バイトで怒られるのが怖いという状況を解決する方法

今回紹介するのは、バイトで怒られる状況が怖いと感じている方に、その状況を解決する方法についてです。

バイトで怒られる
バイトで怒られる
職場やバイト先で怒られるということ自体はよくあることだと思います。

しかし、それが毎日続いたりすると、何が原因でそうなっているのか、なぜ自分だけがそういう状況になってしまうのか悩み、最後には仕事に行きたくないぐらい悩んでいる方も多いと思います。

この状況というのは、早く解決しないと、問題の本質はどうであれ、辞めるという結果になってしまい、どちらにとっても得な道とは言えません。

この問題は難しいようですが、実は解決する方法というのは存在します。

今回は、そんなバイトで怒られるのが怖いと感じている、その状況を解決するための方法を紹介していきます。

まずは、同じようなことで悩んでいた体験談をご覧いただき、その話を交えて解決法を紹介していきます。

このような悩みの場合には、ほかの人の体験談を客観的に見ることが、あなたにとって非常に参考になると思いますので、体験談の方もしっかりと読んでください。

バイトで怒られるのに悩んだ体験談

バイトの悩み
バイトの悩み

慣れないバイトの仕事

2年前ほど、私の悩みは主に職場にありました。

高校を卒業してからは手に職がないので接客業に飛び込み、それまでバイトをしたことがなかったからか、何もできない子供のようなものでした。

商品を渡す手は震え、緊張のし過ぎでお客さんの存在は全く別の生物のように感じ、喋ってもセリフを話しているかのように決まったことしか話せませんでした。

なにか失敗する度にひどく落ち込み、たった5時間の雑貨店のバイトを終え、帰宅するとぐったりして家にひき籠りました。

先輩から手取り足取り教えてもらっているのに、半年たっても緊張は抜けないままでした。

元々人見知りということもありましたが、さすがにこのままではいけないと感じ、もう一つカフェでのバイトを始めました。

海外にワーキングホリデーで行き一人暮らしを体験することで成長しよう!と決め、資金繰りのため掛け持ちすることにしました。

カフェでの先輩たちは接客業のプロで、ホテル業と掛け持ちしている方やイベントなどの司会を務める方もいらっしゃいました。

初めて飲食業で働く私にお盆の持ち方から教えていただき、毎日勉強の日々でした。

絶えないミスと怖い先輩

ところが私は、まだまだミスが絶えませんでした。

オーダーを通し忘れたり、最悪な時はテーブルを拭いている際、ミルクの入った小瓶がテーブルに残っているのを見逃し、布巾を掴んでいた右手は小瓶に衝突、向かい側のお客さんにぶっかけたりもしました。

あまりにひどいミスだったので、あの時のお客さんの目や髪型まで昨日のことのように思い出せます。

そんな時、厳しく注意してくれたのがNさんでした。

Nさんは自宅で個人マッサージ店を開いたばかりの接客業のプロです。

てきぱきトラブルにも笑顔で解決し、頼れる姉御という感じでみんなが慕っていました。

ただ、どうも私にだけあたりが強いように感じていました。

二人でホールを見ていてもNさんがほとんどの仕事を片付け、私の仕事が遅いのを見てじろりと睨んできます。

お客さんが少ないときも会話はありません。

話しかけても一言の返事で終わってしまい、Nさんと二人きりのシフトの日は心が折れそうでした。

何時間も仕事以外の会話がない状態が続き、逃げ出してしまいたいのを必死に堪え、閉店後は更衣室で籠って泣いていました。

どうしてこんなに必死にやっているのに認めてくれないんだろう。確かにミスをしてしまうけど、できるだけ気を付けているのにと思っていました。

結局9か月ほどで留学の出発の日が迫り、気まずいまま退職してしまいました。

バイトで怒られる状況とは

怒られるという状況
怒られるという状況

体験者が今考えるバイト

あれから2年経ちますが、今思うととんでもない悲劇の主人公気取りだったな、と恥ずかしくなります。

こんなぺーぺーに、一回一回厳しく注意してくれ、細かく指導してくれていたのに、それを理解することもなくNさんはわたしが嫌いなんだ、と思っていたのです。

きっとミスを注意された私は、落ち込んでいたのではなくしょげていたんだということを見抜いていたんだと思います。その裏側にあった反抗心をもです。

会話があまりなかったのも、私が頼りにならないので常にホール全体を見渡し気を張っていたんだと今では分かります。

いくら緊張や忙しさでいっぱいいっぱいであったとはいえ、自分のことを棚に上げていました。

私は現在も接客業で働いており、後輩に仕事を教えることがよくあります。

そして痛感するのは、人にものを教えるのはすごく難しくて忍耐が必要だということ。

こっちが焦ってミスを注意するとキツイ印象になり気まずくなってしまったり、フォローがいるかどうかを見極めるのが難しかったり。

そして衝突を防止してくれるのは、やはりコミュニケーションなんだなと思います。

言葉に出すことによっておかしな誤解が生まれにくくなります。

本当に基本的なことですが、意外に実践するのは、特に誰かを注意したりするのは勇気が要る事です。

でもそんな時は、辛抱強く向き合ってくれたNさん、先輩たちを思い出しながら自分を奮い立たせます。

もし同じことで悩んでいる方がいたら、素直に声に出してみるのもいいかもしれません。

意外に相手は全然違うことを考えていたり、あなたを思いやっているかもしれないですから。

怒られる事の意味を考える

バイト先で怒られるのが怖い人は、まず怒られることの意味を考えなければなりません。

この部分をちゃんと深く理解しない限りは、怒られることが怖い事から抜け出せません。

体験談の様に、怒られる事=自分の事が嫌いなんじゃないかと考える人が非常に多いようです。

特に学生のバイトや、新社会人などにこういった考えをする人が多いです。

学生と社会というものは、全く考え方が違いますので、ある意味これはしょうがないと言えます。

しかし、相手の怒る意味と、怒られる側の気持ちがすれ違ったままでは、双方ともに得は有りませんし、あなた自身のストレスは増していくばかりです。

まず最初に考えなければならない事は、相手がどういう意味で怒っているのかという事です。

世の中には、確かにただの嫌がらせで怒ったりするような人もいますので、そういう人なのか、もしくはそういう人じゃないが自分だけ怒られるのか。

この事を見分ける事によって、自分が何で怒られるのかを理解する事ができます。

相手が単なる嫌な人でないのならば、自分の仕事を上達させるしかありません。

体験談の様に、頑張っているつもりの自分の事ばかり考えていては、何も進展はありません。

仕事で一番大切なのは、仕事で出来る自分を認める事ではなく、自分に出来ない部分を見つけて、それを出来るようにすることです。

そうやって成長していくことが仕事で一番大切な事ですし、怒られる事を少なくする一番の方法です。

難しいと思うかもしれませんが、相手に認めてもらうために、仕事の上達だけに集中する事が一番の近道です。

怒られること自体を無くすためには、相手に認めてもらうしかありません。

そして、ここまで読んで疑問に思った方もいると思います。今回の記事のテーマは、バイトで怒られるのが怖い人への解決法です。

これまで紹介したのは、怒られることの意味についてでした。

しかし、これまで話した内容が、バイトで怒られるのが怖いと感じる人への解決法にもなります。

それはなぜかと言いますと、怒られるのが怖いと感じるのは、相手が何を考えているのかが分からないからです。

バイトや職場で怒られるのは、怒られる側の考え方一つですごく意味が変わってきます。

しかし怒られる側が、自分の為を思って怒っているとちゃんと分かっていれば、その意味合いは大きく変わってきます。

何もわからず怒られるのと、自分の為を思っての事だと考えて怒られるのでは、あなた自身のストレスは大きく変わってきます。

最初に申し上げましたが、厳しく怒ってくれる人の多くは、あなたの事を思っての事です。

あなた自身が、いち早く仕事が出来るように、そしてその事が怒ってくれる人の為にもなるからこそ、あなたに怒っている訳です。

この理由が分かっているのと、分かっていないのとでは、怒られる側の気持ちというのは大きく変わってきます。

これらの事が仮に当てはまらないとしても、どちらにせよあなたが一番に考える事は、仕事をいち早く覚えて、誰にも迷惑を掛けないようにすることです。

そうすることによって、周りの目も起こってくれる相手も、全ての人の態度が違ってきます。

何よりあなた自身の仕事への考え方が大きく変わってきます。

先ほども述べましたが、仕事で大切なのはあなた自身の満足度ではなく、自分に何が出来ていないかになります。

相手は自分の為を思っているんだという考え方と、どんな時でも自分に何が足りないのかという考え方が、周りとも自分の満足度ともつながる非常に大切なものです。

これらの事をしっかりと意識すれば、バイトで怒られることが怖いと感じる事は、ほとんどなくなるはずです。

怒られる=怖いと感じないような、あなた自身の仕事というものを見つけられるようにしてください。