今回紹介するのは、夫婦喧嘩の多い家庭の意外なほど簡単な理由についてです。
その頻度が多い家庭と、少ない家庭とあると思いますが、夫婦喧嘩が多い家庭にはある単純な共通点があります。
しかもこの共通点というものは、当人たちはほとんど気付いていない事が多いものです。
どんな家庭にしても、夫婦喧嘩は少ない方が、ストレスも少なくて済みますので、その方がいいと思います。
では、夫婦喧嘩が多い家庭で、その回数を少なくするにはどうすれば良いのか、その点に関して今回は紹介していきたいと思います。
先ほども申しましたが、それが普段の生活として習慣化している夫婦では、この単純な事に気付いていないので、是非今回の記事を参考にして、今後の夫婦生活に役立ててください。
今回は、同じような悩みを持った方の体験談をご覧になっていただき、その後に夫婦喧嘩の多い家庭の単純な理由について紹介していきます。
どんな悩みもそうですが、今回のような悩みの場合には特に、体験談などを客観的に見る事によって、今まで気付いていなかった新しい発見などありますので、体験談の方も必ずご覧ください。
旦那との相性に限界を感じた体験談

旦那との出会い
結婚して25年が経ち、いままで山あり谷ありでしたが、つい先日大きな喧嘩がきっかけで
一切口を聞いていない状態が何日か続いています。
20代前半で結婚した私たち夫婦は、まさに勢いだけでゴールインした典型です。
当時、お付き合いしていた彼が、優しいけれども優柔不断で、少し物足りなさを感じてきた私の目の前に現れたのが今の夫でした。
自信家で、グイグイ引っ張っていってくれる男らしさは、その時の私にはとても新鮮だったのです。
結婚願望が あまりなかった私がこの人と結婚するかも!と、思ったのは、打てば響くような反応の良さでした。
今まで お付き合いしていたボーイフレンドは、突き詰めないタイプが多かったのですが、喧嘩をしても、全部心を割って話し込む、その結果、モヤモヤした感じが残らないのです。
私たちは付き合って一年後に式をあげました。こんなに理想にかなった相手にはもう巡り会えないだろう、というお互いの自負がそれはそれは強くて、史上最強夫婦だね!なんて言って笑っていました。
そして子供も次々に三人生まれ、絵に描いたような幸せな家庭。はたからは、そう見えていたと思います。
離婚の危機
夫の仕事は忙しく、子育ては、ほとんど私一人でしたといっても過言ではありません。
まだ20代だった私は毎日必死で子育てに追われていました。
当時は、自分の服も なかなか買いに行く時間もありませんでした。子供が生まれてからの夫は時間があれば子供の面倒をみてくれる、いい父親だったと思います。
ただ、子供のことで疲れている私は、彼に対して、言い方がきつくなってしまうことが度々ありました。
そんな時彼はものすごい勢いで激昂しました。もともと、自信家で熱い性格の上に自分を一番に考えくれないと不機嫌になってしまう一面が表れ始めました。
一度、家事のことで言い争いになり「偉そうな口、ききやがって!」と言って、顔を殴られたことがありました。
その時、私はまだ30代前半で、離婚をするなら、今かもしれない、と思いました。
暴力を振るう人間は、また繰り返すに違いないと思ったのと、好きすぎて結婚したために
100点から0点に、彼の評価が下がってしまったのです。
夫との今の関係
ところが、そんな矢先夫の転勤が決まり、なんとなく離婚の話はうやむやになり、20年近くが経ちました。
でも、その間は、嫌なこともありましたが、楽しいこともたくさんありました。
また、暴力はなかったものの、彼の横柄さは日増しに強くなっていったように思います。
そして、先日、久しぶりに喧嘩をした時に、理不尽な理由で夫からものすごい怒鳴られ方をしたのです。
あぁ、やっぱり、人は変わらないんだなぁと、改めて感じたのと同時に、どうしようもなく嫌気がさしてきて、夫の顔を見るのも、辛くなってきてしまいました。
夫婦生活で大切な事

体験者の考える結婚相手
戻れるなら20代の頃の私に言いたいです。穏やかな人は、物足りないかもしれないけど
そんな人との暮らしの方がきっとリラックスできて楽しいよ。って。
恋をするのと生活をするのは全然違います。また、子供が生まれたら二人だけの世界ではなくなってしまうので、人が一人増えただけで生活は、ガラッと変わってしまうものです。
勢いだけで決断してはいけない。お付き合いしている間に少しでもおかしいな?と、思ったら身を引く勇気を持った方がいいと思います。ゆくゆくは、自分のためです。
彼しかいない、という熱い気持ちで向き合っていると、きっと周りが見えなくなります。
客観的な判断ができなくなるということです。彼とだったら暮らしていけるかも。くらいの人の方が、生活をスタートさせてからいい面を、たくさん発見できるかもしれないですしね。
お付き合いしている時に70点くらいだった人が、結婚してから100点に近づいて行くっていうのが今となっては、夢です。
いそがず、周りと比べず、自分の信念と向き合って、生涯の伴侶を、見つけてほしいです。
夫婦喧嘩が多い原因
体験談を見ていて気付いた方もいるとは思いますが、今回の体験談は非常に考え方が偏っている事に気付いたと思います。
夫婦関係というものは、長く続けば続くほど、こういった相手の事を考えずに自分の意見ばかり優先する状況になってしまいます。
体験談で言うならば、子育てを始めるようになって家庭の環境というものが大きく変わりました。
そして旦那の仕事が忙しいというのもあり、子育てに協力的でない旦那に不満を持ったのが始まりです。
しかし、体験談にもある通り、仕事のない時には積極的に旦那は頑張っていたようです。
その上で、日ごろのストレスを旦那にぶつけてしまったのが、そもそもの夫婦の仲が悪くなったきっかけです。
確かにその後暴力を振るった旦那が100%悪いのですが、長い目で見た場合の夫婦の仲という点で見れば、奥さん側にも反省すべき点は多くあると思います。
もう一度言いますが、暴力を振るった方が100%悪いのですが、これはとどめに過ぎず、きっかけはあくまで奥さん側にあるのではないかと思います。
今回の体験談だけで話を進めると分かりにくくなりますので、一度夫婦喧嘩が多い家庭に話を戻します。
その多くの原因は、お互いのやっている事をちゃんと考えずに、自分の主張ばかりを尊重するという事です。
夫婦生活が長くなれば長くなるほど、人は自分の意見ばかりを尊重するようになります。
そうなってしまっては、どんなに小さな問題でも、解決する事は絶対にありません。
客観的に今回の体験談を見てもらったら分かると思いますが、旦那さんの方が絶対的に悪いとは言えない状況になっていると思います。
この過程で言うならば、旦那さんの仕事に余裕があったとしても、この奥さんは旦那さんに文句を言っていると思います。
そしてそれが引き金となって、夫婦不仲となっているに違いありません。
一度旦那さんの目線から物事を見てみるならば、仕事というのはある程度は都合をつけようがないしょうがないものとも言えます。
そんな状況の中でも、子育てはなるべく協力しようとしている行動が見て取れます。
そんな時に理不尽な事を言われるのは、旦那にとっても大きな夫婦不仲の原因となり得ます。
今回の体験談では、暴力というのが夫婦不仲の決定的になっていますが、その状況で嫁から言われる暴言も夫婦不仲の立派な原因となり得ます。
いろんな家庭がいて、夫婦不仲の原因も様々でしょうが、こういった原因が非常に多いのが現実です。
今回の体験談の様に、夫婦不仲の原因は、暴力という絶対的なものと、忙しいながらも頑張っていた旦那への暴言という間接的なものがありますが、少なくとも今回の体験談で言えば、最初の引き金は奥さんの暴言にあります。
夫婦生活というものは、それだけちょっとしたことで、DVにもつながる事態になりかねません。
そして、こんな状況を避ける為に一番大切なのは、やはりどんなに夫婦生活が習慣化していたとしても、相手の事も考えるという事です。
非常にありきたりな事を言っていますが、本当にこれが出来ていない家庭が多いのが現実です。
相手の状況、そして自分の状況をもう一度考えた上で、不満というものを考えるべきです。
冷静な目で体験談をご覧になった方には伝わったと思いますが、こんなくだらない事で離婚になるのはお互いに非常にもったいない事です。
今現在相手にどんな不満を持っていようとも、決して自分の状況ばかりを考えるのではなく、相手の状況というものも、もう一度考えてみてください。
それが必ずあなたの今後の生活にも良い影響を与えてくれるはずです。