生理前症候群の症状とは?体験談から学ぶ接し方

今回紹介するのは、生理前症候群(PMS)についてのお話です。

生理前症候群の症状を持った妻との体験談からその大変さと対処法を考えていきます。

男にとっては理解してあげるのは難しいと思いますが、この体験談からはその大変さが伝わってきます。

自分の周りに生理前症候群で悩んでいる人がいたらぜひ参考にしてください。

PMSの妻との体験談

私の夫婦間の悩みは妻のPMSの酷さでした。

今でこそPMSという言葉があり男性でもわかってくれる人はいるんでしょうが、妻のPMSが酷かったのは10年前なので当時はそんな言葉もまだありません。

おかげでPMSから来る妻のイライラや短気ぶりや落ち込みの激しさに当時は振り回されました。

結婚前からこの症状はあったんですが、同居してないとあまりわからないんですよね。

結婚前だと会うのは週1ペースです。生理は28日周期、大体一ヶ月に一回です。

要するに週1ペースだと、生理明け・生理中日・生理前・生理中の4パターンに分類されます。

生理明けは機嫌よくて問題なし、生理中日はやや不安定な所もあるけど問題なし、生理前は落ち込みがものすごくお姫様扱いしないとキツイ、生理中はイライラが出て短気になるって感じでした。

普通は生理中が一番男性からイヤなんでしょうが、私の場合生理中はあまり苦痛じゃありませんでした。

というのも私は女性じゃないので生理痛の大変さはわかりませんが、偏頭痛持ちだったのでなんとなく理解できたんです。

私の偏頭痛は酷く、頭痛薬を飲まないと痛みから吐き気がするほどでした。幸い頭痛薬を飲めば痛みはほぼなくなります。

しかし痛みがなくなったといっても違和感はゼロにならないんです。

肩周辺にものすごい肩こりなようなものを感じたり、頭痛が和らいでるといってもたまにズキンって頭の芯から痛みを感じたりって感じです。

こういう症状があるので、女性も痛み止めを飲んでも生理痛が完全になくなることはないだろうし不機嫌になっても当然だと思ったので生理中のイライラは耐えられました。

問題は生理前の落ち込みの酷い時です。

ただ、交際時はその日だけなので耐えられました。しかし結婚して同居となるとそのイライラを生理前の間ずっとぶつけられるわけです。

週1ペースで会ってる時なら我慢できても、毎日耐えれるほど私も大人じゃありません。
当然衝突することとなり、よく揉めました。

これが解決したのはピルっていう薬のおかげです。

元々避妊の為に服用するようになったんですが、どうもピルを飲みだしてから生理の症状が軽くなったらしいんです。

これに伴って生理前の精神的不安定さや生理中のピリピリ具合もかなりマシになりました。

あとピルって副作用みたいなものがあるらしいんですが、避妊の為に妻に無理をさせてるって思うと、自分なりに妻に優しくなれたのもPMS緩和に役立ったんじゃないかなって思います。

ピルを飲みだしてから衝突もほとんどなくなりましたし、今はPMSのこともわかってるので喧嘩もせず仲良く過ごせてます。

今回の体験談では、ピルを使うようになってから結果的に生理前症候群の症状が軽くなりましたが、それ以前の話でもとても参考になる部分が多かったと思います。

最後の避妊の為にピルを使っている妻を思いやっているところも、この夫のやさしさが垣間見えますね。

生理前症候群の症状を持った女性に対してやさしさで解決できるわけではありませんが、やさしさ無しでは乗り越える事はできません。

世の中解決できない問題はたくさんありますが、だからといって何もしないという選択はないですもんね。

相手の事を思いやり、それを影ながらサポートする。当たり前のことですが、日常ではそれを出来なくなってしまっている方も多いのでもう一度相手の事を考えて接していきましょう。