今回紹介するのは、仕事がきついと感じている人に知ってもらいたい、非常に大切な事についてです。
社会に出て仕事を始め、その仕事の大変さ驚いて疑問を持つ人も多くいると思います。
では、きつい仕事とは何でしょうか?これには個人差もあり、その人の考え方にも大きく左右されるものです。
そんなあなたがきついと思う仕事について、もしかしたらあなたが気づいていないかもしれない非常に大切な事について紹介していきます。
この事をしっかりと考えておかなければ、あなたの今後の仕事にも影響しかねません。
まずは、同じように仕事をきついと感じていた体験談をご覧いただき、その後で知っておいてほしい非常に大切な事について紹介していきたいと思います。
体験談の方も、同じような悩みを持っているあなたにとって、非常に参考になる部分があると思いますので、必ず目を通してください。
仕事がきついくて辞めたいと思った体験談

当たり前の仕事
新卒入社でコンサル系の会社に就職しました。
会社の上司や同僚の人柄もとても良くて、楽しい会社生活をスタートさせました。
初めてのテレアポや飛び込み営業や名刺獲得など、どちらかと言うとスポ根系の会社だったと今は思います。
残業すること、休日出勤をすること=仕事を頑張っていて偉い!という思考回路で、私も実際にそう思ってできるだけ長い時間を仕事に費やすようになりました。
提案書を何枚も作ったり、先輩の仕事を受けてみたり、それが成果に繋がったと言えるかは別としても、気持ち的には充実していました。
普段関わる人はもっぱら同じ会社の人でした。同じような考え、同じような生活をしている人たちと、平日は飲んで、休日も仕事の後遊びに行ったりました。
仕事への違和感
ある日、仲が良かった先輩がいきなり退職し、同僚が休職してしまいました。
いきなり現実をみた、というか「はっ!」としたのを覚えています。
気がついたら自分自身もあまり体調が良くなく、いきなり倒れてしまいました。
仕事は楽しかったし、人には恵まれているといつも思っていたけれど、ぷつん、と何かが途切れてしまった感覚でした。
同僚にも体調不良を相談されて、いつか自分も同じ状態になるのではないかと思うようになり、医者には軽い適応障害になっていると診断されました。
体の疲れからか精神的な要因なのか会社に行けない日も出てきました。正直自分がこんな状態になるとは思ってもいなくて、ショックでした。
会社の上司から正式に少し休みをいただき、今まであっていなかった友達に会うようにしました。
すると自分の会社の中の常識が、客観的に見て常識ではない、ということが初めてわかりました。
仕事も楽しいけれど、体が壊れてしまっては仕事もできない、と他の会社を見てみることにしました。
仕事がつらいと感じた時の対処法

体験者の考える対処法
「働き方」を意識し始めるようになり、自分の生活の優先順位を考えるようになりました。
自分がどんな働き方だったら耐えられて、どんな仕事の瞬間に喜びがあってモチベーションになるのか、お金はどれくらい必要なのか。
学生時代とは違った、もっとリアルな自己分析をして、転職することにしました。
現在はメーカーの総務部門で働いています。
会社を休んでしまった時は、そのこと自体を恥ずかしいと思ってしまいました。
しかし、実際はその時間があったからこそ、もっと自分に目を向けて、自分に合った今の仕事を見つけられました。
同じ会社や同じ環境ではない人と話をして、自分の状況を客観的に見ること、我慢しすぎずに時に休むことは仕事をしていく上でとても必要だと思いました。
仕事をするうえで大切な事
現代社会では、不景気というものが染みついていて、いざ働いているとその会社がブラックなのかどうかも判断できない状態になっている人が、実は非常に多いです。
確かに仕事を一生懸命頑張るという事は非常に大事な事ですが、一般的な社会を考えた上でそれが普通の仕事なのかどうかしっかり考える必要があります。
今の社会はそういうブラック企業と呼ばれるものには、非常に厳しい目が向けられるようになっていますので、自分自身がどうなのかを考える事も大事ですね。
周りにいる人たちも同じように働いている人たちばかりですので、実はきつい仕事だということに気付かない人は非常に多いのです。
まず大事なのは、今現在自分が働いている事の意味、そしてそれに見合った報酬を考えるのが大切です。
社会人となったからには、小さな差はあるにせよみんなその道のプロとなるべき人たちです。
社会のプロとなるからには、自分の仕事の価値、そして自分が貰うべき報酬というものは考えて当然なのです。
お金の話や、自分の仕事の価値を前面に出すのはあまり良くないと思われる社会ですが、考えなければいけない事なのです。
何もその事を周りのみんなに押し出す必要はありません。自分の中でそういった自覚を持って仕事をするべきだという事です。
そうすれば自分に自信も付きますし、見合った報酬も貰えないず低収入の会社に縛られることもありません。
厳しいようですが、自分の仕事を100%理解できるのは自分だけなのです。
過大評価するのも問題なのですが、過小評価する必要はまったくありません。
そういう事を考えられるようになった頃には、自分の仕事の価値も分かっていると思いますので、適した会社選びもできるようになっているはずです。
今現在不満を持っていない方でも、もう一度自分の仕事とその見返りを考えてみて、その上で自分に合った職場を選ぶように心がけてください。