循環になってしまいますので、こういう考えは人見知りを克服するならばすごく邪魔になってしまいます。
自分自身が、絶対に人と話ができないと思うのはまず止めましょう。そして私なんか楽しくお話しできないと思うのも止めましょう。
話そうと思えば、きっと話すことは出来るんだと普段から思う事が大事です。
面白い事なんか言わなくてもいいのです。長く話さなくてもいいのです。
まずは仕事の話、もしくは学生なら勉強の話だけでもいいので、話をしてみましょう。
それを続けていれば、話すという事に嫌悪感がなくなります。そして普通の話も普通に話せるようになるのです。
私も昔は人見知りで、余計なことばっかり考えていました。でも話せるようになった頃には、そんな事全く考えていませんでした。
そうやって悩んでいながら話をすることが、スムーズに話すということの邪魔をしていたのですね。
最後にはっきり言いますが、話すことは難しくありません。絶対にそうです。
何でもない話を続けていれば、誰とでも話を出来る事が、きっといつかあなたの当たり前になっています。
話そうと思えば話せるんだという気持ちをもって、人見知りの克服を頑張ってください。