井戸端会議は迷惑!体験談からその対処法を考える

今回紹介するのは、井戸端会議のあり方とその迷惑さについてです。

井戸端会議といえば主婦の情報交換の場という印象がありますが、人によっては迷惑な場でしかないこともあります。

その地域の人にもよるでしょうが、ちょっと意地悪な人が多くいると人の悪口大会が始まります。

そういうのが苦手な人にとっては、大変つらい場になってしまいますね。

井戸端会議は本当に主婦の情報交換の場として大切だとは思いますが、新しく入る人にとっては入りづらいものです。

地域のみんなで頑張りましょうという人たちばかりならそういった気まづさもないのでしょうけどね。

今回はそんな迷惑な井戸端会議に対する対処法を、地域の迷惑な人たちに悩まされた体験談から考えていきたいと思います。

地域の特異性に悩まされた体験談

自然の豊かなところで暮らしています。
老後に住みたい地域というと必ず上位にランクされる辺りです。

田舎暮らしというと、のんびりとした気質で人情に厚いとか、いかにもな理由が並びますが、果たして本当にそうでしょうか?

隣の地区から嫁いで20年が経ちます。見合い結婚という形ではありますが、2歳上の夫とは、会話こそ交わしたことはないものの小中学校が同じで、互いになんとなく顔を知っているという間柄でした。

嫁いだといっても、生まれ育ったところは実家からは徒歩圏内。
風習や地域の雰囲気も勝手知ったる何とかで、カルチャーショックなどとは無縁と思っていました。

ところが・・・やはり何かが違うのです。言った、言わないはどこでもありがちなことです。

狭い地域のことで、どこの誰が滑った転んだという情報はあっという間に広がります。
それでも新婚の頃は早くご近所になじもうと、健気に努力もしてみました。

あまり得意ではない井戸端会議にも加わったり、
地域のお祭りのテントで張り切ってお手伝いに参加してみたり。

でも何かがおかしいのです。身に覚えのないことが、私の話したこととして独り歩きする。
簡単に相槌を打ったりしてはいけないのです。

遠慮ばかりでは可愛げがないと思われるだろうと、注がれたビールに口をつける。
それだけで○○さんはお酒が強いという噂があっという間に広がります。

時間に対する感覚も独特です。行事やお手伝いの際に決められる集合時間に関してです。

まず、これは当たり前のことですが、遅刻はもってのほか。
困惑するのが、決めた時間よりも更に15分くらい早くの行動が当然とされていることです。

たとえば年に3回の神社の清掃当番。
8時半の集合だとすると、それぞれが少しずつ早く誘い合って開始時間にはもはや終了ということがありました。

この時には、時間通りに来た人の方がバツの悪い思いをすることになってしまいました。

そんな中でも、思いを同じくする人がいるのは有り難い事です。「女子会」ができるほど気心の知れた友ができました。

近所とは言っても主婦の身で頻繁に開催することはできませんが、ラインなども活用し、コミュニケーションを取っています。

これが悪口大会では進歩は有りません。互いに軌道修正しながら、田舎生活を上手に送れるよう助け合い、知恵を出し合っていけたらと願っています。

田舎になればなるほど、地域の密着性は強くなっていく傾向があります。

この体験談の地域でもそんな付き合いが当たり前にあるのでしょうね。

井戸端会議の本来の意味としては、多分もともと仲の良い夫婦同士が道端で長話をするようになったと思われます。

そこから広がり、地域に溶け込みたい人や仲間はずれが嫌なひとが加わって行ったんでしょうね。

そういう経緯があり、元の井戸端会議の意味が変わってしまったのでしょうが、体験談の最後にある同じ思いをしている人の集まりですが、それこそが井戸端会議の始まりと同じだと思います。

要は学校でいうならばただのグループですね。これが社会にも根付いて、そしてねじ曲がって行ったのだと思います。

そういう変わったグループなら、学校でもそうですが、浮いてくるのが当たり前です。浮いてくるという事は、そこに不満を持っている人たちもたくさんいるということです。

今回の体験談でもそういう人たちで集まって新しいグループが生まれていきました。

同じ感情を持った人と、話をするだけでも随分救われますから、グループが出来たことは非常によかったと思います。

あなたの地域でもこういった事があるとすれば、グループを作れとは言いませんが、同じような境遇の方と話をするだけでも大分救われると思います。

社会というものは非常に難しいものですから、大手のグループひとつにまとまっている方が稀です。

そこには絶対に同じような疑問を持っている人がいますので、その人と話をしてみましょう。

間違っても無理やり仲よくなってグループを作ろう!という話ではありません。同じような人と話をするだけで十分なのです。

そすると今まで見えていた嫌な景色もずいぶん変わって見えてくるはずです。

自分が孤立してしまっていると悲観するよりも、それだけ変わったグループならそれに疑問を感じている人も絶対いるはずですので、そういう方と気楽な関係を築いていけば良いのです。

そういう関係も簡単には作れませんが、何度も言うようにまずはそういう人を探してすこしだけ話をする様にしてみてください。