20代以上の2人に1人が高血圧という時代の中で、50歳という年齢を節目に食事に気を使っていこうと考える人は多くなります。
しかし減塩食生活は決して簡単ではなく、長続きせず挫折する人がほとんどです。
特に50代以上の男性の場合には、これまで料理をほとんどしたことがないという人も多く、
続ける以前にどうやって作るのか?
この時点で挫折してしまう人が多く、減塩生活を続けられない大きな原因となっています。
また、食生活をはじめとした生活習慣を見直しても、
そこで今回の記事では、どうやったら減塩生活を無理なく続けられるのか?
減塩食生活で挫折することが多い理由などをひも解きながら、料理ができない人でも減塩食生活を続けていくための方法を解説していきます。
減塩は具体的にどうすればいいのか?
まずは具体的にどうやって減塩していくのか?
この部分について簡単に整理していきます。
高くなりすぎた血圧を下げるためには、食事に含まれる塩分・カリウム・マグネシウムなどの量を細かく計算していくことが重要です。
血圧を下げるための食事
高くなった血圧を改善するためには、1日の塩分摂取量を6g以下にすることが推奨されています。
自分で調理する場合には、
必要があります。
なおかつ
などを活用すると続けやすくなります。
また、減塩だけを意識するのではなく、
これらを意識して料理に取り入れることも重要になってきます。
単に減塩食と言っても、自分で調理する場合には意外と考えなければならないことが多いということは覚えておいた方がいいです。
血圧をあっという間に下げてくれる食べ物はない
高血圧を改善するための食事作りが、意外と大変だということが分かると、
こう考える人も多いと思います。
しかし現実的には、あっという間に血圧を下げるような食べ物など存在しません。
もしそんな食べ物があれば、もう高血圧で悩む必要がないのでうれしいですけどね。
減塩で血圧は下がるのか?
そもそも頑張って減塩生活を続けたとしても、本当に血圧が下がるのか?不安な人も多いと思います。
ネット上でも減塩によって血圧は下がらないといった声もあるようですが、ネットの口コミだけを信用するのも危険です。
ですので、ここでは減塩と血圧の関連性の高さを実感できる2つの事実を紹介しておきたいと思います。
無塩文化の国には高血圧がない
アフリカの一部など、世界には習慣的に塩を摂取しない国が存在します。
厳密にはミルクなどから塩分を摂取しているのですが、それでも1日1~3g程度の塩分量です。
そして驚くべきことに、こういった国では高血圧の人が存在せず、脳卒中になる人もいないというのです!
このような文化を見る限り、塩分と高血圧はやはり親密な関係にあると言えるでしょう。
イギリス政府の減塩政策で死亡率40%低下
イギリスでは、もともと国民1人当たり1日10g程度の塩分を摂取しており、今の日本と同程度の塩分摂取量でした。
そんな状況を改善するため、イギリス政府は塩分の過剰摂取の原因となっている食品を調査し始めました。
その調査の結果、塩分摂取の源となっているのはパンだと判明し、企業にパンの塩分を減らすよう働きかけたのです。
企業の反発などもありましたが、段階的に塩分を減らすことによって、国民に気付かれることなくパンの塩分を減らすことに成功しました。
そして驚くべきはその結果です。
なんどプロジェクト開始から8年間で心筋梗塞や脳卒中で亡くなる人が4割も減ったのです。
この結果からも、高血圧と塩分摂取量の関係性、そして高血圧を放置する恐ろしさも感じていただけたのではないかと思います。
減塩のコツや簡単にする方法は?
ここまで読んでいただいたことで、
を充分に理解していただけたかと思います。
それなら何か減塩するコツや、日常の中で簡単に減塩する方法がないのか?
身近なもので簡単に減塩できる可能性があるものを探っていきたいと思います。
ここではネット上にある減塩レシピの活用や、コンビニや外食で減塩することの可能性を深掘りしていきます。
ネットや本の減塩レシピを活用する
減塩料理のレシピは、ネットや本で多くの情報を手に入れることが可能です。
料理経験のある人ならば、このレシピから好きなものを選んでいけば、あなたが満足できる献立を作っていくことも可能です。
しかし減塩レシピを参考にして高血圧対策の食事を実践していくためには、以下のような問題点が存在するため注意が必要です。
簡単にまとめると、おいしくて塩分量の少ないレシピを集めるのは容易ではないということです。
料理に慣れている人ならばまだ可能性もあるでしょうが、普段料理をしない人には難しいでしょう。
コンビニの減塩食品を利用する
次に思いつくのが、身近で24時間利用できるコンビニです。
もしコンビニで減塩食生活を実現できるのならば、こんなに簡単なことはありません。
しかし結論から言うと、以下の理由により、コンビニで1日の塩分量を6gに抑えるというのは、非常に困難だと言えます。
コンビニの商品だけで1食2g以下にするのは、決して不可能というわけではありません。
しかし1食2g以下にするためには、現実的に1食の量をかなり制限しなければならないのが、コンビニ減塩の限界です。
- サンドイッチ:1.7g/1食
- おにぎり:0.8g×2/1食
これぐらいの量に抑えられるならば、コンビニでも1食2g以下にすることは可能です。
しかしコンビニだけで1日6g以内に収めるとなれば、食事量を毎食大幅に減らす必要があります。
減塩は長く続けていくことが重要ですので、無理に食事量を減らすような対応は避けるべきでしょう。
外食の減塩メニューを活用する
他に手軽な食事と言えば、外食という選択が思い浮かぶと思いますが、外食では以下のような問題点があげられます。
外食の場合にはどうしても塩分量が高くなってしまいますので、外食を利用するだけで減塩食生活を実践するのは不可能です。
みそ汁や漬物を残すなどの工夫をすれば塩分量を抑えることができますが、外食だけで減塩をするというのは現実的ではありません。
ただ1食だけ外食にしたぐらいならば、他の2食で1日の塩分量を調整することは充分可能です。
減塩できない理由
このように減塩生活を続けるというのは、思っていたより非常に難しいものだと言えます。
どの選択をするにしても、決して不可能だとは言えません。
ただ長期的に減塩食を続けていくには、非常に厳しい道のりだと言えます。
結果的にはこれら4つの選択をしている人は、ほとんどの人が減塩生活を断念してしまっているのが現実です。
減塩生活を続けていくうえで重要なポイントは、最初から長期的に続けられる無理のないやり方を考えることですので、無理のあるやり方は絶対にやめておきましょう。
高血圧の食事を簡単に済ませるには
このよう高血圧の食事は、自炊する場合でも、身近なコンビニやスーパー、外食を使ったとしても、簡単にできるものではありません。
継続的に無理なく続けるための唯一の方法は、宅配食を利用することです。
実際に40代という年齢で減塩食を実践している私自身も、宅配食以外では減塩生活を続けることは無理だと実感しています。
私の場合には、朝ごはんは抜いて昼に減塩の宅配食。
夜は妻が普通に作ってくれたご飯を、塩分量を気にしながら食べすぎないようにしているだけです。
計算上夜は4gまで摂取できますので、ストレスを感じることなく減塩食生活を続けられています。
宅配食を頼む前は不安もありましたが、今となっては確実にこれが一番楽な方法だと確信しています。
高血圧の食事におすすめの宅配食
私はお試しなどを利用しながら、様々な減塩宅配食を利用してきました。
各社本当に特徴が様々で、こればかりはあなた自身が宅食に何を求めるか?
これで最適な宅配食は変わってくると思います。
できれば私と同じように、お試しを活用しながら味とコスト最適なものを探すのが効率の良いやり方だと思います。
それでも私の経験が少しでも役立つよう、私の経験上おすすめできる宅食を記載しておきます。
塩分量が少ない宅配弁当1位:健康うちごはん
塩分量で比較すると、健康うちごはんが1.7g以下と圧倒的に少なくなっています。
- 1食の塩分量を少なくして手軽に減塩生活を始めたい
- 高血圧などできるだけ塩分量を減らしたい人
おいしい減塩宅配弁当1位:三ツ星ファーム
おいしい減塩宅配弁当の1位は三ツ星ファームです。
SNSなどでも三ツ星ファームのお弁当のおいしさに驚く声が多く見受けられ、最近はテレビでも話題になっています。
味だけでなく栄養バランスにも気を配られているのも大きなポイントです。
安さ重視の減塩宅配弁当1位:ワタミの宅食ダイレクト
1食あたりの価格、コスパを重視する人にはワタミの宅食ダイレクトがおすすめです。
他を圧倒するほどの価格差ですので、1食あたりの費用を重視したい人はワタミの宅食ダイレクト一択と言えます。
カロリー重視の減塩宅配弁当1位:健康うちごはん
塩分量だけでなくカロリーも気にしている人には、健康うちごはんが1番おすすめです。
糖質も抑えた減塩宅配弁当1位:ウェルネスダイニング
ウェルネスダイニングのお弁当は、塩分量が2gに抑えられているだけでなく、糖質も15gとかなり少ない量になっています。
糖質も塩分量も抑えながら、なおかつおいしさも重視したい人はウェルネスダイニングを選ぶといいでしょう。
添加物の少ない減塩宅配弁当1位:ママの休食
添加物の少ない減塩宅配弁当1位はママの休食です。
ママの休食は添加物による味付けなどは一切されておらず、プレママや育児ママでも安心して食べることができます。
それだけでなくプレママや育児ママに必要な栄養素もふんだんに入っており、ママの生活をサポートしてくれます。
プレママや育児ママへのプレゼントとしても喜ばれるお弁当です。