近所の犬が夜中うるさい!騒音苦情以外で解決した方法とは?

今回紹介するのは、夜中になるとうるさくなる近所の犬に悩まされた体験談です。

犬というものは、飼い主によって行動にすごく差が出る生き物です。

今回の体験談では、そんな近所の犬の夜中の無駄吠えを見事に解決する事に成功しています。

近所の犬とはいえ、その家の飼い主との人間関係にまで影響を及ぼす問題ですので、悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

夜中にうるさくなる近所の犬の問題を見事に解決した体験談

うちの近所には大型犬がいます。ゴールデンレトリーバーの雄です。

来たばかりの頃は、それはもう小さくて可愛くて、飼い主は甘やかし放題のような状態でした。

大きくなってきても甘えん坊なのは変わらず、散歩中は飼い主を引っ張るように歩き、人を見れば嬉しがってとびかかっていました。

昼夜関係なく無駄吠えし、近所の人達は睡眠不足状態でした。
さすがに飼い主も考えたのか、その犬を3か月間訓練に出しました。
犬がいない3か月間は静かに暮らせました。
このまま戻ってこなければいいのに、と冗談半分で井戸端会議したものです。

3か月程経って、犬が戻ってきました。
人にとびかかることも、飼い主を引っ張って散歩することもなくなりました。
飼い主は甘やかすのをやめ、呼び方も「~ちゃん」から呼び捨てに変えたようです。

しかし、夜中の無駄吠えだけはちっとも改善されていませんでした。
真夜中に「きゅう~ん」と泣き出し、その後太い声で吠えます。
それを聞いてこっちは目が覚めます。

静かになったと思って寝付こうとすると、また「きゅう~~ん」と始まります。
おかげで寝不足な日がまた続き、仕事を休む羽目になったこともありました。

ある日、その飼い主が私に「うちの犬賢くなったでしょ」と自慢げに話してきました。
だいぶクセのあるご婦人なのは近所中が承知のことなので、なるべく関わりあいたくはなかったのですが、さすがのその言葉にはカチンときました。

「夜中に鳴くので寝不足になってます」と言うと、ご婦人は鬼の形相になり「犬は吠えるのが仕事!」と言い出しました。

「嫌なら引っ越したら?」とまで言われる始末です。
その場は私も言葉を失いました。なんという自分勝手な考えの人なのだろうと。

そこで、どうしたら犬を静かにさせてもらえるか考えました。
このご婦人は、あるボランティア団体に所属しており、熱心に活動しています。
その部分を利用させていただくことにしました。

その飼い主に私は手紙を書きました。もちろん、手紙の出し主は匿名です。

「崇高な精神で活動されているあなた様が、近所に迷惑をかけているのが非常に残念です」という、相手の自尊心をくすぐる内容にしつつ悲しんでいるという内容です。

これは見事に効果を現しました。
翌日から飼い主は、夜中に無駄吠えしないように犬を午後11時に散歩に連れていき、朝も5時には散歩に行くようになりました。

おかげですっかり夜中の無駄吠えはなくなり、近所住民は静かに眠れるようになりました。
ちなみに、手紙の差出人が私だとはバレていません。
ご婦人は手紙の差出人を、自治会の会長さんだと思っているようです。

今回の体験談でとった行動は、見る人によれば行きすぎな行動ととられると思います。

しかし実際問題、一番温厚に事を済ませる方法といってもいいぐらいの解決法なのです。

人間関係というものは本当に難しいもので、自分がとれだけの行動をとれば良いかという判断も大変難しいです。

実際に被害にあっていると、その事ばかりに意識が集中して問題解決法など冷静には判断できなくなります。

その状態になってしまうと、自分まで嫌な人間になるのが嫌で、思い切った行動ができなくなります。

しかし冷静に考えてみると、今回の体験談の行動は決して行き過ぎたものではありません。

いろんな方法を考えてみても一番角が立たない対処法だと思われます。

直接話をしても、体験談にあるように対立してしまうだけですので、その方法は善作とはいえません。

となると第3者という立場で、かつ相手に自分が悪いのかもしれないという事を感じてもらわなければなりません。

その方法としては最善ではないでしょうか。

いろいろ試行錯誤して、結局は解決法が見つけられないならば、こういった方法も効果的かもしれませんね。