今回紹介するのは、近所付き合いのトラブルを回避するために大切な事についてです。
近所付き合いは、仲よくしていてもあるきっかけで急にトラブルに発展する事もよくあります。
そんなご近所トラブルに巻き込まれると、持ち家の場合には悲惨な毎日を送ることになってしまいます。
ご近所という事で、簡単に付き合いを止める事も出来ませんし、対処法というのはなかなか難しいと思います。
そんな近所付き合いにおいて、トラブルに巻き込まれないために一番大切な事を紹介していきます。
この事をしっかりと意識していれば、トラブルに巻き込まれることもなく平穏な日々を送れるようになるはずです。
まずは、同じような悩みを持った方の体験談をご覧いただき、その後ご近所付き合いにおいて大切な事を紹介していきたいと思います。
体験談の方も、第三者的な目線から見る事によって新しい発見などあると思いますので、必ずご覧ください。
ご近所付き合いのトラブル回避の体験談
トラブルメーカーとの出会い
私たちは結婚して五年目にようやく息子を授かり、同時期に夫が脱サラをして自営業を始めました。
退職金を頭金にして手に入れたマイホームは私がずっと住みたいと憧れていた新興住宅地の小さなマンションでした。
夫の職場にも私の実家にもアクセスが良く、何より静かで落ち着いたエリアで校区内の学校の評判も良いのが決め手でした。
新築の分譲マンションで、お隣は私たちが住み始めてからも未入居でしたが、半年程前についに家族で越して来ました。
ご夫婦で菓子折りを持ち挨拶に来られた時には、普通に感じの良い明るい奥さんだなあ、としか思わなかったのですが、早速翌日から私を悩ませる事になったのです。
翌日まだ午前中のうちにドアベルが鳴り何事かと思ったら、他県から来たのでこの辺りの事が全くわからないから色々教えて欲しいとの事で、手にはお皿にのったチーズケーキが二つ、フォークが添えられています。
つまりは我が家で今からお茶しましょう、という意味です。
息子は学校だし私1人なのですが、問題は朝の用意でひっくり返ったままのキッチンとリビングです。
ケーキを手に持たせたまま外で待たせるのも悪いと思い、渋々ながら招き入れたのですが、これが大失敗でした。
この日は私が友人とランチの約束があったので一時間くらいご近所情報を話して解散しましたが、また翌日の同じ時間にドアベルです。
さすがに連日は、と断る理由を考えましたがとっさには思い付かず、またお茶タイムになってしまいました。
彼女はとにかく友達になりましょう!子供達を明日映画に連れていきましょう、息子の習い事の見学に行きたい、など勝手にどんどん私たちを絡めて予定を作ろうとするのです。
悪い人ではないのですが、あまりにも強引なので油断すると全て彼女のペースに巻き込まれてしまう恐れがあります。
いくつかの約束はしたものの、べったりした御近所付き合いはしたくないので困り果ててしまいました。
距離感を置くための対処法
夫に相談したところ、試しに翌日は息子を送り出したらそのまま外出してみたら?と言われて外出し、息子が学校から帰る少し前に帰宅したところ、早速のドアベルで、どこに行っていたのか根掘り葉掘り聞かれました。
小さなマンションだし辺りも静かなので鍵を開ける音が聞こえるにしても、なんだかストーカーされているようで気持ちが悪くなってしまいました。
これから長い付き合いになるので、出来れば穏やかな付き合いをしたいし、問題は起こしたくないのですが、明日の午前中もドアベルがなるのかと思うとノイローゼになりそうです。
そして夫と話し合った結果出した答えは、彼女は引越ししたばかりで友達もおらず寂しいのだろう、しばらくしたら友達も出来て落ち着くだろうから、それまでは夫が午後から仕事に行くか、家で仕事をするようにする、と言う作戦でした。
自営で自由が効くので助かりました。
翌日もまたお茶菓子を抱えた彼女がやってきましたが、夫がしばらく自宅で仕事をするようになったのでゴメンね、と断ると不服そうな顔ながら帰ってくれました。
その後、夫の予想が当たった感じで、彼女が午前中にやって来る事はなくなりましたが、頻繁にLINEが来るのは変わらず。
時々は一緒に買い物に出かけたりしますが、夫の在宅を理由に半分以上断われるようになりました。
御近所の噂では一階下の部屋の奥さんが新たなお茶タイムのターゲットになっているようですが、とにかく自分の平穏な時間を取り戻せた今はホッとしています。
近所付き合いで大切な事
この体験談の解決法は、自営業の旦那にうまく間に入ってもらうと言う特別な解決法でしたが、一番大事なのは相手との距離感という点ですね。
この体験談に出てきたお隣さんは悪い人ではないのでしょうが、こういうちょっと変わった人と深く関わってしまうと、ご近所付き合いではトラブルに巻き込まれやすくなります。
ご近所付き合いというものは、良い意味でも悪い意味でも距離感は大事になりますので、よっぽど深く関わっていない限りは少しの距離は必要になります。
すでに深く関わっている人でも、相手に悪い印象を与えずに距離感を広げる方法を考えてみるといいのではないでしょうか。
また距離感を持つのが難しい状況の人は、第三者を巻き込んで(旦那でも他のご近所さんでも)関係を持つことで自然と相手との状況も変わってきますので、どんどん他の人と話をしてみるのも大事です。
1対1という状況は、トラブルになった時にも問題が悪化しやすい傾向にありますので、3人以上の関係というものを基本として、程よい距離感を持って付き合っていくのが近所付き合いで大切な事です。
簡単に距離感と言っても、難しく感じる方も多いかもしれませんが、上記の事を参考にして付き合って行けば、相手の行動範囲も増えていき、縛られることも少なくなっていくと思います。
ご近所トラブルで悩んでいる方は是非参考にしてみてください。