厳しい上司と接する場合に絶対に考えなければならない事

今回紹介するのは、職場にいる厳しい上司と接する場合に、あなたが絶対に考えなければならないことについてです。

どんな職場でも厳しい上司は存在すると思いますが、ひとくちに厳しい上司と言っても、いろんなタイプが存在します。

中には厳しい上司に毎日の様に怒られて、ボロボロになりながら仕事を頑張っている人もいると思います。

そんな中で、相手の事・自分の仕事の事・周りの人の事などいろんなことを考えて仕事をしていると思います。

厳しい上司から逃れるのは、そう難しい事ではありません。避けるのも可能ですし、逃げられない状況でも、相手の話を真に受けなければ良いだけです。

最悪は職場を辞めてしまうというのも選択肢のひとつになるかと思います。

しかし、厳しい上司と接する場合に、必ず考えておかなければならない事があり、この事をしっかりと考えなければ、あなたの今後の人生においても、すごくマイナスになる可能性があります。

あなたが今苦しんでいることが決して無駄にならないように、今回はそんな厳しい上司と接する場合に考えなければならない事を紹介していきます。

まずは、同じような事で悩んでいた体験談をご覧いただき、その後絶対に考えておきたい非常に大切な事を紹介していきます。

体験談の方も、非常に参考になる部分などありますので、必ずご覧ください。

厳しい上司に悩まされた体験談

絶対的存在の上司

私が入社した時に指導者として大変お世話になっている上司がいます。

とても面倒見の良い上司で、明るくてハキハキしており、頼りになる部分が多いですが、その一方で、自分のやり方を一方的に押し付けてくるところや「私のやり方でやって」と
少しでも先輩のやり方を変えてしまうと、血相を変えて怒ってしまうところがあります。

職場でもその先輩が絶対的存在となっており、上司でさえもその先輩の言う事を聞いている感じです。

先輩が全てという職場の雰囲気がヒシヒシと感じるようにあり、段々と居心地が悪いなと感じるようになってしまいました。

先輩は私の事を常に監視してる様子で、業務に慣れてきた今でも「この方がいいよ」「私だったらこうするな」「私のやり方の方が絶対に良い」とあれこれうるさく言ってきます。

まだまだ一人前とは言えないが、それなりに仕事には慣れてきていると思っていますし、先輩の力ばかりに頼らないで自分の力で仕事をやりきりたい気持ちがあるので、正直先輩に邪魔されてる感じがしてしまい、やる気を奪われてしまいます。

私の指導者という事で、常に面倒を見ないといけない、私がいないと何もできないと思っている様子が伝わってきて、気が付くと私の事をずっと見ています。

たまに他の同僚と雑談をしたり、分からないところをお互いに教えあっている姿を見ると
その先輩が飛んできて「雑談するなら私も一緒に」「分からないところは全部私を通して」と、とにかく先輩の耳に全て情報を入れなくてはいけない雰囲気です。

その先輩は無理をしてしまう傾向があり、何でも1人で抱えてしまう傾向があります。

指導者としては頼りになりますし、教えてくれたことには感謝をしていますが、何でもかんでも知りたがるところや、自分が全てを知っていなくてはいけないという強迫観念なところを直して欲しいと思います。

厳しい上司への対応を考える

他の同僚もそういった先輩の行動が気になっていましたので、先輩の同期の方と会う機会があり思い切って先輩の事を相談してしてみました。

そうしたら、先輩は入社したときから研修のグループリーダーに立候補したりして、積極的な人だけど、1人で何でもやってしまうから結局ボロボロになってしまう事も多かったこと。

同期との会話に常に耳を傾けていて、常に人を観察してるような様子が怖いなって思うことがあったと、悩んでいたのは私だけではないと思って、気持ちが楽になりました。

対処法は、その先輩とあまり深入りしないようにすること、気にしないようにすることが一番とアドバイスされました。

優しくするからつい構ってあげたくなってしまうと思うので、「この仕事は大丈夫です、もし何かあったら聞きに行くのでその時はよろしくお願いします」というように、頼りにしてますよという事を伝えて、露骨に先輩に嫌悪感を感じさせないようにしました。

それから、「何かあったら聞きに行きますので、ひとまず私に任せてください」と言えるようになってから先輩の行動が少しずつ変わりました。

監視したり、常に目を見張るようなことが減っていきました。

ちゃんと伝えれば分かってくれる人だと分かり、先輩にちゃんと伝えられなかった自分にも原因があって、お互いにコミュニケーションの取り方が上手くやれば、いい関係になれると感じました。

厳しい上司と接するときに考えるべき事

体験者が今考える対処法

今だったら、「この仕事は先輩に教えてもらった通りに自分でやってみたいんです。先輩のようになりたいし、早く一人前になりたいと思います」

「もし分からない事があったら先輩に聞きにいきますので、そのときにはまたご指導をよろしくお願いします」と言えたら、もっと早い段階で、先輩とのコミュニケーションについて改善することが出来たと考えます。

先輩も悪気があって私に対してあれこれ言ってるわけではない、先輩の言う事は実際に正しいし、学ぶことがたくさんある。

だからこそ、先輩の教えを忠実に守って仕事を完璧にすることで、先輩に安心させてあげることに重点を置いて仕事を出来るようにすることに力を入れると思います。

先輩のことを立てて、先輩に安心して仕事をしてもらえるように、後輩の自分がうまく働きかけるようにすること。

あるいは、先輩がいっぱいいっぱいにならないように、自分が手伝いたいという気持ちを先輩にしっかり伝えて先輩を頼りにしてるから助けてあげたいんですという気持ちを伝えて仕事を進められるように考えられるようになりました。

厳しい上司がいる状況で大切な事

冒頭にも申し上げた通り、厳しい上司にもいろいろなタイプが存在します。

あなたが絶対的にやらなければならない事は、その上司のタイプを見極める事です。

これはその上司との関係を保つためにではなく、あなた自身の今後の為に、厳しい上司のタイプを見極める事が絶対的に必要になります。

例えば、あなたが相手の意図や厳しい意味を考えずに、その上司から離れていってしまったとしたら、次の部署や次の会社に行っても、同じことの繰り返しになります。

体験談の話などは、その典型的なもので、少し話し方や考え方、そして接し方を変えただけで、だいぶ仕事がしやすくなり、見えていなかったものまで見えるようになっています。

この事は、厳しい上司のおかげかどうかを置いておいたとしても、体験者の成長以外何でもありません。

ただただ優しい上司もいるでしょうし、あまり話さない上司もいると思います。

そういった場合には、自分のペースで仕事が出来て、そして少しづつ自分のやり方というものを覚えていくことになります。

それが決して悪いわけでもありませんし、厳しい上司の方が良いというわけでもありません。

ただ、厳しい上司の時には、いろんなことを考えて仕事をしているはずです。

厳しいと言うだけでも、いろんなことを考えて仕事をしているという事自体があなたの成長になってきます。

さらには、厳しい先輩のタイプをしっかり見極めるという事が、相手がどんな人間なのか、ただの嫌がらせなのか、自分の成長を願っての事なのか、そういった事を見極める事も、人を見る目を成長させられていることになります。

社会に出て一番大切な事は、人を見る目だと言っても過言ではありません。

これが出来るようになれば、仕事を一緒にする相手によって自分の仕事を的確に変えていくことができます。

そして体験談の様に、あたなだけでなく、厳しい上司にも変化がみられるようになります。厳しい上司に変化がみられるという事は、あなたが成長した何よりの証になるはずです。

厳しい上司が居る職場と言うものは、口で言うほど簡単に済む問題ではありませんが、相手の意図や気持ちを知る事によって、全く違った職場に見えてくることもあります。

こんな時ほど人が急成長できることはないんじゃないかというぐらい、人として成長できるチャンスにもなります。

ただただ厳しい上司を避けていくのではなく、相手を見極めて、そして自分が成長する事で、その上司さえも変えてしまえるぐらいの成長を目指してください。