すぐ泣いてしまう心理を理解し4つのポイントで克服する

今回紹介するのは、ちょっとした事で泣いてしまう自分に悩んでいる方に参考になる、泣いてしまう心理についてです。

すぐ泣いてしまう
すぐ泣いてしまう

人間というものは、非常に複雑にできていますから、自分がなぜそんな行動をとるのか分からない事は多々あります。

そんな行動の中でも、ちょっとしたことですぐ泣いてしまう自分に悩んでいる方は意外に多いようです。

そんなすぐに泣いてしまうという行動ですが、その自分の心理というものをちゃんと考えれば、意外と簡単に克服出来たりします。

今回は、そんな方たちに参考になるように、すぐ泣いてしまう心理について紹介していきたいと思います。

まずは、みなさんと同じようにちょっとしたことですぐ泣いてしまうという悩みを持った方の体験談をご覧いただき、この話を基に心理を紹介していきたいと思います。

体験談も第三者的な立場から見る事によって学べる事も見えてきますので、しっかりご覧ください。それではさっそく体験談の方からご覧ください。

すぐ泣いてしまう体験談

泣いてしまうことによる夫とのすれ違い

私は主人と二人暮らしです。
先日、お茶を沸かそうとやかんに水を入れて火にかけました。

沸騰するまでには時間がかかるので、その間キッチンで他の作業をしていましたが、隣の部屋に用事があったのを思い出したので移動してまた作業をしていました。

このとき、私の頭の中にやかんのことは完全に消えていました。しばらくしてようやくやかんのことを思い出し、急いでキッチンに戻ると、主人が火を消してくれていたところでした。

「その場を離れるんだったら、僕に伝えるなり、タイマーをかけておくなりしないとだめじゃないの」そう主人に言われてしまいました。

主人に言われたことよりも、自分の不注意でこうなってしまったことに腹が立ち、同時に悲しくなってしまい私は泣いてしまいました。

主人は「泣いたってどうしようもないんだから、次から気をつければいいよ。だから泣かないでよ。泣かれるとどうしたらいいかわからない」と言いますが、わかってはいるのに勝手に泣けてしまう、そんな自分にますます嫌気がさし、涙は止まりません。

目の前で泣かれてしまったら、こちらに困らせるつもりはなくても、やはり主人の立場になってみればいい気分にはならないでしょう。

結局、次回から気をつけるということを伝えて、何とか泣き止んだのですが、こういうことが何回かあると、やはり主人の前で泣いてしまうのは困らせてしまうし、よくないのでは…と思うようになりました。

とはいえ、勝手に涙が出できてしまうので、泣いているときは正直放って置いてくれたらいいのにという思いもありました。

泣いてしまう心理を考える

夫婦になり、これからずっと一緒に暮らしていくわけですから、できれば揉め事もなく仲良く暮らしていくのが理想です。

泣いたときに、私は何度も「勝手に泣いているだけだから気にしないで」と言いましたが、主人はどうしても気にしてしまうようでした。

なので、やはり泣かないで済むようにすることが一番の解決策だと思い、泣かないようにするにはどうしたらいいかを考えることにしました。

まずは泣いてしまう原因となるものを取り除くことです。

先ほどの話でいうと、やかんを火にかけたまま忘れてしまったということが原因ですが、これには主人の言うように、タイマーをかけるなどの対策をいくらでもとれるはずです。

ただ単に次は気をつけようと思うだけでは、同じことの繰り返しになってしまいます。
具体的な対策を考えて実効することで、ミスは減っていくと思います。

とはいえ、気をつけていてもどうしても失敗してしまうことがあるかと思いますが、そうなってしまったら「次はこういうふうに気をつけよう」と前向きに考えてそれ以外のことは考えないようにすることで、泣くのを防ぐことができるでしょう。

また、泣きそうになったときに、もしここで泣いてしまったらどうなるかなと一回考えてみるのも効果があります。

例えば相手がどういう反応をするか、どう思うのかを客観的に考えてみることで、冷静になれるのでスーッと涙が引いていくこともあります。

すぐ泣いてしまう人の心理とは?

体験談から見えてくる心理

体験談をご覧になって、共感できる部分もあれば、第三者的立場からみる新しい発見などもあったのではないでしょうか?

体験談をご覧になって、自分の方が深刻!こんな簡単に解決できない!と思った方もいるかもしれませんが、根本的な問題と言うのは、これぐらい簡単に解決出来てしまうものではあると思います。

あとはこの問題を、自分の中で大きくしてしまうか、その程度と割り切って考えるのかが、今後の問題の解決に大きく影響してきます。

体験談にあるように、感情が高ぶる要因としては、自分への怒りや悲しみなど複雑な感情がありますが、まずはなぜそうなってしまうのかに違和感を持つことが大切です。

体験談で一番大きいのは、周りの人(体験談では夫)の気持ちを考えた事です。夫の事を考え始めたことによって、自分の事を客観的に見つめる事が出来始めました。

これは非常に大事な事で、すぐ泣いてしまうという状況は、自分の中での感情が自分の力で大きくなっていきます。

要は、自分の心の中で問題がどんどん大きくなり、自分ひとりで問題を大きくしてしまっているのです。

一般的に見れば、そんなに大した問題でもないのに、あなた自身の責任感の強さや、良い意味でのプライドの高さが問題をどんどん大きくしてしまいます。

体験談で言うならば、ミスをしてしまった自分が許せないという感情が一番大きいと思います。

そしてさっきも言いましたが、この感情はあなたの責任感の強さからくるものです。失敗する事=ダメな事という考えですね。

これは、良い方向に向ければ決して悪い事ではありません。ただその失敗したくないという深層心理を良い方向に向ければいいだけなのです。

失敗したくないという自分がいるという事が認められたなら、どうすれば失敗しないのかという事をちゃんと考えなければなりません。

そう考えれば、失敗した時には今後更に失敗しない自分になるためのチャンスです。ちょっとした問題が起きたその時に、自分を責めるよりもなんでこんなことが起こったか、次はどうすればミスしないかを考える非常に貴重な経験になるはずです。

体験者も言っている通り、失敗した時に「次はこういうふうに気を付けよう」と、考える事は大切なことなのです。

そんな簡単には!と思うかもしれませんが、意外とそう考えてしまえば、泣いてしまう感情と言うのは抑えられてしまうものなのです。

仮にすぐには無理でもそうやり続けていれば、自分の中に変化は生まれてくるはずです。

ちょっとでも変化が現れたら、その後は劇的に考え方が変わっていくので、是非一度実践してみてください。

すぐ泣いてしまう心理のまとめ

これまでの事をまとめると、以下の4つが大切なポイントになります。

・泣いてしまうという事についての周りへの影響を考える
・失敗した事を悔やむのではなく、何故失敗したかを考える
・失敗する事を、自分の事を考えるチャンスだと思う
・次に繋がる考え方をする

以上の4つを考えれば、すぐ泣いてしまうあなたの状況はきっと変わっていくはずです。

今は難しく感じるかもしれませんが、考え方は必ず変えられます。自分を信じて、変わっていく自分を目指して頑張ってください。