今回紹介するのは、トイトレはいつから始めるのが一番良いのかについてです。
本やネットでは○○歳から始めた方が良いなど、いろんな情報があると思いますが、これはその子どもによっても違いが出てきます。
では、何を基準にトイトレをいつから始めるのかを決めるかという事が重要になってきます。
自分の子供がどういう状態ならばトイトレをするべきなのか、それを分かりやすく紹介していきたいと思います。
まずは、トイトレで悩んでいた方の体験談をご覧いただき、その後でトイトレはいつから始めるのが良いかという事を紹介していきます。
体験談をご覧いただくことによって、子どもがどんな状態ならばトイトレに向いていて、そしてトイトレで大切な事は何なのかという事など理解できますので、体験談も是非じっくりとご覧ください。
トイトレで疲れた体験談

トイトレの開始
私には4歳になる娘がいます。
娘は私にとって初めての子どもであり、初めての子育てという事から、悩むことがとても多い子でした。
その中でも特に悩んだのが娘のトイトレです。
トイトレは、娘が2歳になった月から始めました。
まずは本を参考にしながら、おまるに楽しく座れるよう促したりするところからスタートしました。
そして、家で過ごす時は基本的にトレーニングパンツで過ごさせました。
おまるにはすぐに座ってくれ、トレーニングパンツも嫌がらず履くし、意外と簡単かと思いましたが、好調なのは最初だけでした。
トイトレの難しさ
まず躓いたのが、娘がおしっこしたということを言えないことでした。
「パンツが濡れることで、気持ち悪いという感覚を覚えさせることが大事」と本に書いてあったのでその通りにしていましたが、何ヶ月経っても娘はおしっこの感覚を掴みませんでした。
私も最初の一、二カ月は根気強く付き合っていましたが、だんだんうんざりしてしまっていました。
毎日毎日何枚もパンツを洗う日々に疲れていたんだと思います。
また、当時私は周りに友達がおらず、娘と一対一の時間ばかりだったので視野がとても狭くなっていたんだと思います。
学生時代の友達はみんな、子供を保育園に預けていたので、「トイトレは保育園がやってくれるから」と言っていたのが心底羨ましたかったです。
トイトレからの挫折
そうして先の見えない日々を半年ほど過ごしました。
半年のトイトレの成果は、トイレにおまるを付けてまたがれるようになったことくらいでした。
だんだん寒くなってきて、トレーニングパンツ一枚でいるわけにもいかず、私も疲れてしまい、またオムツに戻しました。
半年もやったのに全然トイトレを上達させることができず、なんでこんなにできないんだろうと自分を責めていました。
その時夫に「もう寒いし、また3歳になるまでトイトレ辞めていいんじゃない?」と言われ、辞めたらまた一からスタートしなきゃいけないのか、と思いつつ、私も続ける気力がなくなり一時中断しました。
トイトレ再開
そして3歳の誕生日を迎え、暖かくなった頃からまたトイトレを再開しました。
するとビックリ!!
なんと開始したその日にトイレでおしっこが出来たのです。
またあのトイトレ地獄に耐えるぞ!と意気込んでいた私は拍子抜けでした。
それからまたトレーニングパンツで過ごさせると、失敗して漏らしてしまうこともあったけど、きちんとトイレがしたい時には伝えてくれるようになりました。
トイトレで大切な事

体験者の考えるトイトレ
今トイトレを振り返ると、あの頃の私は育児書頼りで、その通りにならないと焦り、自分はダメな母親だと責めていました。
本当に視野が狭かったと思います。.
今の私なら、まず2歳になったばかりの娘にはトイトレを始めません。
なぜなら娘は言葉が遅く、2歳になったばかりの頃はほとんど喋れなかったからです。
トイレがしたいと思っても伝えることができず、このことがトイトレで躓いた一番の要因だと思います。
育児書に書かれている「2歳からのスタート」はあくまでも目安で、娘の場合は3歳からのスタートがベストなタイミングだったんだと思います。
また、周りの「いつか絶対できるようになるから」という声に、もっと耳を傾けていれば良かったとも思います。
きっと私がピリピリしていたので、娘もその雰囲気を敏感に感じ取り、益々トイレがでないという悪循環になっていました。
もっと気楽に考えていれば、肩の力も抜け、娘も伸び伸びトイトレできたんだと思います。
トイトレを始めるならば
体験談を読むことによって、トイトレを始めるために必要な事がいくつか見えてきたと思います。
まずは、トイトレというぐらいですから、子供が意志を表現できるという事です。
これは当たり前の話で、分かっている方も多いと思いますが、いざ子育てをしているとここら辺があやふやになっている方も多くいます。
意思表示はするようになったけれど、その場面によるという状態の場合には、トイレをしたいという意思表示を出来るかどうかは分かりません。
トイレをしたいと言えるようになる事が一番大切な事ですので、子供がそれを言える状態がどうかが一番大切な事になります。
次に大切なのは、親の気持ちのあり方です。体験談を読んでもらえれば感じた事かと思いますが、トイトレにおいて親の感情というのは非常に重要な事になります。
体験談の様に、親の感情が先行してしまうと、子供がまだ準備が出来ていないのに、行動が先走ってしまい親も子も余計なストレスを抱える結果になってしまいます。
これはトイトレにおいて、ひとつもメリットが無い状態になってしまいますので、見極めは非常に重要になってきます。
だからといって、トイトレをいつから始めるかと必要以上に悩むという事ではありません。
急ぐ必要はまったくありませんので、子供がトイレに関心を持ってきたなと感じた時や、今ならトイレをやってくれそうと感じたタイミングで始めるのが大切な事だということです。
周りの人や、本から学んだ事で、子供のトイトレを焦る必要は全くありません。
焦ってしまうと、体験談の様に、親も子もストレスを抱えてしまい、トイトレが全く進まない状況になってしまいますので、しっかりと子供の様子を見てあげて、ストレスのないトイトレを始めるのが一番大切な事になります。
親であるあなた自身にとっても重要な事ですので、少しでも不安がある状況でのトイトレは避けて、ゆっくりでもいいので余裕のあるトイトレが出来るように心がけてください。