今回紹介するのは、友達付き合いが疲れると感じた場合に、絶対に考えておくべき事についてです。
友達との出会い自体が、タイミングなどの自分ではどうしようもないものにゆだねられています。
ですので、気が合わない友達だと気付くこともありますし、それが原因で友達付き合いに疲れると感じる事も、ある意味当然の事になります。
もちろん気の合う友達に出会えればそれが一番ですが、気付けば気が合わないかもしれないと感じている人も多いと思いますので、今回はそんな人たちに考えておくべき非常に大切な事を紹介していきます。
友達付き合いに疲れると感じた時点で、この事をしっかりと考えておかなければ、今後のあなたの人間関係にも悪影響を及ぼす可能性がありますので、しっかりと読んで、今後の人生に役立ててください。
まずは、同じような悩みを持っていた方の体験談をご覧いただいて、その後に考えるべき大切な事を紹介していきます。
このような悩みでは、他の人の体験談というものは、非常に為になりますので、体験談も必ずご覧ください。
友達付き合いに疲れるようになった体験談

友達付き合いの変化
中学生の頃からの友人とずっと付き合いがあり、そのまま社会人になりました。
社会人になると勤め先や収入、環境も大きく変わり、数年経つと価値観もそれぞれ変わってき始めました。
そうなってくると、職場の上司や先輩の愚痴、悪口が増えて来たり、収入や勤め先の規模などによる差が出来たのでマウンティングをする人達も出てきました。
その頃から付き合いにストレスを感じる様になってきましたが、昔からの付き合いなので我慢していました。
その内、更にエスカレートして来て、会っている時にいない友人の悪口(あの子は収入が少ないからまた同じ服を着てるとかそういう事です)も増えて来てストレスが増える一方でした。
ある日、私が参加出来なかった集まりの時に予想はしていましたが、私の悪口も言われていたみたいでそれを他の友人から聞かされるという事が何回かあり、徐々にその集まりに参加したくない気持ちが大きくなって参加しなくなってきました。
メールの返事も疎かになり、年賀状を出すのも止めてしまいました。
合わない友達との関係
それから1年が経ち、時代はSNSが普及した頃です。とあるメジャーなSNSサイトの私の友達なら誰でも見られるコメント欄に「私の事切ったでしょ?」から始まる恨みつらみが長文で書かれてしまったのです。
書かれた時が仕事中だったのですぐに対応出来ず、私の他の友人にも見られてしまい何とも言えないどんよりとした空気が他の友人関係でも生まれてしまいました。
その時、私が考えたのは、こういう事をするような人は友達ではないという事と、それを見て私との関係がどんよりと曇ったものになる人も本当の友達ではないと判断して、その人達全員をSNS上でブロックしたり距離を取っていくようにしました。
その時はそうしないとストレスで押しつぶされそうになっていたのです。
交流を全て断つ事で相手は私に接触出来なくなったのでトラブルも自然消滅しました。
今もお互いどこで何をしているのかもわかりません。ですが、家も遠くありませんし、結婚していたとしても実家が近いので会う可能性がゼロではないので少しの心配は残っています。
その時には会っても気付かない振りをしようと決めたのでした。
トラブルもなくなり愚痴も悪口も聞かなくなったのは良かったのですが、すっきりとした解決に至ったというわけではないと認識しています。
友達付き合いに疲れるという事

体験者の考える友達付き合い
今ならばもっとうまく対処できたと思っています。まず、社会人になって愚痴や悪口が増えて来たなという時にその時は笑顔で流して、ただ聞き役に徹して相手に悪い印象を与えない様にしながら、切ったと思わせない様に徐々にフェードアウトしていけば良かったのだと思います。
一緒にいるのが辛いから逃げる様にしてしまったのが間違いでした。
純粋に生活環境が変わった事と忙しくなったから関係が変わるのは自然な事です。
いくら相手が悪口やうわさ話をする人だとしても、相手の気持ちも考えれば良かったかなと今になったら思います。
20代前半の若い頃にはそれが難しく出来ませんでしたが、大人になった今なら自分の感情を主体にするのではなく、相手がどう感じるのかを考えながらコミュニケーションを取るように出来ます。
思いやりというのは好きな人にだけではなく、万人に向けられる様になれば人間関係のトラブルというのは殆ど起こらなくなってくるかと思います。
友達付き合いで大切な事
友達付き合いというものは、人間関係の一種ですので、もちろん気を使わなければ関係に問題が生じる事があります。
ただ友達とは他の人間関係に比べて、変に距離が短い事もあって、そもそもがどちらが原因となった問題なのか分からない事が多くあります。
友達なのに付き合っていて疲れるという状況は、続けていく意味がないように感じる事だと思います。
体験者の様に、どうしても合わない友達とは付き合いを止めてしまうというのも、ひとつの手だと思います。
しかし、先ほども述べましたが、友達付き合いというものは人間関係の一種に過ぎません。
あなた自身の友達付き合いというものは、今後の人間関係にも影響してくるものですので、あなた自身に問題はなかったかという事はしっかりと考えておく必要があります。
友達付き合いは、通常価値観を共有したり、共通の趣味があったりなど、自分自身が楽しむためにあるものです。
そういう付き合いですから、多少気に食わない部分があったとしても、付き合いを続けることが多いものです。
通常の人間関係ならば、すぐに関係が壊れるようなことでも、友達付き合いでは小さな問題は流されてしまう場合が多くあります。
このため、関係悪化の原因となるものがどこにあるのかというのは分かりづらいものです。
この事から友達付き合いでは、自分の事は置いておいて、相手の不満な点ばかり考える人が非常に多いものです。
相手の不満な点があって、友達付き合いに疲れる状態になっているのでしょうが、もしかしたら相手のその不満な部分は、あなたの行動が引き金になっている可能性も否定はできません。
このように友達付き合いとは、問題が起きた場合に、付き合いが長ければ長いほどその本質は見えづらくなります。
今回の問題を何も考えずに終わらせてしまうと、今後のあなたの人間関係でも、付き合い=疲れるという図式がお思い起こされ、スムーズな付き合いが出来なくなってしまいます。
相手の事は分かりようがありませんが、少なくとも友達付き合いにおいて、自分に悪い部分が無かったかというのは考えておく必要があります。
友達付き合いは、通常の付き合いよりもラフな関係にある為、あなたの反省すべき点も何点かは思いつくはずです。
そこをしっかりと考えて、自分の悪かった部分を反省する事で、相手への不満というのも軽減してくるはずです。
お互いが悪かったと思えれば、もしかしたら今回の友達付き合いも良い方向へ向くかもしれません。
簡単に関係を切るのではなく、今後の人生の為にも、自分の悪かった部分というのはしっかりと考えておきましょう。