今回ご紹介するのは、お隣の植木に関するご近所付き合いの体験談です。
お隣の木が大きくなり過ぎて、自分の家のほうにまで入ってきたりしていることはありませんか?ご近所付き合いもあるので、なかなか言い出すこともできません。
直接言うのも言い方一つで、ご近所の関係が壊れてしまうこともあります。持ち家なら、なおさらその場所にずっと住むことになります。
そんな時、どう対処したらいいのか、その解決策を、この体験談から考えてみたいと思います。
私の家のお隣の敷地内に大きな木があります。お隣の家には電信柱があるのですが、その木が大きくなり過ぎて電線にかかっています。
その電信柱からうちやほかの何軒かの家に電線がいっています。
冬に雪がふると、木が雪の重みで垂れ下がり、ぴんと張っていた電線が木ですっかり曲がってしまいました。
その時は電線が切れそうだと、お隣さんに電線を見せて、何とか木の枝を切ってもらいました。
その切った木も大きくなり、また電線にかかってしまいました。今度は台風です。雨が続いたせいで木の枝が重くなり、また電線が曲がっています。
そうして、電線が曲がっているので、またお隣さんに言うと、電力会社さんに連絡したけれども切ってくれないとのことでした。
どうやら電力会社さんのほうは自分で切ってくださいとのことでした。
前の雪の時のようにまだ電線が切れそうになっていないので、自分の家で対処しなさいということらしいです。
そこで、業者さんに頼んで伐採をしてくれればいいのですが、お隣さんは業者さんに頼むと料金が高いので頼まないとのことでした。
それで、今でもそのままになっています。
私の家のほうに来る電線なので、いつ切れるのかヒヤヒヤしながら生活しています。
自分の敷地から思いっきりはみ出して道路の半分以上までかかっている木です。通行する人が手を伸ばせば葉っぱに触るぐらいまで垂れ下がっています。我が家はその木を見ながら、今年の冬は雪でどうなるのだろうと心配しています。
毎回、その大きく電線にかかっている木を見ているとゲンナリしてしまうのですが、電線が曲がっていると言ってもお隣さんは対処してくれません。
お隣さんは一応電力会社さんには連絡してくれているようですが、自分でどうにかしようという気はないようです。
ですので、我が家としては、言うことはしっかりお隣さんに言っているので、もう気にしないようにするしかないのかなと思っています。
電線が切れたらさすがに電力会社さんも対応してくださるでしょうし、やる気がないお隣さんにこれ以上どうこう言ってもご近所の関係が壊れるだけです。
またあれこれ心配していても精神的によくありません。ここは完全に割り切って、なるようになると思って、気にしないように生活しています。
大変難しい問題ですが、こういったご近所トラブルで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
ご近所トラブルで一番難しいのは、相手と顔見知りなので、その後の関係にまで影響があるということです。
一度関係がこじれてしまうと、その後さらに大きなトラブルに発展する可能性がありますので注意が必要です。
ですので、こういうご近所トラブルで一番大事なのは、直接的な対応は極力避けるということです。
とても仲が良い相手だとしても、そういう問題で関係がこじれるということはよくある話です。
ですので、ご近所トラブルで悩んでいるなら、まずは行政や自治体を通して解決してもらうのが一番良いです。
それでもこういう問題は、簡単には解決へと向かうわけではありません。その場合にもとても大事な事があります。
その大事な事とは、気にしすぎないということです。ご近所トラブルだけでなく、世の中には解決できない問題というのはたくさんあります。
そういった解決できない問題というのがあるんだという事をしっかり認識して、時には諦める事も大事な事です。
一度気になると、その事ばかり考えてしまいどんどん気になってしまいます。
そうなると相手への不満も積み重なっていき、爆発しやすくなりますのでストレスも大変なものになっていきます。
そうならないように、さきほど述べた解決できないこともあるんだという程度の考えが必要なのです。
納得いかなくて相手に直接文句を言ったとしても、問題が解決しなければ何の解決にもなりませんし、ストレスは更に溜まり、さらなるトラブルに発展する可能性も十分にあります。
そんなメリットのない事をするよりは、解決できなければ気にしない様にして、しばらく放っておきましょう。
体験談でも言われていますが、さらに事が起これば、相手も対処するしかなくなります。どうなるか分からないことを先読みするより、もう考えないようにしましょう。
もちろん簡単に解決できないからといって、悪臭などどうしても我慢できないものは、自治体や行政にしっかり解決してもらいましょう。
どんなことでも気にしすぎというのは、自分自身のストレスを増大させますので、考えすぎない生活というものを実践してみてください。