おせっかいな人の心理とは?体験談から分かった対処法も併せて紹介

今回紹介するのは、おせっかいな人の心理と、その対処法についてです。

おせっかいな人
おせっかいな人

おせっかいな人というものは、基本的に悪いことをされているわけではないので、無碍にすることはできません。

しかし、行き過ぎるとそれが迷惑だと感じるようになり、どうすればいいのか分からなくなってしまう人も多いと思います。

なかなか相手のおせっかいというものを断るのは、難しいことかもしれませんが、その人の心理というものを考えることで、この問題は解決できることが多いです。

今回は、そんなおせっかいな人の心理というものを考えていきたいと思います。

まずは、同じようにおせっかいな人に悩まされた体験談をご覧いただき、その後におせっかいな人の心理と対処法を紹介していきたいと思います。

体験談の方も、同じような悩みを持っているあなたにとって、非常にためになる部分などありますので、是非ご覧ください。

おせっかいな行動を解決した体験談

おせっかいな人との関係

私が悩んでいるのは、隣に住む年配の奥さんの話です。

長らく住み続けるには、お隣さんとの関係というのはやはり良いほうがいいですよね。

こじれてしまうと、いくら住環境が整っていたとしても、住み続けることにストレスを感じてしまうようになってします。

わたしにも、そんなお隣さんとの関係の中で悩んだ時期がありました。

明らかにどちらかが悪いという問題ではなく、私のことを思いやってのことだったので本人には全く悪気はないのですが、その頃の私は、初めての育児とも重なっていたので、おおらかな気持ちでやり過ごす余裕がありませんでした。

現在は、私とお隣さんはとても良い距離感にいます。ここまで来るまでの自分なりの解決方法を、体験談から話してみたいと思います。

おせっかいな行動の始まり

古いアパートに住む私は、産休中にそれまで住んでいたところから離れた今のアパートに引っ越してきたため、仲の良い友人が全くいませんでした。

出産して1か月は実家に里帰りしていた私は、自宅アパートに戻ってきて初めて、子どもと二人きりの時間を過ごすことになりました。

初めての子育てだったのと周りに友人が全くいなかったこともあって、一日のうちのほとんどを家で過ごしていました。

当時の我が家は、換気のためにほぼ一日中、玄関のドアを開けていました。

家を訪ねる人もいませんでしたし、外出することもほとんどなかったので少しでも外の空気を感じたいという気持ちもありました。

そんな環境でしたので、お隣の奥さんがやってきたのも、特別なことではありませんでした。

最初の頃は、私の母親位の年齢の奥さんでしたので、孫の顔を見に来るような感じで顔を出してくれていました。

その頃の私は、主人以外の人との会話がほとんどなかったので、ほんの少しでも会話ができることがうれしく思っていました。

ところが、そのうちお隣の奥さんは、自宅で自分が飲むお茶を持って私の家に来るようになり、奥の部屋まで入ってくるようになりました。

会話としては、子育てのコツや体験談だったり、私の体を心配してくれるないようだったりするのですが、くるたびに部屋で過ごす時間が長くなっていき、しまいには、一日中私の部屋で過ごすようになりました。

お隣さんの家にはクーラーがついていませんでしたので、子どものために定期的にクーラーを使っていた私の家は快適だったのだろうと思います。

ただの話し相手であればありがたかったのですが、「ママ業には昼寝も大事なのよ」といってそのまま一人で眠ってしまったり、おむつ替えや洗濯などでバタバタしているわきでテレビを見ていたりする奥さんに、だんだん嫌気がさしてきました。

そうはいっても、夜泣きなどで日々ご迷惑をかけているという自負もあり、なかなか帰ってほしいと言い出すことが出来ませんでした。

体験者の対処法

そこで私がとった解決方法は、できるだけ外に出るようにすることで、なるべく家に入らせないということでした。でも、逆にこれが良かったようです。

いつものように、私の家にやってきたお隣の奥さんでしたが、私が、用事があるから今日は外出するということを話すと、「よかったわ。気分転換していらっしゃいね」といって送り出してくれたのです。

その日はたまたま機嫌が良かったからなのかな、と思ったのですが、それからも、用事を理由に出かけることを伝えて帰ってほしいと伝えると、にこにこしながら、「行ってらっしゃい」と送り出してくれたのです。

よく考えてみると、一日中、家の中から一歩も出ず、しかも生まれたばかりのこどもを見に来る人もだれ一人いなかった私のことを、母親のような目線で心配してくれていたのだと思います。

奥さんを遠ざけたくて外出するようになった私ですが、外出先で同じ月齢の子どもを抱えるママ友にも出会い、悩みを打ち明けられるようになりました。

もっとスマートな解決方法があったとは思いますが、今は、あの時引っ越しなどをせずいたおかげで、小学生になった娘も遠く離れたおばあちゃんの代わりのようにお隣の奥さんになついています。

おせっかいな人の心理とは?

体験談から見えるその心理

体験談から見えてきたおせっかいな人の心理は、良かれと思ってやっているということです。

相手が何でおせっかいな行動をとるのか分からずに悩むのと、自分のためを思ってやってくれていると分かっていて悩むのとでは、ストレスは大きく変わってきます。

どのような関係でもそうですが、相手のおせっかいすぎる行動には、何かの意図があるはずです。

ですのではじめにしっかりと考えておくべきことは、相手が自分の事を本当に思ってくれている行動なのか、もしくは良い人と思われたい自己満足なのか、まずはその心理をしっかりと判断する事が大事になります。

自分の事を本当に思ってくれている人だと思うなら、今回の体験談のように、外出したいとか、ちょっとゆっくり寝たいと言えば、きっと気持ちよく応じてくれるはずです。

ちょっと不快に思った最初の時点でこれが出来ていれば、ストレスが溜まることなくスムーズに問題は解決できていたことと思います。

相手が自己満足からの親切だとしたらちょっと厄介になります。

最初のうちから相手がどういう人なのかを観察していれば、どういった意味のおせっかいか分かるはずですから、あまり相手に依存しすぎない事が大事になってきます。

今回の体験談でも、最初のうちは相手の行動を有難がっていましたが、決してこれ自体は悪い事ではないのですが、もし相手が自己満足のためのおせっかいだとしたら、有難がれば有難がるほど相手の行動はエスカレートしていきます。

そしてそこからフェイドアウトしにくい状況が出来てしまいます。

ですので、もし相手が自己満足系ならば、いくら本当にありがたい親切を受けたとしても、あまりそこに依存しないように半分くらいの親切を受け取って、遠慮している態度を示しましょう。

行動でダメだとしたら、軽い言葉で伝える事も重要です。もちろん迷惑ですと言えというわけではなく、遠慮しているという事を伝えれるような事を相手に言うという事です。

相手の親切の半分ぐらいを常に遠慮しておけば、相手もそこまで深入りしてくることは無いはずです。

それでも親切の押し売りをしてくる方は、もう空気の読めない方ですので、外出するなどの対応をとるしかありません。

みなさんも相手の親切を受けた場合には、相手の真意というものをしっかり判断して行動するようにしてください。